« 2010年7月 | トップページ | 2010年9月 »

2010年8月

2010年8月31日 (火)

北アルプス縦走・1週間

あまりにも山にばかり行っていた8月。
なんと計23日間。東京にいたのは1週間程度でした。
というのも、以下のような長旅などを行っていたから。

この山旅はあまりにも長く、
しかも適当に写真を撮っていただけで900枚近くなってしまいましたが、
バッサリと切り捨てて、ごく簡単にご紹介します。
詳しくは来年の夏に発売される某・山雑誌を。

Img_0737
北アルプスを歩き続ける6泊7日。
初日は雷鳥沢にテントを張り、翌日のハイライトは立山・雄山。

Img_0777
2泊目は五色ヶ原。

Img_0809
今回のメンツ。
右から某・雑誌編集長、
プライベートで参加したライター仲間の村石くん、
カメラマンながら同じくプライベート参加のかさねちゃん、
モデル的参加の某・山小屋で働くマイマイ、
カメラマンの岡野さん、
ザ・ノース・フェイス、プレスの小澤さん。
で、僕が入って7人のメンバーでした。

Img_0840
天気は全面的に晴れ。最後の2日だけ、少し曇った程度でした。

Img_0859
ゆるやかな起伏を行くコースでしたが、こんな岩も。

Img_0862
3泊目はスゴ乗越のキャンプ地。
同じようなコースを歩いていたアメリカ人のエディも会話に参加。

Img_0865

Img_0928
心理的に中間地点となる薬師岳。カールが見事です。

Img_0973

Img_1002
4泊目の薬師峠のキャンプ地。
ここから編集長は山を降り、残りの6人で後半戦へ突入。

Img_1066
「太郎山」の山頂に立つ、
ライター村石太郎と高橋庄太郎の「W太郎」。
村石くんと僕は同じ歳で、偶然にも
生まれた時間もたった7時間くらいしか違わないのでした。

村石くんはホーボージュンさんとの共著「山岳装備大全」を
7月に刊行しており、山道具好きにはたまらない内容になっております。
いやホント、僕のような同業者にも非常に参考になるんですよ。

Img_1234
5泊目のキャンプ地の三俣山荘近くから見る槍ヶ岳。
山頂から左に延びるのが伝説の「北鎌尾根」。
この「1週間縦走」が終わってすぐに、この「北鎌尾根」に行き、
じつはついさっき、帰ってきたばかりなのでした。
その北鎌尾根についても、後ほどアップする予定です。

Img_1295

Img_1309
今回の最終目標は笠ヶ岳。まだまだ遠い‥‥

Img_1342
僕らの通ってきた道を中心に、数日の間、
長野県警のヘリコプターがなにやら上空から捜索中。
みんなでなにか事故があったのだろうと噂していました。

実際、帰宅してから調べてみると、
僕たちが歩いていたあたりから道をはずれて遭難したおばあさんがおり、
なんと16日ぶりに発見されて生還したというニュースが。
先日、僕が「山と渓谷」で紹介した廃道・伊藤新道の脇で見つかったそうです。
たまたま通りかかった人に発見されたらしいのですが、
この道はほとんど歩く人がいない、そもそも歩けない道だから、奇跡的なこと。

Img_1361
進行方向に積乱雲がいくつも並び、天候の悪化もありえた6日目。
割り切ってあまり先に進まず、双六小屋のキャンプ地へ。
午前中からビールを飲んで、ウダウダ。もしくは昼寝。

Img_1405
最終日はヘッドライトを使い、早朝から行動。
しかし日が昇ると、白いガスが。

Img_1476
で、なんとか笠ヶ岳の頂上に。

面白い話はいくらでもあるのだけど、
これは雑誌の取材なので、ここでは書けないのが苦しいところ。
ともあれ、来年の雑誌で。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2010年8月26日 (木)

北上川と野田知佑さん

東北での夏山合宿取材の帰り、仙台の実家に寄り、翌日は北上川へ。
「ビーパル」で『新日本の川を旅する』を連載している
アウトドア界のレジェンド、野田知佑さんの北上川取材のお手伝いのためでした。
僕の父方のルーツは北上川にあり、
代々、北上川のほとりで農業を営んできたのであります。
そんな旧家の裏の土手を上がると、下のような状態。
Img_0659
いまや川岸には気が生い茂り、ほとんど川面が見えません。
昔は小石で覆われた川原だったらしいのですが、
いまやトロりと流れるだけの巨大用水路のようです。
じつはここ、正確にいえば「旧北上川」。
数十年前の河川改修によって、今の本流は別の方向へ流れています。

Img_0651
左が野田さん。北上川でいかだを自作し、
子どもたちを乗せて川下りをしている方に話を聞いています。
その隣の中央は、なんと僕の親父。
この地で育った父に、北上川と縁の深い人を数人紹介してもらい、
通訳を兼ねて同行してもらったのでした。
「通訳」というのは、田舎の方言となまりがすごくて、
現地で育った人でないと、なにを話しているかよくわからないから。
仙台育ちの僕にはまるで外国語のように思えることがあり、
いっしょに話を聞きながら
「このあたりの言葉と英語だったら、どっちのほうが理解できるだろうか?」
などと考えておりました。

僕が以前、カナダのユーコン川をひとりカヤックで下ろうとしていたとき、
現地で「どこまで下るんだ~」と声をかけてくれたのが野田さんで、
それ以来、「高橋~、仕事はあるか? メシは食えているか?」などと
なにかと気にかけていただいています。ありがたいことです。
今回は少しでも野田さんの力になれればと思いましたが、
実際に活躍したのは、ほとんど僕の親父。
お父さん、ありがとう。感謝しております。



| | コメント (2) | トラックバック (0)

2010年8月17日 (火)

高校山岳部・夏山合宿取材

Mg_0571

ひさしぶりの東北の山。
今回は自分で考えたコースではなく、「同行」取材を行いました。
僕は仙台二高出身ですが、当時の山岳部顧問だった伊藤朋幸先生が
現在、同じように山岳部顧問を務めている学校があり、
その高校の山岳部の夏山合宿にお邪魔したのです。

しかし、初日は台風が直撃。
Img_0469_2
小降りになったと思っても、こんな感じで、
生徒たちは雨水を使って鍋を洗ってました。
この日の宿泊は、テント泊の予定。
だけど無人小屋に逃げ込みました。

Img_0473
女子だらけ。
というのも、この高校は3年前までは女子高で、
この合宿に参加した生徒も、女子9名、男子2名なのでした。
ちなみにこの高校、僕の出身校とは広瀬川という川を挟んで対岸にあり、
(校舎自体は見えないけれど)
以前は対になる男子高・女子高として、妙に気になる存在でした。
そういえば、友達はこの学校の生徒と付き合っていたな。
しかも二股かけていたりして。

さて、2日目はそこそこの好天。Mg_0505
台風一過で快晴かと思いきや、そこまではいきませんでした。

Img_0581
登山口から一気に頂上付近へ。

Mg_0536

 

この日の宿泊は、いかにも東北らしい立派な避難小屋。
Img_0613
女生徒はそろいの青いTシャツ、パンツはジャージです。

ほんのりと夕焼け。
Img_0626
だけど、この後には雨が降り始め、さらに強風が。
天気図を見ると、日本列島の周りには低気圧ばかり。
さて、予定通りに合宿は完了するのでしょうか?

という感じの同行取材。
ああ、高校時代が懐かしい。

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2010年8月12日 (木)

「ピークス9月号」発売

これから数時間後の朝には、東北の山に登るために盛岡に向けて出発予定。
しかし、その前に気づきました。
今月の「ピークス」は発売日が早く、今日12日なんだと。

というわけで、「ピークス9月号」です。
08111127_4c620a966d2dc
今回は「ロングトレイル」の大特集で、
僕が担当しているのは冒頭の「北アルプス・読売新道」10ページ。
なんと1日の行動時間が15時間にもなる日がある5泊6日コースです。
コースの面白さとか、景色のよさ以前に、
どうやったらこの超ロングコースを無事に歩きとおせるかという
「計画→シミュレーション→実行」に主眼を置いた原稿になってます。

ちなみにこのときは15時間で済みましたが、
僕の一日の行動時間の最長記録は21時間。
同行者にトラブルが続出し、それをサポートするために
やむなく夜中の1時まで黒部峡谷の山中を歩いたことがあります。
自分自身の体にはとくに問題はなく、
このときの夜間行動はそれほど危険ではないと判断できたので
むしろ逆に面白くなってしまい、
今後のためにもよい経験になりました。

他に書いたのはレギュラーの「マウンテンギアラボラトリーズ」の”ヘッドライト”7ページ、
「大型バックパック特集」の私物バックパックの紹介を1ページ、
連載の「岳」では屋久島の宮之浦岳1について1ページ、計19ページです。

そういえば、「読売新道」ルポは昨年の取材で、このときの写真は、
3月に発行した僕の本『トレッキング実践学』でも大々的に使っています。
雑誌のルポよりも先に、本のほうでネタにしちゃっているワケです。
僕の本をお持ちの方がいらっしゃれば、
表紙の写真含め、さまざまな部分でイメージカットとして使われているのがわかり、
けっこう面白いと思いますよ。

この号には、ライター仲間の麻生弘毅くんが書いた「羅臼岳」のルポもあります。
僕も同行したのですが、正直にいうとかなりヤバい話(山中焼肉)の話が書いてあり、
反省しなければならない山行になっております。
かなりうかつだったのですが、絶対に真似してはいけませんよ。

| | コメント (7) | トラックバック (0)

2010年8月11日 (水)

知床と南・北のアルプス、「ビーパル9月号」

あまりに外出が多く、それも山ばかりの8月。
東京にいる時間がほとんどありません。
今年は例年にも増して雑誌の取材が多く、
自分ひとりでの山歩きがあまりできていません。
自分自身の力を試し、実力を向上させるため、
ときどき行っている計算ずくの「無茶」ができないのが
いくぶん寂しいところかも。
仕事でも同じくらい面白いのだけど。

ともあれ、順を追って、ごく簡単に最近の山行紹介です。
詳しくは、いずれ雑誌で。

まずは7月後半の知床。
不鮮明な踏み跡しかないルートを使い、
知床半島の先端に近い知床岳、そして日本最北東端の知床岬を目指しました。

R0015825
踏み跡を見失うと、背丈以上の笹やイタドリのなかをヤブこぎ。
こんなことが頻繁にあり、もう大変。

R0015839
滑る、崩れる、で、かなり危険な崖のヘリを進み、知床半島の稜線を目指します。
ヒグマに出会わないように、常に「オーイ」などという声を出しながら。

R0015852
なんとか稜線部の知床沼まで出たものの、ガスで真っ白。
風も強く、かなり厳しい状況でした。

Img_0106
その後、稜線を下り、海岸線から岬を目指します。
こんな高台を歩く時間はあまりなく‥‥

Img_0059
基本的には、こんなゴロタ石の上を歩いていくのです。
足元が不安定で、山歩きでは感じないほどの疲労感が。

R0015871
こんなエゾシカの骨や角がゴロゴロ。
途中から飽きてしまいました。

Img_0092_2
ヒグマは当然いらっしゃるので、追っ払ってから前方へ。

と、こんな感じ。
知床岳はあまりに条件が悪いので諦めましたが、岬への往復は完了しました。
詳しいことは来年、某・山雑誌へ掲載される予定です。

次に、8月初旬の南アルプス。
あまり天気がよくなかったので、写真もイマイチ。
カメラもほぼしまいこんでいたので、軽い紹介にとどめます。
でも本来、今回のルートは南アルプス屈指の美しいところなんです。

付録用にわずかながらDVDのための映像も撮っています。

Img_0204
稜線から見た谷。

Img_0228
で、こちらはテントを張った場所から見た荒川岳。

Img_0225
同行したカメラマンさん。
僕の山歩きルポは、「ソロ形式」を見せることが多いので、共同装備はなく、
必然的にカメラマンにもすべて個人装備で歩いてもらいます。
だからテントから食事まで、お互い違うものに。
しかし、三脚を物干しに使うとは、カメラマンならではのテクですね。

知床も南アルプスも、僕の写真のモデルは加戸カメラマンでした。
このルポも、来年の某・山雑誌に掲載の予定。

さらに、南アルプス下山の翌日に向かった北アルプス。
すでに詳細を公表してもよいとのことなので、具体的な雑誌名なども書いちゃうと、
この取材は9月に発売される「モノマガジン」のキャンプ特集の「山」編。
「燕岳~餓鬼岳」の縦走です。
このところシリーズ化している「モノマガ登山部」としての
初めての本格的テント泊山行でした。

Img_0333
キャンプ場から見た、日暮れの燕岳。

Img_0337
人気の場所なので、平日なのにキャンプサイトはテントだらけです。

Img_0393
Img_0408
こんな感じで縦走していきました。

じつはこのコース、北アルプスのなかで僕に残されていた
まだ歩いたことがない憧れルート。
燕岳からはほとんどの人が表銀座コースから槍ヶ岳、
もしくは大天井~常念岳に向かうために
餓鬼岳に行く人はほとんどいないのですね。
しかし、けっこうハードだけど、これは本当にすばらしい登山道!
北アルプスでは5本の指に入るほど、お勧めできるコースですよ。
もっと早いうちに歩いておけばよかったと思いました。

最後に「ビーパル9月号」。
61q0solhwl_sl500_aa300_
今回は僕が原稿を書いたわけではなく、アンケートに回答したものを
別のライターさんが原稿化してくれました。
僕の愛車ジムニーが登場します。
ものすごく小さい扱いですが、まあ一応。

明日からは3泊4日で東北の山に行ってきます。
ちょっと変わった取材なので、楽しみ。
その後は、北上川にも1日だけ行く予定です。

夏の間は原稿を書くことよりも、現場での取材に頑張ってます!

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2010年8月 5日 (木)

南アルプスから北アルプスへ

夕方に帰京し、東京滞在11時間で
今度は北アルプスに行ってきます。
そのあいだには、気が狂いそうなほどの量の原稿締め切りも。
なんとか書き終えたけれども、頭はクラクラ。

コメントを寄せてくれた方々には、
再び戻ってきてから返事させていただきますね。
ゴメンなさい。

南アルプスは天気がいまひとつでしたが、
北アルプスはどうなることやら。

ともあれ、行ってきます!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2010年7月 | トップページ | 2010年9月 »