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2010年8月11日 (水)

知床と南・北のアルプス、「ビーパル9月号」

あまりに外出が多く、それも山ばかりの8月。
東京にいる時間がほとんどありません。
今年は例年にも増して雑誌の取材が多く、
自分ひとりでの山歩きがあまりできていません。
自分自身の力を試し、実力を向上させるため、
ときどき行っている計算ずくの「無茶」ができないのが
いくぶん寂しいところかも。
仕事でも同じくらい面白いのだけど。

ともあれ、順を追って、ごく簡単に最近の山行紹介です。
詳しくは、いずれ雑誌で。

まずは7月後半の知床。
不鮮明な踏み跡しかないルートを使い、
知床半島の先端に近い知床岳、そして日本最北東端の知床岬を目指しました。

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踏み跡を見失うと、背丈以上の笹やイタドリのなかをヤブこぎ。
こんなことが頻繁にあり、もう大変。

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滑る、崩れる、で、かなり危険な崖のヘリを進み、知床半島の稜線を目指します。
ヒグマに出会わないように、常に「オーイ」などという声を出しながら。

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なんとか稜線部の知床沼まで出たものの、ガスで真っ白。
風も強く、かなり厳しい状況でした。

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その後、稜線を下り、海岸線から岬を目指します。
こんな高台を歩く時間はあまりなく‥‥

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基本的には、こんなゴロタ石の上を歩いていくのです。
足元が不安定で、山歩きでは感じないほどの疲労感が。

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こんなエゾシカの骨や角がゴロゴロ。
途中から飽きてしまいました。

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ヒグマは当然いらっしゃるので、追っ払ってから前方へ。

と、こんな感じ。
知床岳はあまりに条件が悪いので諦めましたが、岬への往復は完了しました。
詳しいことは来年、某・山雑誌へ掲載される予定です。

次に、8月初旬の南アルプス。
あまり天気がよくなかったので、写真もイマイチ。
カメラもほぼしまいこんでいたので、軽い紹介にとどめます。
でも本来、今回のルートは南アルプス屈指の美しいところなんです。

付録用にわずかながらDVDのための映像も撮っています。

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稜線から見た谷。

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で、こちらはテントを張った場所から見た荒川岳。

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同行したカメラマンさん。
僕の山歩きルポは、「ソロ形式」を見せることが多いので、共同装備はなく、
必然的にカメラマンにもすべて個人装備で歩いてもらいます。
だからテントから食事まで、お互い違うものに。
しかし、三脚を物干しに使うとは、カメラマンならではのテクですね。

知床も南アルプスも、僕の写真のモデルは加戸カメラマンでした。
このルポも、来年の某・山雑誌に掲載の予定。

さらに、南アルプス下山の翌日に向かった北アルプス。
すでに詳細を公表してもよいとのことなので、具体的な雑誌名なども書いちゃうと、
この取材は9月に発売される「モノマガジン」のキャンプ特集の「山」編。
「燕岳~餓鬼岳」の縦走です。
このところシリーズ化している「モノマガ登山部」としての
初めての本格的テント泊山行でした。

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キャンプ場から見た、日暮れの燕岳。

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人気の場所なので、平日なのにキャンプサイトはテントだらけです。

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こんな感じで縦走していきました。

じつはこのコース、北アルプスのなかで僕に残されていた
まだ歩いたことがない憧れルート。
燕岳からはほとんどの人が表銀座コースから槍ヶ岳、
もしくは大天井~常念岳に向かうために
餓鬼岳に行く人はほとんどいないのですね。
しかし、けっこうハードだけど、これは本当にすばらしい登山道!
北アルプスでは5本の指に入るほど、お勧めできるコースですよ。
もっと早いうちに歩いておけばよかったと思いました。

最後に「ビーパル9月号」。
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今回は僕が原稿を書いたわけではなく、アンケートに回答したものを
別のライターさんが原稿化してくれました。
僕の愛車ジムニーが登場します。
ものすごく小さい扱いですが、まあ一応。

明日からは3泊4日で東北の山に行ってきます。
ちょっと変わった取材なので、楽しみ。
その後は、北上川にも1日だけ行く予定です。

夏の間は原稿を書くことよりも、現場での取材に頑張ってます!

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コメント

南アのお天気は残念でした。ほんと、美しく楽しいコースなのに、です。
# でも富士山はきれいでした。
# 小屋前でお見かけし興奮したものです。その折は失礼しました (_o_

知床岬、海から眺めたことはありますが歩いていけるのですね。
とてもワイルド!行けそうにはないので雑誌の発売が楽しみです。

書籍や記事からいろいろヒントをいただいています。
(山のワンルームマンションもそのひとつです)
これからも楽しみにしています。お体に気をつけて頑張ってください。

投稿: 下界担当 | 2010年8月12日 (木) 00時01分

下界担当さま

あのときに千枚小屋で声をかけてくださった方ですね。
「下界担当」といいながら、僕と同じ標高3000mコースを
歩いていらっしゃったではないですか!?

ともあれ、天気が残念でしたね。
じつは再取材が必要かとも思っていましたが、
わずかな晴れ間に押さえた写真で今回はなんとかなりそうです。
来年の夏の特集用の取材だったので、
1年後を楽しみにしていてください。

知床岬は心からお勧めです。
「山」とは別種の面白さがあるトレッキングが可能で、
こういう場所がもっと日本にあればいいのに、といつも思っています。
体力もそこそこ使いますが、
むしろ大変なのは、難所を巻くときのルートファインディング、
そして飲み水の確保とヒグマ対策。
岬までのルート情報やヒグマの対処方法は、
知床財団が管理している
ルサフィールドハウスなどで提供してくれますよ。

投稿: 庄太郎 | 2010年8月12日 (木) 01時22分

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