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2010年9月

2010年9月30日 (木)

八ヶ岳連峰・赤岳

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1泊2日で、ひさしぶりの南八ヶ岳へ。
プライベートではなく、取材でもなく、
バックパックで知られるマックパックが行った「ディーラーツアー」への
ゲスト参加です(自分で「ゲスト」って書くの、違和感あるな‥‥)。

このツアーは来期のマックパック製品を、全国の店舗で強力に推していくという
登山店「好日山荘」の入社5年目以内のスタッフを中心に集めて行なったもの。
マックパックを扱うゴールドウイン社としては
店舗で実際に販売するスタッフにマックパックのことを
もっとよく知ってもらうという目的があり、
好日山荘としても、自社の若手の研修という意味があるそうです。
というわけで、好日山荘からは23人、ゴールドウインからは6人、
山岳ガイドが2名、そこに僕が加わって、総勢32名の山歩きでした。

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登山口から雨の中を歩き、「赤岳鉱泉」へ。
まずは小屋の中で「マックパック」と「C3 fit」の説明。
みなさん熱心にメモを取っていて、感心させられます。

ここでの僕のミッションは、ライターの立場から
マックパックのよさを自分の言葉でみなさんに知らせること。
実際、僕はマックパックのものすごいヘビーユーザーで、
いちばん使用頻度が高い「グリセード」というモデルだけでも、
この1年で50~60日、買ってから4~5年では250~300日は使っているはず。
その他、「グリセードクラシック」の出番も多く、
しかもニュージーランドの本社に3度も取材に行ったことがあるので
僕ならではの話が期待されたわけです。
若干、プレッシャーを感じつつ、僕が「マックパックを信用している理由」を話しましたが、
その内容については、またなにかのときに。

そういえば、僕は「マックパックと契約か何かしているんですか?」と
尋ねられることがありますが、けっしてそんなことはありません。
僕のようなライターと契約するメリットはメーカー側にはなく、
ライターとしても自由に原稿が書けず、仕事にしがらみが生まれてしまうので、
契約しているライターなんて、これまで聞いたことは一切ないです。
ライターは登山家でも、アスリートでもないのですから。
ただ、僕の山行スタイルにズバリと合っているので使用度の高さは間違いなく、
他にグレゴリーやグラナイトギア、クレッタルムーセンなども好きなメーカーです。

説明会は小屋のなかですが、宿泊はテント。
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写真に写っているのは、日本未発売のマックパックの3モデルと、
来期のザ・ノース・フェイスの2モデル、そして現行の1モデルです。

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夕方には雨が止み、その後、夜は星空に。

翌日は、地蔵尾根から赤岳を目指しました。
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ほぼ全員がマックパックの大型バックパックを背負い、
足にはニュージーランド的山歩きの象徴であるゲイターを着用。
しかしまあ、すさまじい数の「マックパック軍団」です。
だって、写真に写っている人数の3倍近くが、こんな格好なんですよ。

冒頭の写真は登山途中の道から見た赤岳山頂でしたが、
到着してみるとこんな感じ。この山に登ったのは、3年ぶりくらいかも。
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周囲は雲海ですが、山頂と周囲の高山の稜線はうまいこと雲の上です。

これは、僕がもっとも愛する「北アルプス」。
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中央のくぼみは、穂高と槍ヶ岳のあいだの大キレットですね。

次に、「富士山」。
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今年はすでに一度、冠雪したはずですが、もう溶けてしまった模様。

いちばんよく見えるのは「南アルプス」。
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右から左まで、どこもかしこも登ったことのある山ばかり。

中央アルプスもよく見えていたのに、撮り忘れてしまいました。
八ヶ岳のよさは、そこを歩くことよりも「すべてが見えること」だと思います。

話が長くなったので、そろそろ終わりに。
来期のマックパックはデザインが洗練され、間違いなくカッコよくなってます。
僕はリニューアルされた「カスケード」を購入予定。
ただ、容量が75、65、50リットルと3タイプもあり、
どのサイズにすべきか迷っているところです。
ムム~。
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2010年9月27日 (月)

スタジオで11時間

長期間、山にこもることもあれば、原稿を書くために家にこもることもあり。
アウトドアライターの仕事は、どこかにこもることが多い仕事かも。
じつは他にもこもる場所があり、それは撮影のためのスタジオであります。

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というわけで、週末はスタジオでひたすら撮影を行って、11時間以上。
数種のアイテムを撮影しましたが、
写真は最新ものを中心としたグローブ類です。
詳しいことは来月に出る某雑誌を見てほしいのですが、
このなかで僕がほしいのは、
マウンテンハードウェアの「タイフォングローブ」で、
右上のほうに写っている内側がイエローのもの。
以前も同じくマウンテンハードウェアの冬季用グローブを使っていましたが、
長く使用しているうちに、少しずつ指先から水がしみこむようになり、
こいつに買い換えてもいいかも、と思っています。

現在、僕が冬季用でもっとも愛用しているのはヘストラの3フィンガーグローブ。
親指と人差し指が自由に使えるうえに、
他の指はミトンっぽくひとつになっていて、あたたかいのです。
この写真では、ほぼ同じモデルのブラウンが左上のほうに。
僕のものはホワイトで汚れが目立つのですが、
丈夫にできていて、ずっと長く使えそうです。

ちなみに、春や秋は、アウトドアリサーチの薄手タイプ、でした。
先日片方をなくしてしまい、同じものを買いたいけれど、
同じものは現行のラインナップになくて残念。
その代わりに使っているのは、現地NZのセールで買った
マックマックのストレッチ性の高いやつですが、
ハードな使い方をしていたら、糸が切れて部分的にほつれてきました。
補修しないといけないな。

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2010年9月24日 (金)

今度は『Feel EARTH』でスライドショーを行います

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10月30日(土)~31日(日)に、富士五湖のひとつ、
本栖湖畔で行われるイベント『Feel EARTH』で、
スライドショーを行うことになりました。
今日になって決定したことのうえ、
このあいだの『TRUE CAMP』に引き続いてスライドショーは2回目なので、
どんな内容にするのかは、まだ未定です。

さて、どうしよう?
とはいえやっぱり、「日本の山のトレッキング」に関することになりそうです。

会場となる「本栖湖キャンプ場」は、なかなか快適なところですよ。
ちなみにこのキャンプ場、僕が初めて利用したのは、20年近く前の大学生のとき。
5月の連休のまだ寒い時期、テントを張ったままにして、
樹海を散策したのを覚えています。

僕のスライドショーは30日の夜です。
当日はもちろん、翌日も会場でフラフラしていると思いますので、
もしいらっしゃる方がいれば、声をかけてください。

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2010年9月23日 (木)

今年(いまのところ)使ったテント

夏の山旅や取材が一段落し、
現在残されている山行の予定は、3~4つのみ。
まあ、すぐに新しい計画が入っていくとは思うのですが、
毎年秋になると、なんとなく寂しい気持ちになってきます。

ところで、アウトドアギアのなかでも
僕がとくに好きなものがテント(とバックパック)。
今年はどんなものを使ってきたのか、振り返ってみました。

まずは、現在気に入っている3つのテント。

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ヒルバーグの「ソウロ」。
ずっと前からほしかったのですが、今年になってやっと入手。
フライの内側にテントが吊り下げられており、
その外側にポールがあるという独自の方式で有名ですが、
各部のディテールも感心するほど工夫されていて、
「使って楽しい」テントであります。
今年は、「立山~笠ヶ岳・北アルプス1週間縦走」(写真)や
先日の「雲ノ平~裏銀座」などで使用。

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アライテント(ライペン)の「ドマドームライト1」。
前室がとにかく広く、高く、多少の雨が降っていても
入り口を開けたままで外の景色を眺められます。
ただ、「1」は僕にはちょっと狭かったので、
「2」を買うかどうか迷っている状況。
サイズ違いでほしいくらい気に入っているのです。
「南アルプス・赤石岳~荒川岳」などで使用。

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マックパックの「Macrolight」(日本未発売)。
昔のMOSSテントっぽいルックスで、入り口は両サイドに。
組み立ての簡単さもよいところです。
この写真は、ニュージーランドの取材のあとに、
ひとり居残って、「Caples Track」をソロで歩きに行ったときのもの。
それなのになぜ僕が写っているかというと、
わざわざ三脚を立てて「自分撮り」をしてみたから。
無人の草原でバタバタとひとりで撮影していると、
誰も見ていないというのにちょっと恥ずかしくなります。
他にはこの前の「焼岳」とか、何度も使ったなあ。

というわけで、この3つがこのところ僕の中で「流行っている」テントでした。
それに対して、昨年の「自分的流行」は‥‥

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左側の黄色いテント、MSRの「ハバハバHP」。
今年はこの「西表島縦断」でしか使っていないような‥‥
昨年使いすぎてちょっと飽きているだけなのですが。
ちなみに奥のテントは「ドマドームライト1」。
僕の私物を同行者に貸し出したものです。
あっ、ハバハバHPは、今年の「燕岳~常念岳」でも使っていました。

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で、アライテントの「トレックライズ2」。
これは流行りもなにも関係なく、僕の基本となる大定番テント。
だいたいどんなときにでも安心して使えるので、
僕が今年書いた本『トレッキング実践学』でも、
「テントの代表」として大きく扱っています。
写真は「知床」の稜線と岬を歩きで目指したときのものですが、
その2週間ほど前に、カヤックで知床岬を1周したときにも使いました。
フロアはもうボロボロで浸水が著しいのだけど、
だからこそ、よりボロボロになりそうな過酷な場所でも
割りきって使えるような存在になっております。

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ビッグアグネスの「フライクリーク1」。
テント本体にフライがついたダブルウォールなのに、
1キロちょっとしかない超軽量タイプ。
僕が持っているテントでは、いちばん軽量コンパクトなものです。
ちょっと華奢だけど、本気で軽量化を考えなければならないときに重宝します。
今年は「槍ヶ岳・北鎌尾根」のときに使用し、
この写真は登りおえて、槍ヶ岳のキャンプ地で1夜明かしたときのものです。
そういえば、「岩手山」などにも持っていったな。
他の人に貸し出すことも多いテントです。

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突然、雪の中の写真ですが、EXPEDの「Venus Ⅱ」(日本未発売)。
半自立型の4シーズン用テントで、海外から取り寄せました。
これまで雪中用のテントでしっくりくるものがなかったのですが、これには満足。
EXPEDはマットなどでもよいものを作っているので、
どこかの日本の会社が正式に輸入してくれるとうれしいのですが。
この写真は5月の連休に行った「農鳥岳~伝付峠」のときのもの。

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もうひとつの雪の中の写真は、シアトル郊外のマウント・レーニア近く。
ヒルバーグの「ナロ2」です。
カメラマンといっしょにひとつのテントを使いましたが、
他の人といっしょにテントを使ったのは、これが今年で唯一だったような。
しかし、内部にはかなり余裕があり、十分にリラックスできました。

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こちらは、ザ・ノース・フェイスの「タッドポール23」。
「燕岳~餓鬼岳」で使用。
ちょっと重いけど(2~3人用だから)、この内部と前室の広さは快適そのもの。
これは同ブランドを代表する定番で、
僕は以前から何度も使っているけれど、いつも人から借りたもの。
しかし今年になって、やっと自分のものにすることができました。

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ちょっと写真がイマイチだけど、ファイントラックの「ポットラック」。
僕は1ポール型を山で使うことはありませんが、
このときは九州・佐世保の「九十九島」の浜でのキャンプ。
4~5人用の大きさなので、撮影用の機材なんかを大量に置いても
ラクラク眠ることができました。

ちなみに、今年僕が入手したテントは、このなかでいうと
・ザ・ノース・フェイス「タッドポール23」
・ビッグアグネス「フライクリーク1」
・ヒルバーグ「ソウロ」
・マックパック「Macrolight」
という4つ。
趣味、いや仕事とはいえ、ちょっと多すぎ。
でも、テントには「愛」があるので、増えれば増えるほど顔がニヤニヤ。
もちろん、アウトドアライターとしては、いろいろなものを使ってみないといけなくて、
そのテントがアウトドアで本当に実用的なものかどうか、
他のテントと比べてどんな長所と短所があるのかなど、よくわからないのです。

というわけで、これらが今年使ったテントたちですが、
その他、今年はまだ出番がないテントについて
思いつくままに名前だけ列挙してみます。

・MSR「ハバ」
・MSR「フュージョン2」
・MSR「エルボールーム2」
・ビッグアグネス「シードハウス1」
・ザ・ノース・フェイス「ペブル」
・MOSS「スターレット」
・ブラックダイヤモンド「ミラージュ」
・ゴーライト「IKE」
・ICI(パイネ)「スタードーム3~5」

シェルター/ツエルト類は外しましたが、
それでもまだ忘れているテントがいくつかあるなあ。
たぶん、純然たるテントだけで、合計20個ちょっと。

ところで、僕が初めて買ったテントは
・ダンロップの1人用(名前、なんだったっけ)
でしたが、先日、ひさしぶりに使おうとしたら、
案の定、フライ裏の防水コーティングがベトベト、ボロボロに。
このPUの加水分解はどうにも止められないので、もはや使えません。
ああ、思い出のテントが‥‥。
しかし、いずれテント特集のときに「加水分解の見本」として
撮影用に使えそうなので、こいつの「出番」はきっとあるはず。
ひどい状態ですが、大切に取っておこうと思います。

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2010年9月21日 (火)

晩夏の大人合宿・雲ノ平~裏銀座

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このところ毎年9月あたりにやっている「大人の夏合宿」。
基本プライベートで何人かが集まり、今回で4回目になります。
「安全にソロ山行ができるようになる」というのが目的で、
テントから食事にいたるまで、完全に個人が用意する単独行スタイル。
ただし行動はいっしょで、何かのときはお互いにサポート。
できるだけ危険度を下げ、しかしソロスタイルの重い装備で山を歩きます。

急な仕事が入ったり、はたまた骨折してしまったりでメンバーは予定よりも少なくなり、
今回は僕を含めて3人だけ。
しかし、この合宿の様子を来年発行の雑誌に掲載しようということで、
カメラマンにも参加をお願いし、合計4名での合宿となりました。

舞台は、北アルプス、いや日本の秘境とも言われる「雲ノ平」。
ここから抜け出るルートには、槍ヶ岳を間近に見られる「裏銀座コース」を使い、
深夜バス内の車中泊を含む5泊6日の山旅に。

一回のブログとしては、かなり長い内容ですが、一気に紹介します。

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この写真はすでに2日目、大東新道という黒部源流部「奥の廊下」の一部。
雲ノ平へは遠回りになるけれど、面白さを重視して
こんな渓流沿いの道を選んだのでした。

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2時間ほども、こんな感じ。
水中にはイワナが泳いでいるのが見えました。
先頭を行くのは亀田正人カメラマン。
次がライター(見習い)泥谷範幸。
彼はこのブログから僕に「ライターになりたい」とアプローチしてきた男で、
ここのところ僕の仕事の手伝いもしてもらってます。
最後はクラケンこと倉本健介。
初回の合宿から参加している、アウトドア業界ではまだ若めのライターです。

こんな大東新道を歩き、さらに急登を頑張り、峠を過ぎて降りていくと‥‥
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秘境・雲ノ平よりももっと奥にある高天原温泉に到着。
どんな登山口からも最低2日はかかる秘湯中の秘湯であります。
カメラの亀ちゃんは危うい格好に見えますが、パンツははいてますよ。

山好き憧れの場所ですが、僕は入浴せず(昨年も来てるので)、
ひとりだけでさらに奥の「夢ノ平」にある「龍昌池(竜晶池)」へ。
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まさに北アルプスの奥の奥の奥。
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周囲にはブルーベリーの仲間がたくさんの実をつけていて、
まるでアラスカやカナダの森のようなのであります。

しかし、このあたりから天気は下り坂。
今度こそ雲ノ平を目指していくと、ドンドン雨が強くなってきます。
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今年、新築されたばかりの雲ノ平山荘も、よく見えず。

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この次の日は、道なき道を下って、黒部源流部の探索をするはずだったのに、
ラジオを聞くと、大雨警報がでていたので、やむなく中止することに。
ううううう、無念。

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結局、翌日は丸一日、テント内で停滞。
雨が弱いときでも外はガスで真っ白です。
だけどそれも楽しいもので、ゆっくりと本を読んだり、昼寝をしたり。
他の人がなにをやっているのか、詳しくチェックもしません。
だって、これは「ソロ山行」もどきの合宿なのですから。

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動いていなくても腹は減るので、大盛りのマーボー春雨丼。

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停滞後の翌日、つまり4日目。
裏銀座コースを歩いていてもほとんど雨か曇り、そして強風でしたが、
この野口五郎小屋あたりから太陽の光が。

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なんとか最終目的地の烏帽子小屋のキャンプ地に到着。

で、最終日。やっとのことで好天に。
「晴れていたら寄っていこう」と話していた烏帽子岳を目指します。
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鋭くとがった烏帽子岳。
じつは冒頭の岩の写真は、この烏帽子岳の山頂なのでした。

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山頂からはこんな景色が。
唐沢岳と、その奥に餓鬼岳と燕岳の端っこ。
このあと、ブナ立て尾根からエメラルド色に見える高瀬ダムに降りて、山旅は終了。

それにしても、ブログ形式ではあまり文字を書くとクドくなるし、
こんなに写真をたくさん使っても、ぜんぜん山歩きの様子を説明できないなあ。
雑誌で書く文体と変えているので、なんだか調子も狂っているし。

さて、この山歩きは「合宿」という名前だったのを、覚えていますか?
それだけあって、一応、最年長者の僕が、
他の参加メンバーの山歩きやキャンプの方法をチェックすると同時に、
それぞれのメンバーもお互いの行動を確認しあって、何かを学んでいくのが主旨。

そのあたりのストーリーとちょっとしたドラマは、来年掲載の雑誌で詳しく。

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2010年9月20日 (月)

『PEAKS10月号』発売

雲ノ平~裏銀座と北アルプスを長々と歩き、
山から街に下りて、書店を覗いたところ、
『PEAKS10月号』が店頭に並んでいました。
発売はもう5日前ですね。
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このところPEAKSでは、いつも大特集のどこかを担当していましたが、
僕は今回の特集である「温泉」には関わっておらず、
書いたのは「荒川岳~赤石岳の縦走」
(タイトルは、「男は黙って南アルプス」)8ページ、
そして連載の「マウンテンギアラボラトリーズ」の“クッカー”7ページ、
そして同じく連載の「岳(ダケ)」で“犬ヶ岳”1ページ。
これらの原稿を書いたり、スタジオ撮影を行った8月は
ほとんど山の中にいたので、締め切りがものすごくキツく、いやはや大変でした。

「荒川岳~赤石岳」の取材は昨年のことで、
このときはなぜかものすごく体調が悪く、原稿にもそんな話が。
「マウンテンギア~」の“クッカー”というのは、ほとんど調理用の“鍋”のこと。
ちょうどこの数ヶ月、この“鍋”についてあらためて考察していたところなんです。
「岳」の“犬ヶ岳”というのは、北アルプスの北の北、
日本海につながる栂海新道の途中にある山のこと。
地味だけど、僕にとっては思い出深い山なのです。

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2010年9月13日 (月)

縞枯山と『TRUE CAMP』

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焼岳から北八ヶ岳に直行し、『TRUE CAMP』会場の
八千穂高原駒出池キャンプ場へ。
僕はスライドショーを行う予定になっており、
会場の片隅でパソコンを開いて写真の整理。
そして寝るためのテントとは別に、
僕の私物を公開するための別のテントのテントも設営しました。

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じつは『TRUE CAMP』の翌日から、雲ノ平に行く予定で
そのための装備を丸ごと広げました。
テントはヒルバーグのソウロ、
バックパックはいつものマックパックのグリセードです。

で、夜にスライドショーをやったのですが、
写真を見せながら話をするのに精一杯で、写真はなし。
ちなみに、『日本のトレッキング』がテーマで、
「立山~笠ヶ岳の1週間」と「知床岬までの海岸歩き」の2つがメインでした。

翌日は「中級トレッキング」ツアーに飛び入り参加し、縞枯山へ。
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奥には蓼科の山。ところどころ線状に枯れているのが
山名の由来になった「縞枯現象」。
冒頭の「空と枯れ木」の写真は、その枯れている場所の木の様子でした。

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展望台はかなりの混雑。
ツアーの参加者以外にも、他の登山者が入り混じっております。

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南の方向には八ヶ岳連峰。
今月末にはその主峰・赤岳に登ることになってます。

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浅いとはいえ、普段は水がたまっている雨池が、今年はこんな状況。
雨がぜんぜん降らないので、干上がっているんですね。
だから、池のド真ん中を歩けるのです。

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その日の夜。今度はライター仲間の村石太郎くんが、
彼の人生のテーマである「アラスカの旅」について、スライドショー。
天気が悪くて大変だったようですが、やっぱり楽しそうな旅。いいなあ。

僕はこれから深夜バスに乗って、富山へ。
車中泊含め、5泊6日で、日本の秘境・雲ノ平へ行ってきます。
天気がよいといいけど。

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2010年9月12日 (日)

焼岳、ひとり登山

台風のために、2泊3日の予定が1泊2日しかできなくなり、
それでもプライベートな山歩きをなんとか決行。
結局、向かったのは上高地になりました。
本当は衣食住の一切合財をもって縦走したかったのですが、
1泊ではどうにもならず、目標は焼岳に。
僕は通常、どこかの「山頂」を目指すのではなく、
どの登山口から入って、どの下山口から下り、
その間にどこを通過するかという、要するに「ルート」で山歩きの場所を選ぶのですが、
今回は時間がないので、珍しく山頂が目標になったわけです。
しかし、焼岳はなんと20年ぶりくらい。
目的地が決まってしまえば、意外と心のなかは盛り上がってきたのでした。

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こいつが「焼岳」。
上高地のバスターミナルの真正面にドスンと見えるのですが、
わりと見過ごされがちで、登山者も少なく、かわいそうな存在。
だけど、この活火山の活動があったからこそ、上高地があるわけで。
つまり、大昔に焼岳が噴火して流れ出した溶岩と土砂が梓川をせきとめ、
その結果、山奥なのに広々とした渓谷地、上高地ができたのでした。

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到着後すぐに、テントを小梨平のキャンプ場に張り、不要なものを置いてから出発。
今回のテントは、マックパックのMACROLIGHTというモデル。

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山頂へは日帰りで充分行けるので、背負う荷物はこれだけ。
食料と水、レインウェアとツェルト、ヘッドライトなど。

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小梨平から田代橋を経て、焼岳小屋に向かいます。
途中から見た山頂は、こんな感じ。
それにしても、台風一過で暑いのなんの。

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途中でTシャツを脱ぐと、汗がボタボタと絞れるほど。
他の登山者がいないのをいいことに、休憩しつつ乾燥させます。
ちなみに、これはモンベルのジオライン。
僕はモンベルのウールのアンダーは愛用しているものの、
ジオラインのアンダーは今回が初めて。
某・アウトドア誌でこれの原稿を書くことになり、
実際に山で着て見なければ機能性はわからない、と試してみたのでした。
速乾性はマジですばらしかったです。

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稜線に上がると、こんな表示が。
でも、僕は87歩で行けましたよ。

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で、小さくてかわいい焼岳小屋。

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さらに山頂へと歩くと、いかにも火山らしい光景に。
硫黄とともに蒸気が吹き上げ、異臭が漂い始めます。

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こんな場所がいたるところに。

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で、山頂(北峰)に登るとこんな風景に。
右は焼岳の南峰ですが、危険なので立ち入り禁止。
亜硫酸ガスというよりは、おそらく岩がもろく、浮いていて、
落石の危険があるからでしょう。
ここまで、体力に任せてガンガン歩き、小梨平からほぼ2時間。

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同じく山頂から。
焼岳に小さなカルデラ湖があるなんて、けっこうみんな知らないでしょう?。
出発が遅かったので、山頂でパンなどを食べて寛いだあとは、降りるだけ。

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小梨平からのピストンでは面白くないので、
下山は釜トンネルの入り口にある、中ノ湯登山口方面へ。
小梨平へは上高地行きのバスに乗って戻るつもりだったので、
最終バスに間に合うようにドンドン降りていきました。
途中で振り返ると、すでに焼岳は小さくなっていて、ちょっと寂しい気持ちに。

と、まあこれが20年ぶりの焼岳登山。
台風のせいで余裕がなかったけれど、思いのほか満足。
コースタイムの目安は8時間くらいのようでしたが、
荷物が軽かったので、休憩含めて4時間程度で一気に歩いてしまいました。

で、この日はゆっくりとテントで眠り、本なども読んでリフレッシュ。
朝は寝たいだけ寝て、その後『TRUE CAMP』の会場へ‥‥

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2010年9月 8日 (水)

アウトドア展示会

台風の上陸で、計画していた個人的ソロ山行が中止。
いや、計画変更。
2泊3日の予定を、悔しいけれど1泊2日に。
しかし、いまだどこに変更するか決めかねているけど、
本日深夜から移動し始めるつもりです。

で、そのまま八ヶ岳の『TRUE CAMP』会場へ。
僕のスライドショーは、金曜日の夜・7時くらいからになり、
仕事をしている人はおそらく間に合わないかと思います。
見てくれる人が少なさそうで、あらかじめちょっと寂しい気持ち。
でも、土・日曜日にも、会場のどこかで僕の山道具一式を展示しています。

ところで、本当は出発するはずだった今日、
そして昨日、2つのアウトドア系展示会に行ってまいりました。

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うう、これは確実に買うぞ!
‥‥というのは、グラナイトギアの来シーズン用の新作。
クラシックな色使いが、すさまじくオレ好み!
ほかにもよいのはあるのですが、とくにこの2モデル。
容量も60リットルあるので、長めの山旅に使えそう。
ちなみに、右のヤツは若干色使いを変えて製品化されるそうで、
左のヤツも部分的に配色が変わるようです。
(取り扱い会社の許可を得て、お見せしています。)

他のメーカーのものでとくに僕がほしくなったものは、
●シートゥサミットの足元に工夫がある寝袋
●シートゥサミットのその他カヤック用具やらシェルターやら
⇒日本で展開するかどうかわからないのもあるようですが。
●プリムスの分離型&風防付きバーナー
●ナルゲンの夜光系ボトル
●ファイントラックのミッドシェル
●ニーモの自立式&ダブルウォール&超軽量テント など

すでにたくさん道具は持っているのに(仕事でもあるし)、
来年もドカンといろいろ増えそうです。

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2010年9月 6日 (月)

『グッズプレス10月号』発売

ほとんど東京にいなかった8月に、
なんとか進めることができた数少ない仕事。
『グッズプレス10月号』のアウトドア特集が発売されました。
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僕は「食」の部分をすべて担当するはずでしたが、
山に行かねばならないこともあり、
一部は代わりに他の有能なライターに引き受けてもらいました。
結局、書いたのは6ページ分だけ。

この特集の僕の担当が「食」とわかってから、
すぐさまスタッフに引きずり込んだ、
チュンチュンこと小雀陣二さんがメニューの考案も道具選びも行ってくれたので、
僕はただそれらの料理を食い、道具を再チェックして原稿に書くだけでした。
なんかやることが少なくて、自分の仕事ではないような気分にも。
僕よりも小雀さんが活躍しただけあって、むしろ出来はよいかもしれません。

ちなみに、こんな感じで小雀さんは料理をしていました。

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さて話は変わりますが、現在とある原稿を書きつつ、
気になっているのが台風9号の動き。
8日から10日まで完全にソロで、プライベートな山行を行う予定だったのに、
ヤバいどころか、まさに山にいるはずのタイミングで直撃されそう。

ソロ山行の中止は嫌だけど、これはやっぱりダメかもなあ。延期できるといいけど。

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2010年9月 3日 (金)

槍ヶ岳・北鎌尾根

とうとう実現してしまいました‥‥
日本山岳史上に数々の伝説を生んできた
あの“槍ヶ岳・北鎌尾根”の取材であります。
雑誌「PEAKS」のブログでも、すでに取り上げられていますよ。

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これは昨年8月、三俣方向から撮ったもの。
山頂から左側に延びるのが、北鎌尾根です。

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こちらは今年の5月、燕岳方面から撮った写真。
こっちでは山頂から右に延びている部分が、北鎌尾根。
さすがに今回の山行は8月末だったので、ほとんど雪はありませんでした。

あれ、こんな感じの写真、前にもこのブログで使ったような。

ともあれ、この尾根には登山道がなく、いわゆるバリエーションルート。
的確なルートファインディングが必要で、
クライミング的な要素がかなり含まれてきます。
今回はカメラマンを含め、メンバーは4人。
普段からクライミングに親しんでいる3人のなかに、
基本的にはテント泊縦走派の僕が混じっているという構成です。
すべて男であるうえに、平均身長は180cm近くになりそうで、
かなりむさくるしい一行でした。
山で出会った人には「なにかの訓練?」とか、
「遭難救助の人?」などと聞かれたりして。

で、実際にはどんな感じだったかというと‥‥

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意外と踏み跡が多く、わりと歩きやすい場所もあるものの、
やはりこんな場所も連続し、常に緊張している状態。
僕たちが行く数日前に、北鎌尾根で1人亡くなっており、
7月には僕たちと同じルート上で、行方不明者が出ています。
手がかりだけでも見つかるとよいのですが。

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山頂が近づいてくると大きなガレキが重なり、
かなり歩きやすくなってきます。

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登り終え、山頂から見た北鎌尾根。

僕としては珍しく、荷物を相当に軽量化し、入山から下山まで全行程は2泊3日でした。

いつものことながら、これは取材だったので、
詳しいことはまだここで書けません。
う~、この感動、早いところキチンと書きたいのだけど。
来年のPEAKSをお楽しみに。

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2010年9月 2日 (木)

『モノマガジン9-16号』発売

このところ来年発売雑誌の取材ばかりで、
ライター仕事といえども、ぜんぜん原稿を書かないでいる日々。
山にいる時間が長すぎて、
せっかく声をかけてもらっても、引き受けられない仕事もかなりありました。

そんなわけで、僕が書いた原稿が載っている雑誌は
なかなか発売されず、ちょっと寂しいところ。
しかし、「モノマガジン」が本日発売されました。
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表紙からはわかりにくいですが、
大特集は「THE CAMP DAYS」。
表紙のいちばん上に書いてある「テン泊登山」であります。
このなかで僕の登山スタイルが大フィーチャーされていて、
いくぶん僕の特集のような趣。
恥ずかしいくらいだけど、ありがたいことです。
このなかで書いたのは、
山の衣・食・住やら、バックパックやら、お勧めの山やら、歩き方やら、計16ページ。
かなり面白い内容になっていますよ。
このブログでは8月11日に書いた
「燕岳~餓鬼岳」の取材が元になっています。
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序文的な冒頭ページはこんな感じです。
いちばん後ろを歩いているのが、僕であります。

この号では、他に「デイパック」の特集もあり、
こちらでは「ケルティ」について、2ページ書いています。
ぜひ読んでみてくださいね。

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2010年9月 1日 (水)

『TRUE CAMP』でスライドショーを行います

だいぶ前に決まっていたのに、お知らせするのを忘れていたことが。

9月10日(金)~12日(日)、長野県の八千穂高原で開催される
『TRUE CAMP』でスライドショーを行います。
http://truecamp.jp/
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テーマはまだ確実ではありませんが、
「日本の山歩き」というベタなものにする予定。
今年の夏に取材したルポの写真を中心に話をするつもりであります。
ほとんどが「来年」の雑誌に掲載されるものですが、
各編集部の了解のうえで、
来場した方は早くもその内容をお伝えしてしまうのです。

おヒマな方は、ぜひご来場を。

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