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2010年9月 3日 (金)

槍ヶ岳・北鎌尾根

とうとう実現してしまいました‥‥
日本山岳史上に数々の伝説を生んできた
あの“槍ヶ岳・北鎌尾根”の取材であります。
雑誌「PEAKS」のブログでも、すでに取り上げられていますよ。

Rimg0381
これは昨年8月、三俣方向から撮ったもの。
山頂から左側に延びるのが、北鎌尾根です。

R0014701_3  
こちらは今年の5月、燕岳方面から撮った写真。
こっちでは山頂から右に延びている部分が、北鎌尾根。
さすがに今回の山行は8月末だったので、ほとんど雪はありませんでした。

あれ、こんな感じの写真、前にもこのブログで使ったような。

ともあれ、この尾根には登山道がなく、いわゆるバリエーションルート。
的確なルートファインディングが必要で、
クライミング的な要素がかなり含まれてきます。
今回はカメラマンを含め、メンバーは4人。
普段からクライミングに親しんでいる3人のなかに、
基本的にはテント泊縦走派の僕が混じっているという構成です。
すべて男であるうえに、平均身長は180cm近くになりそうで、
かなりむさくるしい一行でした。
山で出会った人には「なにかの訓練?」とか、
「遭難救助の人?」などと聞かれたりして。

で、実際にはどんな感じだったかというと‥‥

Img_1647

Img_1662

意外と踏み跡が多く、わりと歩きやすい場所もあるものの、
やはりこんな場所も連続し、常に緊張している状態。
僕たちが行く数日前に、北鎌尾根で1人亡くなっており、
7月には僕たちと同じルート上で、行方不明者が出ています。
手がかりだけでも見つかるとよいのですが。

Img_1714
山頂が近づいてくると大きなガレキが重なり、
かなり歩きやすくなってきます。

Img_1783_2
登り終え、山頂から見た北鎌尾根。

僕としては珍しく、荷物を相当に軽量化し、入山から下山まで全行程は2泊3日でした。

いつものことながら、これは取材だったので、
詳しいことはまだここで書けません。
う~、この感動、早いところキチンと書きたいのだけど。
来年のPEAKSをお楽しみに。

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山(やま)」カテゴリの記事

コメント

はじめまして。高橋さんのPEAKSの記事や、トレッキング実践学を読んで影響を受け、最近、ソロトレッキング・3泊4日、上高地→涸沢→北穂高→槍→槍沢→上高地の旅をしてきました。大キレット、ハードでした。。。8月31日の初日、意気揚々と足を進めていくと、雰囲気のある4人組の人とすれ違い、先頭の人がどこかでみたことのある人で、もしかしたら高橋さん?って思ったのですが、帽子や靴はいつも愛用されているものだったのですが、リュックが紙面では見慣れない赤だったもので、違うだろうな~って思っていましたが。。。
今、自宅に帰還し、高橋さんのブログを読んでみると、あの時すれ違った人がまさに高橋さんではないですか!!声、かけるか迷ったのですが。。。後悔しています。。。あの時、僕のリュックには、トレッキング実践学がしっかりと入っていたので、サインでもしてもらえばよかったです。。。

投稿: 三重の滝好き | 2010年9月 4日 (土) 02時08分

お疲れさまです!!

写真ヤバいっすねー!!たまにクライミングするんですけど、
ちょっと今の僕のレベルでは怖くて行けないです。。。

でも、楽しそうです!!

妙義山行って度胸でも鍛えて来ようかな〜。笑

投稿: カミナリおやじ | 2010年9月 4日 (土) 19時35分

こんばんは!
北鎌尾根!加藤文太郎さんが歩いた場所ですね…
本を読んだだけでは、どんなすごい場所なのか想像出来なかったので、写真を見てビックリです!
こんな所だったなんて!
凄いです!

先日、初めての北アルプスに燕岳へ行ったのですが、7時前で既に路駐の車が。。どう考えても無理な駐車は出来ず、泣く泣く断念しました(T_T)
北アルプスの人気に、改めて驚いたのと同時に、登山に早過ぎるはない!と肝に銘じ、次回は薄暗い時間に着くように行ってきます!

投稿: ぴーち | 2010年9月 5日 (日) 02時24分

こんばんは。そしてお疲れ様です。
おおー・・・これはヒヤヒヤですね(@_@)
個人的にはワクワクな場面この上ないのですが(*^-^)
国内とは思えないような様相をしてますね。
気候も写真ではキレイな青空で爽快そうです♪
いつかは自分も単独でこんな道を登ってみたいです(^^)
monoマガとPEAKSも楽しく読ませてもらいましたー!
ファンになってしまった(笑)
また楽しみにしてます!

投稿: 八尋 | 2010年9月 5日 (日) 04時24分

三重の滝好き様

大キレットをソロで行くとは、やりますね。
僕も昨年プライベートで歩きましたが、
そのときの適当に撮った写真を使って、
「ヤマケイJOY」の夏号でちょっとしたルポを書きました。
ところで、今回僕が背負っていたバックパックですが、
あれはグレゴリーのセラック45というモデルです。
荷物を減らして挑んだ北鎌尾根には
いつものマックパックでは大きすぎるので、
前から試してみたかったモデルを
「気にいったら購入させてもらうね」といいながら
メーカーさんからお借りした次第。
なかなか調子がよかったですよ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
カミナリおやじ様

北鎌の写真、すごいでしょう?
しかし所詮、僕がテキトーに撮ったもの。
同行したプロのカメラマン(梶山正さん)が撮影した写真は、
こんな低いレベルではありません。
期待していてくださいね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ぴーち様
燕岳、混んでいましたか。
あそこは日本トップクラスの人気山なので、
駐車場がいっぱいのことがよくあります。
「モノマガジン」の取材のときも、僕たちはクルマで行きましたが、
やはりギリギリでしたよ。
電車とバスを乗り継ぐと間違いないですが、
登山開始時間がどうしても遅くなるのが難しいところです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
八尋さま

一般登山道ではない北鎌尾根は、登山前に
テントを張る場所も一般のキャンプ地ではなく、
山中にいるだけで、いつも以上にテンションが上がりました。
近いうちに、僕も今度はひとりで行ってみたいと思っています。
雑誌の取材では、整備された登山道を外れたルポはあまりできませんが、
本当はこんな登山道がない場所こそ、面白いんですよね。

投稿: 庄太郎 | 2010年9月 5日 (日) 16時21分

こんばんわ。深夜に申し訳ありません。
PEAKS北鎌山行、大変興味深く読ませていただきました。
「あの」高橋庄太郎さんが荷物を軽量化するなんて!(笑)
ともあれ遅くなりましたが、無事のご帰還おめでとうございます。
今回の北鎌でかなり軽量化された、と書いておられましたが、実際は何kgくらいだったのですか?
というのも庄太郎さんが使用されたGregory Savant58に興味津々なのですが、公式HPでは適性荷重が約16kgになっています。この重量に抑えられたのか?またはオーバーしたのか?実際背負われてみて何kgくらいが適性と思われたか?などをお暇な時で結構ですのでお答えいただければ、と思います。これからも記事や山行記、楽しみにしております。お怪我には注意なさってください。では。

投稿: bari_kuwa | 2012年9月25日 (火) 02時11分

高橋さんの本を2冊購入し、読むだけで自分が登山している気分になり、また登山の開山した人たちの歴史本も読みました。高橋さんありがとうございます。播隆上人、嘉門次らのことを知り登山に興味を持ちました。今年5月から写真機を持って上高地から槍ヶ岳、西穂高、前穂高の途中まで現在7回登山しました。時間がないので連休一泊2日が最高ですが、尾崎喜八の上高地慰霊碑の言葉、励みになります。いつかご一緒したいなと夢見ています。

投稿: まだ自称青春男 | 2012年9月25日 (火) 18時16分

bari_kuwa様

あのときの重量は、だいたい12キロくらいです。
といっても、4人分の2泊3日の全主食を僕が持ち、そのかわりクッカーやバーナは他の人が持ったので、「ソロ」のときとはわけが違うのですが。
さらにヘルメットやハーネスもありますが、対荷重は充分に下回っているはずです。

それと、僕があのときに使ったのはグレゴリーのセラック45で、サヴァント58ではありませんよ。
いつも荷物が多い僕がいうのも何ですが、45ℓあれば1週間の山旅も可能です。快適かどうか、楽しいかどうか、腹いっぱい食えるかどうか、などは別にして。

こんな感じで参考になったでしょうか?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
まだ自称青春男さま

僕の本を2冊も読んでいただき、ありがとうございます。
性質の違う2冊ですが、少しでもタメになると幸いです。
とくに2冊目の「北アルプス」は、山に行きたい気持ちになってもらうための本。
面白いコースを探してみてくださいね。

投稿: 庄太郎 | 2012年9月28日 (金) 03時48分

高橋様。いつも山のお話ありがとうございます。雑誌のコメントを見させていただいて夢が広がります。今年2013年は1月には冬の上高地、西穂山荘までスノーシュウやアイゼンつけて行ってきました。いつも一人で行くので静かさの中のちょっと怖い感じがしました。でもきらめくダイヤモンドダストや吹雪の厳しさを味わい命があるという有り難さや自分と関わる方々に感謝の気持ちでいっぱいになりました。また昔の方は装備もないのに大変とすごいなと思いました。今年の夏か秋に槍ヶ岳と涸沢に行きたいと思っています。高橋様の本を見ながら安全な登山を目指したいと思っています。また新しい登山の楽しみ方やルートなど難易度別に発見があったらご教授ください。よろしくお願いします。

投稿: まだ自称青春男 | 2013年6月 8日 (土) 18時25分

まだ自称青春男さま

1月の上高地は寒かったでしょう?
僕も山慣れしていないときに行って、寒くて眠れないことがありました。

槍ヶ岳、涸沢は天気さえよければ、問題ないでしょう。ただ混雑していると大変なので、それだけは注意を。

それにしても北アルプスは、いつ行っても面白いですよ。

投稿: 庄太郎 | 2013年6月10日 (月) 08時41分

高橋様、北アルプスで最近熊の出没の看板が昨年から目立っている感じがします。高橋様はどんなことに気をつけていらっしゃいますか?僕はいつも1人登山なので鈴を鳴らしながら歩いていますが、写真撮影に夢中になっているときや夕暮れの暗がりの中ちょっと怖い感じがするときがあります。サルに囲まれた時もありますが、自然に去っていてくれたのでほっとしました。高橋様の装備とか注意されているか知りたいです。お忙しいところすみませんが、よろしくお願いします。

投稿: 自称青春男 | 2013年7月23日 (火) 11時16分

自称青春男さま

クマはたしかによく出ていますね。
でも出会い頭を避け、テント場で食品を出しっぱなしなど
無茶をしなければ、まず大丈夫だと思います。

僕はクマ鈴のようなものは使いません。
うるさくて山の雰囲気が楽しめなくなるので。
ただ、これはあくまでも僕個人のことなので、
他の方が使う分ことを否定するものではありません。

北海道では本州以上にクマに注意しますが、
やはり鈴は使いません。
怪しい場所を中心に「おーい」などと声をかけてから通過するくらいです。
その他、細かいクマ対策を語り始めると収拾がつかなくなるので、
今回はこれくらいで。
いずれ雑誌かなにかで詳しく書くかもしれません。

投稿: 庄太郎 | 2013年7月26日 (金) 05時55分

ご教授ありがとうございます。熊が生活しているところに人間が後から登山するわけですから、高橋さんの鈴をつけない気持ちよくわかります。僕も一人で登山する以外は皆がつけているので自然の営みの音を大事にと鈴をあえてつけないようにしています。いつか熊や自然の偶然の発見や自然の神々しさついての本を出版してください。必ず読ませて頂きます。

投稿: 自称青春男 | 2013年8月 2日 (金) 11時33分

自称青春男さま

僕はこれから北海道ですが、やはりクマ鈴は持っていかないことにしました。あれ、あまり効果はないようですし。でも、ちょっと怖いのですけどね。

投稿: 庄太郎 | 2013年8月 7日 (水) 03時11分

いつも大変ためになる、山の魅力を多くの本でご紹介ありがとうございます。いっぱい読んでいます。この8日に新たに買ったmacpac 38lを背負って行って来ました。しっかりしたザックで良かったです。ネットで紹介された65lが解消されれば買いたいなと思います。日帰りなので涸沢カールの手前本谷橋まで行って来ました。紅葉きれいでした。今度の連休にはちょっと紅葉ピークを過ぎましたが、涸沢カールまで行ってくる予定です。山小屋が混んでいるのでまずは宿泊はテントでと考えています。テントですが、様々なご意見ありますが、どういうテントがおすすめでしょうか?モンペル、アライなど、また一人用2人用など軽量タイプ、通気性、色、ゴアテックス、シングル、ダブルなど選択枝が多くなっています。ただ色などメーカーによっては選べないと思います。なかなか選べないでいます。ボーイスカウトの時重いテントを担いでいった記憶がありますが今は軽い。いつもカメラ三脚だけで7キロちょっと背負って行きます。主に一人でちょっと身体は大きめです。お忙しいと思いますが、先生はどのテントを推奨されますでしょうか?

投稿: 自称青春男 | 2013年10月 7日 (月) 23時57分

自称青春男さま

もう連休に入っているので、テントは買っちゃっているかもしれませんね。

まず率直に言うと、適するテントは使う人が行きたい山、体力、山の経験、季節、考え方、好みなどで大きき違ってくるので、僕がお薦めできる特定のテントはとくにありません。いっしょに何度か山を歩いてみたりでもしない限り、判断できないんですよ。そのために、それぞれの方が自分の視点でモノを選べるように、何冊の本を書いたわけで。
僕自身が使っているテントでも、他の人には合わないかもしれず、それをお薦めするわけにもいかないので、御自分で判断してくださいね。

投稿: 庄太郎 | 2013年10月12日 (土) 22時36分

ありがとうございます。高橋さんの素晴らしい本テント泊の基本と山道具の選び方使い方の本を買い、検討させて頂きます。連休は星空、山々の素晴らしい景色の涸沢ヒュッテに泊まり、その時テント泊の方にちょっとお聞きしました。重いカメラを持って行くので、やはり軽いもの、1~2人用、自立型、パイネも良いのかなとも今考えています。小屋泊1泊2日用としてMAC PAC 38lを買い行きました。しっかりしている生地で良かったです。

投稿: 自称青春男 | 2013年10月28日 (月) 08時13分

自称青春男さま

シングルウォールよりはダブルウォールの軽いものがいいですよ。シングルは扱いが難しいし、雨も吹き込みやすいので、カメラを守るには大変なのではないかと。
マックパックはアズテックのもの?
丈夫なので長く使えると思います。

投稿: 庄太郎 | 2013年11月 2日 (土) 16時28分

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