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2010年10月19日 (火)

北アルプス・ソロ山行‐3(柏原新道~針ノ木岳 編)

R0016332
さて、4日目。これから稜線に再び上がり、目指すは上の写真の針ノ木岳であります。
この写真は翌日撮ったものなので、以下の写真とは時間が前後しております。

ロッジくろよんのキャンプ地から、まずは黒部ダムへ。
R0016046
いつものことながらすごい光景だけど、これは観光用の放水。
10月半ばからは放水しないで発電用のトンネルに流しちゃうので、
こんな感じではありません。

R0016066
アルペンルートのトロリーバスで扇沢へ。
このトンネルの真上(1000m以上!)の登山道を、これから歩くわけです。

R0016067
扇沢駅から歩いて10分の柏原新道の登山口。
多くの人はここから爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳方面に向かうのですが、
僕は反対のルート、針ノ木岳へ行くつもり。

R0016076
この日は曇り空でしたが、途中でガスが切れると山々の姿が。
これはまさしく、明日一日かけて歩く、稜線のすべてなのです。
左側のとんがっているやつが、針ノ木岳。

R0016113
稜線に上がると種池山荘。そしてその奥の山が明日向かう道のりになります。
キャンプサイトはこの小屋から若干離れた場所に。

で、こちらが、そのキャンプ指定地。この日は僕のみ。
R0016140
端っこにチンマリ。
種池山荘からは「いちばん奥から詰めてテントを張るように」という
お達しがいつもあるんです。
混んでいる夏ならそれもよくわかるんだけど、
こういう閑散期なら、自由にテントを張らせてくれればいいのに。

ともあれ、ひとりっきりのキャンプ場で一晩過ごし、翌朝。
R0016194
キャンプ場から少し歩くと、こんな風景が。
この山塊のほぼすべてを歩き、
左側の峠(影になった部分のいちばん低い場所)がとりあえずの目標。
そこは針ノ木岳から下った場所にある、針ノ木峠です。

R0016219
いまはアルペンルートの拠点となる場所を指す地名と化しているのだけど、
「扇沢」とは、名前の通り、もともとは当然「沢」の名前。
この沢がまさしく扇沢で、柏原新道ができていなかったときには、
登山者はこの沢沿いに稜線を上がっていたらしいです。
その新しい「柏原新道」はとにかく歩きやすい道で、
北アルプスの稜線への登山道としては、1、2を争うラクさ。

写真の色がなんだか変だけど、後ろにそびえるのは剱岳。
あそこから、ここまで歩きとおしたかった‥
R0016232
下のほうの影は僕なんですが、ひとりで風景写真ばかり撮っていても飽きるので、
ピースなんぞをしてみました。ちょっとさみしげなような、バカのような。
中央左の中腹で平たくなった場所は内蔵助平という場所で、
来年には再訪してみようと思っています。

R0016283
この地下1000m付近にはアルペンルートのトンネルが貫いているのですが、
こんなことを感じさせず、ひたすら続く縦走路。
誰一人おりません。
結局、この日は出発してから誰の姿も見ず、誰の声も聞かない一日に。

でもその代わりに、雷鳥が大量に出没。さて、この写真のなかには何羽いるでしょう?
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答えは5羽。保護色って、すごいですね。
でも、この群れ、本当は5羽ではなく、7羽でした。
写真に入っていないだけ。

ドンドン歩いていくと、ダムを隔てた向かいにある立山が次第に大きくなっていきます。
R0016315
2日前に歩いたのは、あの稜線から写真中央のタンボ沢を通り、
黒部湖湖畔(の半島のように延びている場所)のロッジくろよんまで。
ポツンと小さな建物(青い屋根)も写っているのだけど、わかるでしょうか?

で、あっという間に針ノ木岳山頂へ。
R0016364
雷の危険も少ないから、たらたら歩いて
14~15時くらいにつけば十分と思っていたのに、まだ12時近く。
ひとりで歩くとどうしても早くなっちゃうのです。
それなのに、疲れも少ないのがソロ山行のよいところ。
自分だけでペースをコントロールすると、効率のよい歩き方が自動的にできて、
急いでもいないのに、スピーディーになるものです。

当初の予定では、山頂から30分ほどの針ノ木小屋キャンプ地に
泊まろうと思っていたのですが、
あまりに時間が余っているので、もう少し進んでみることにしました。
そのほうが、なにかと便利だったので。

(まだ続く)

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コメント

こんばんは、いつも楽しみにブログ拝見させていただいております。先日私も連休初日、悪天を押して涸沢まで行って参りましたが、当初1泊目は人混みの涸沢で紅葉観光にてテン泊。2日目北穂で静かなテン泊を予定しておりましたが、前日よりズブズブになった道具たちと2日目の朝、テントの中で朝飯用にコッヘルに入れた、くしゃみの拍子にひっくりかえした500mlの水のおかげで早めの帰宅となりました。。。ソロ山行って気持ちがナエルト落ちちゃいますけど、次に移れるのはすごいですね。ちなみに私は後悔してシーズン内に同じルート予定してます。。

投稿: bk_egg | 2010年10月20日 (水) 00時49分

bk_eggさま

紅葉の涸沢って、じつは僕、まだ行ったことがないんですよ。
すごく美しいことは話で聞いたり、写真で見たりして
知ってはいるのですが、微妙に時期がずれていたりして。
もう一回挑戦するなら、大雪になる前がよさそうですね。

僕はこれから上高地に向かい、
涸沢までは行かないものの、反対側の稜線の
中村新道というルートを歩いてくる予定です。
このあいだの山行のこともまだ書き終わっていないのですが、
ともあれまたソロの山歩きに行ってきます。

投稿: 庄太郎 | 2010年10月20日 (水) 09時51分

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