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2010年10月30日 (土)

登山家・野口健さんの取材

あったはずだと探してみたら、やはりあった。
標高5200m地点にある「エベレスト・ベースキャンプ」の風景。
以前、僕はそのベースキャンプまで歩いたことがあるのですが、
途中でデジカメをなくしてしまい、わずかにフィルムで撮ったもの以外の
ほとんどのデータが手元にないのです。

ともあれ、下の写真がベースキャンプの遠景。
Fh020025_3
僕はここまで歩く途中、「野口健・清掃登山隊」のスタッフと知り合いになり、
ベースキャンプに張ってある登山隊のテントを訪ねました。2003年のこと。

「清掃」そして「ゴミの搬出」に関して、
打ち合わせをしているスタッフとシェルパのみなさん。
Fh020026
正確に言うとゴミではなく、回収した「人間の排泄物」を
どうやって下界におろすかのミーティングでした。
あんな汚いものを背負っておろすのですから、頭が下がります。
僕なんて、この標高で高山病になっていて、
自分が歩くだけでも精一杯だったのですから。
本気でエベレストを清掃しようという気持ちが伝わってきました。

両端のお二人が清掃登山隊のスタッフ。
忙しいなか、僕にお茶をご馳走してくれました。
たんなる無職の男(当時)に対して、とてもやさしかったですよ。
Fh020024

さて、前振りが長かったですが、
今回、その隊長である野口健さんに取材を行ないました。
僕がベースキャンプにいたとき、
野口さんは首都のカトマンドゥにおりていたので会うことはなかったのだけど、
取材としては今回が2回目です。以前は、「ソトコト」という雑誌で。
今回もアウトドア雑誌ではない、とある雑誌。
発売になったら、ご紹介します。
すでに文字数があまりないのがわかっているので、何をどのように書くか難しいけど。

ヒマラヤだけでなく、富士山の清掃登山、
都レンジャーの立ち上げ、シェルパ基金の設立、
太平洋戦争のときの遺骨回収、直近では物議をかもす このタイミングでの
「センカク(尖閣)モグラを守る会」の発足など、
野口さんのこれまでの行動に関しては、大きな評価がなされています。
でも、「出る杭は打たれる」日本では、
あまりよく思っていない人もいないわけではありません。
とくに古い体質が残る、一部の日本登山界では。

僕も清掃登山の様子を見たり、本人に会う前は、
正直なところ、本当はどういう人なのか把握しかねていたんです。
だけど、今はかなり理解できてきました。
野口さんは裏表がなくて、正直な生き方をしているんだな、と。
性格が素直ではない僕は、わりと斜めからモノゴトを見るのですが、
野口さんにはこのまま頑張ってもらいたいと、心から思ってます。
こういう人がいないと、世の中が動かないんですから。

取材のあと、浦和で行なわれた講演会も拝聴。
R0015743
仕事があったので、残念ながら僕は途中で退出。
しかしまあ話術に長けていて、面白かったですよ。
ちなみに、インタビューの場も同じ調子でした。

そういえば、ベースキャンプでお茶をご馳走になった話をしたら、
「あそこまで荷物を運ぶことを考えたら、一杯2000円の価値はあるよ!」だって。
たしかにとても熱くて、うまいお茶でした。

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