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2011年2月10日 (木)

『ビーパル3月号』発売と、秘境の温泉

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『ビーパル3月号』は露天温泉の特集。
僕はとくに原稿を書いたわけではないのですが、
アンケートには答え、自分にとっての「ベスト3」を挙げています。
登場人物が多いために、ものすごく小さなスペースで、
温泉の名前くらいしかわからない構成なので、
ここで少々補足をしてみたいと思います。

個人的な第1位は、「高天原温泉」。
北アルプスの奥の奥で、最低でも山中3泊4日はかけないと入れないでしょう。
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水晶岳直下の、その名も「温泉沢」にあり、
僕が知っている限り、日本でもっともアプローチに時間がかかる温泉です。
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仕切りと小さな屋根がかかっているのは、女風呂。
その右隣に屋根っぽいのがあるほうは、混浴風呂。
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さらにこの手前の河原にも、いくつか小さな湯船があるんです。

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山奥とは思えないほど、きれいに整備されてます。
近く(といっても徒歩20分)の高天原山荘の方が掃除してくれているんですね。

第2位は、知床半島の「相泊温泉」。
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沖合いに見えるのは、北方領土の国後島です。
今は木材とブルーシートを使った仕切りと屋根がありますが、
以前はもっとボロボロで、しかも嵐や時化のあとは、
跡形もなく吹き飛ばされていることもありました。

海側から覗くと、このような感じ。
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湯船の足元のほうは女性風呂とつながってます。

反対に湯船から海のほうを見ると‥‥
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潮によっては、目の前1~2mから海になっていることも。
こんなときに大波がくると、思いっきり海水が入ってきます。
ときには、縁を10cmも越えて海水が押し寄せてきて、
ひどいときは湯船のお湯がまったく温かくなかったりして。

ここにはもう10回くらい行っており、何度も写真を撮っているので、
よくみると上の2枚の写真でも、仕切りの板が変わっていることがわかります。

第3位は、北アルプス・黒部峡谷の「阿曽原温泉」。
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黒部ダム、および欅平から歩いて1日。
黒部峡谷・上ノ廊下のど真ん中にあります。

お湯は吉村昭の小説『高熱隧道』で知られるトンネルから。
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ものすごい蒸気で、しゃがんでないとサウナのなかにいるような状態に。

すぐ下には黒部川。
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高天原温泉ほどではありませんが、ものすごい山奥です。

欅平とのあいだは、このようなすごい道。
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落ちたら一気に数百m下の谷底に。
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見た目よりはかなり楽な登山道。たまに行方不明者は出ていますが、
普通に歩いていれば落ちることはありません。

最後に、今回の『ビーパル』では僕のリストに入れていませんが、ここもすばらしい。
鹿児島県・硫黄島の南海岸にある「東温泉」です。
周囲の海水も、温泉の成分で変色しております。
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なぜ、ここを第3位以内に入れていないかというと、
ここには数年前、まさに『ビーパル』の取材で行っているから。
なにも同じ雑誌の取材で行った場所を、再び紹介しても仕方ないと思いまして。

同じ硫黄島の北側には、「坂本温泉」も。
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このときはカヤックで島を1周したのですが、
この温泉には大胆にもカヤックで海から乗り付けたりして。
奥の隙間から小船ならこのスペースに入り込めるんです。

同じような写真だけど、もう一枚。
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奥のほうで水中に没していますが、
コンクリートの間仕切りがあるのがわかるかと思います。
ここに温泉がわいており、潮が引いているときはかなり暖かくなっています。
この状態だと非常にぬるく、あまり入った気になりません。
でも、海から漕いでいけるので、とても面白いのです。

というわけで、露天温泉特集にかこつけた、アウトドア風呂の話でした。



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