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2011年5月13日 (金)

東北の山/蔵王連峰~雁戸山~笹谷峠-2

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前回の続き、「蔵王連峰~雁戸山~笹谷峠」の山旅であります。

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名号峰の手前で振り返ると、昨日、僕たちがいた「賽の磧」。
台地状になった中央左に、僕たちが歩いていた道があり、その下には崖が。

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僕はほとんどの場合、いちばん後を歩いているので、
いつも見ているのはこんな状況。
夏道が消えている場所のルートファインディング、
そしてやっかいなヤブこぎの最前線は先頭のヤーマンに任せております。
今回は非常に道がわかりにくかったので、彼が先頭だと僕も安心。
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前方には雁戸山。この山、以前に登ったことはもちろんあるのですが
記憶に薄れていたことも事実。今回の山行で、そのカッコよさを再認識いたしました。

稜線上の雪は適度に締まっていて、スノーシュはおろか、アイゼン、ピッケルも必要なし。
これらの道具は前日に断念した
賽の磧~東北大左ェ門小屋~ロバの耳(丸山沢)あたりのルートに
備えたものだったのだけど、こうなるとただ荷物の重さを増すだけの道具に。

この日の午後遅く、僕たちは八方平に到着。
ここには避難小屋があるはずなのですが、なぜかぜんぜん見当たりません。
夏道が雪に埋もれて消滅しているのと、ヤブで視界が遮られていたからなのですが、
これがまあ、とにかく発見できないんですよ。
僕たちはもともとテント泊なので、小屋が見つからなくても問題はないのだけど、
あるべき場所にない、というのは非常に気持ち悪く、
メンバーそれぞれ四方に散らばって、1時間近く周囲を探したのですが‥‥

最終的には、念のために持ってきていたGPSまで、まさかの出動。
確認してみると、そのディスプレイ上では小屋の上を
何度も通過したことになっているのに、それでも見つからないんですね。
誤差というほどなら、少なくても小屋が視界には入ってくるはずなのに。

というわけで、適当なところにテントを張って一晩。
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翌日の朝は快晴。しかしメシを作って食っているうちに、次第に曇り空に。
しかし、ヒジーに貸した僕のパンツ、デカいなあ。

出発してわずか数分。ヤブの向こうに、避難小屋を発見。
なぜ、こんな立派な建物が、見つからなかったのか、わかりません。
GPSをもう一度確認すると、今度はちゃんと我々の現在位置と
小屋の場所が一致しているし。

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しかし、いかにも東北の山らしい、こういう無骨な避難小屋って、けっこういいですね。

さて、雁戸山への登り。

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ちーちゃんが、男どもの前後に移動し、一生懸命に撮影中。
今回の山行は雑誌で紹介するものの、あくまでも僕たちの個人的な計画で、
プロのカメラマンを同行していません。
そこで、いつも写真を熱心に撮っているちーちゃんが撮影担当になり、
雑誌上でも彼女の写真を使うことにしていたのです。
彼女が撮影をするということは、彼女が写真のなかに入ってこないということでもあり、
言い換えれば、写真には見苦しい男どもしかうつっていないということ。
ビジュアル的に「それでいいのか」という問題はあるのですが‥‥。

だって、こんな感じなのだから。
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ちーちゃんが撮影したヤーマン。
見苦しいので、思い切って縮小してみました。

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これも、ちーちゃんが撮影したもので、写っているのは僕。
引いて撮った写真だから表情がわからないので、
ヤーマンの写真ほどは見苦しくないでしょう。

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雁戸山に登るにつれ、だんだん小さくなってくる蔵王連峰。
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霧が深くなるなか、ひたすら先へ。

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かなりメジャーそうな花なのに、植物に疎い僕は、名前がわかりません。
なので、脳内では勝手に「雁戸パープルスミレ」という名前に決定。
スミレの仲間ではないはずですが、まあいいのです。

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せっかくの雁戸山の山頂ですが、周囲が何も見えないので、あっというまにスルー。

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なぜか「水を汲む」というカットは女性のほうが映えるもの。
だけど、先にも書いたように、後日、雑誌で紹介する
今回の山行の様子には、はじめから最後まで男しか出てこないのです。
世の中に増えているらしい大森千歳ファンの方、すみません。

雁戸山から笹谷峠へ。
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ブナなどが生える森の中を下っていきます。
道しるべとなるものがほとんどなく、
やぶのなかを時間をかけて進むしかありません。
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ヤブの中から笹谷古道に出て、あとはただ下るのみ。
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本来は、笹谷峠ではなく、もっと先まで進む予定でしたが、
ルートファインディングの難しさとヤブのために歩きにくく、
それに天気が悪くなって視界がきかなくなって面白さが半減したために、
ここで終了。この後、笹谷峠まで出た我々は、翌日には仙台へ戻りました。

今回の山旅、3回くらいに分けて紹介しようと思ってましたが、2回で終了。
別途、来月発売される『PEAKS』をご覧ください。

とりあえず言えることは、地震の影響はないとはいえないけれど、
東北の山は以前からのように、今もすばらしいということ。
地震の後、なんとなく東北の山に登りにくくなっている方は多いようですが、
ぜひとも東北の山に目を向けてもらい、
できるだけ東北に足を運んでもらいたいと思います。

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