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2011年6月 6日 (月)

西上州/荒船山、日帰りの旅

Img_1734a
かなり前から行ってみたいと思っていた山のひとつが、
群馬/長野の県境に位置する荒船山。
緑の木々のなかから突き出るように聳え立つ巨大な溶岩の岩肌は、
たしかに荒海を進む船のようですね。

ここは十分に東京から日帰りで行ってこられる山。
どうしても山の中ではテント泊をしたい僕には、
いつかは行ってはみたいものの、なんとなく後回しにしていたんです。
しかし、今回はまさに「日帰り登山」のための取材。
仕事となれば、好都合。こういう機会を逃がすわけにはいかないのです。
雨による延期はあったものの、梅雨の合間の晴れの日に、
うまいこと登ることができました。

ちなみに荒船山は、『クレヨンしんちゃん』の作者・臼井儀人さんが
一昨年前に転落死したことで有名になってしまいました。
上の写真では、左のほうでいちばん尖っている「艫岩」から落ちてしまったらしく‥‥。
タクシーの運転手さんによれば、一般的にも有名になった荒船山には
多くの観光客が訪れるようになった反面、
それまでには存在しなかったという自殺者も激増し、臼井さん以降、
すでに10人以上は飛び降り自殺があったのではないか、とのこと。

さて、内山峠登山口から登り始め、1時間もせずに、その絶壁の下に到着。
Img_1751a
ここは、「鋏岩修験道場跡」。
なにやら由緒正しい場所のようですが、詳細不明。
現地で集めた資料類にも、なにも書いておりません。
岩壁の下にはこんな広い空間がいくつもあり、野宿したくなる雰囲気です。

登山道を歩いているうちに、岩壁が次第に横のほうに。
地図を見るとそうでもないのだけど、
サイドから回り込んで登っていくイメージです。
Img_1755a
しかし、この岩肌、クライミングが好きな人には、たまらないのでしょうね。

荒船山の登山道は、遠目からの荒々しさとはまるで違い、遊歩道的な歩きやすさ。
Img_1763a
ほとんど危険な箇所はなく、
「初心者が日帰りできる」という、今回の取材コンセプトに、ぴったり一致。

そんなわけで、2時間もせずに山頂部の一部となる溶岩でできた台地部分へ。
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上から覗き込むと、このような感じ。
比較するものがないので、この写真では高さの実感がつかめないでしょうが、
けっこうな高度感。体力をそれほど使わず、こんな景色を楽しめるのだから、
相当にお得な気分を味わえます。もっと早くに行ってみればよかったかも。

なんとなく、樹冠に少し寄った写真をもう1カット。
眼下に広がる緑、緑、緑。まるでグリーンのカーペット。
Img_1767a
やっぱり僕は、白い雪よりも、緑の葉の色が好き。
「本当の山好きは、冬山を好む」なんて言葉は信じません。

で、こちらが「艫岩」の上。
取材用とは別に、僕のカメラでも記念写真を撮ってもらいました。
だけど、正面は照れくさいので、公開するのは後姿。
Img_1786a
今回は以前、このブログで紹介した
ショートパンツバックパックをデビューさせました。
日帰り山行ではそれほど使い心地はわかりませんが、悪くないのは間違いなし。
少なくても、色は僕好みなので、買ってよかった。

先ほど、頂上部分へいたる登山道が歩きやすいと書きましたが、
その溶岩台地上で延びる登山道も整備されており、高原の散歩感覚。
下から見上げた荒船山のイメージとはかけ離れています。
かなり平面的なのですね。こういう場所に、テント場があるといいのに。
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しかしまあ、見た目は男性的なのに、歩いてみると女性的。
それが荒船山の面白さなのかも。

この後、一応は荒船山の最高地点である経塚山に登りましたが、
展望が悪く、とりたてて紹介するようなカットはなし。
しかし、「荒船山の最高地点である経塚山」っていう表現、わかりにくいな。
つまるところ、荒船山は言い方を変えると荒船「山塊」であり、
そのなかでいちばん高い場所を、別途、経塚山と呼んでいるわけです。

下山には別ルートを使って相沢登山口へ。
そのまま歩いて荒船温泉へ行き、風呂上りにはビール。
まさしく日帰り登山を実現したのでした。
プライベートなら、無理にでもどこかでテント泊をしたでしょうが、
これはあくまでも取材。この山のことは、いずれ雑誌の誌面でも。

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コメント

お疲れ様です!群馬に来てたんですね!
僕はこの前の日曜日に浅間山登ってました☆
荒船山は去年の梅雨時期に登ったのですが、すごい蒸し暑い日で汗だくで登ったのを覚えてます。

そういえば、ライターの森山さんはバックパックの仕切りの部分をハサミで切り取っちゃうってブログに書いてありましたが、庄太郎さんも切り取る派ですか??

投稿: カミナリおやじ | 2011年6月 7日 (火) 16時53分

カミナリおやじ様

荒船山は、たしかに夏だとちょっと蒸し暑そうですね。
葉っぱが茂ると、風があまり抜けない場所が多そうで。

森山くんは二気室の仕切りをわざわざ切っているんですが、
僕も同じようにこの仕切りを必要としていないけど、
切り取ってはいませんよ。
とくに切ってまで失くす理由はないように思えて。
重量も大して変わらず、ファスナーを外しておけば
パッキングの邪魔にもならないし。
ただ、詳しい説明は省きますが、
今回のカスケードはなぜかファスナーが
引っかかりやすい形でついていて、このモデルなら切る意味があるかも。

僕は荷室をパーテーションで2つに分けて使うのは
パッキングがうまくいかないので、ほとんど意味はないと思ってます。
だけど、下にもファスナーがついていて、
そこからも荷物を出せるのは便利なので、
(ここから荷物を入ることはほとんどないけど)
仕切りなし&下部にファスナーというのが
ベターなのではないかと思ってます。

投稿: 庄太郎 | 2011年6月 8日 (水) 21時40分

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