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2011年6月12日 (日)

またしても新パック、グラナイトギア "ニンバストレース"

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昨年の展示会のときに、デザインのよさと色使いに一目ぼれし、
即買いを決めてメーカーさんにお願いしていた
グラナイトギアの“ニンバストレース”というモデルが到着しました。
大型パックとしては、今年はすでにマックパックの“カスケード65”を購入しているのに、
またひとつ増えてしまったわけで‥‥。
ただでさえ、今年は大震災以降、
さまざまな事柄でたくさんのお金を使ってしまっているというのに、
ちょっと無駄にも見えかねない買い物です。
でも、頼んだのは昨年のことだったし、ギアの原稿を書くことも多く、
そもそも山にばかり行っている僕には仕事道具だし‥‥。
と、いつも自分を納得させるための理由を書きたくなります。

さて、こいつの容量は62リットル、カラーは上の2つ。
その他の細かいスペックは取り扱い会社のHPに任せます(書くの面倒だし)。

どちらの色も僕好みなのですが、結局選んだのは‥‥
Img_1824a_2
カタログ的には「オートミール/ムーンミスト」というカラー。
よく見ると、展示会のときとはカラーリングが一部異なっています。

「販売される商品には、カラー変更が若干ある」と
展示会のときに聞いていたのだけど、オートミール色(白っぽい部分)が減って、
グレーの部分が増えていますね。さらに、気のせいかもしれないけど、
そのグレーの部分の色は、もっと濃かったような気も。
本当は展示会サンプルの色のほうが好きだけど、これも悪くありません。
これを買った男の僕がいうのもなんですが、グリーンのタイプも含め、
女性が山でこれを背負っていたら、かわいらしいだろうな。
同モデルには、女性用のハーネスのタイプも出てますからね。

こちらが背面の構造。
パッドの肉抜きが徹底されていて、まるでなにかのあばら骨のよう。
Img_1826a
しかし、通気性は間違いないだろうけど、
果たして重い荷物でもしっかりささえてくれるのだろうか?
ハードな使い方ではマックパックのほうが上だろうけど、
アウトドアライターとして、こいつの具合を試してみたい要求にかられたのも、
購入に踏み切った一因なんです。
まあ、機能以前に、色とデザインがあまりにも好みだったからですが‥‥。

そういえば、『PEAKS 4月号』の表紙も、このバックパック。
裏話を少し書けば、ここの編集長に
「表紙用の撮影で使える、カッコいい新製品のバックパックはない?」と聞かれ、
僕が推薦したのが、これだったのですね。
そしてめでたく意見が採用され、表紙になったわけでした。
ここで使われているのも、展示会と同じサンプルのカラーリングです。

ところで、この下の2枚の写真の違いはどこにあるでしょう?
Img_1828a

Img_1827a
答えは、下部のコードがポケットの外を通っているか、内を通っているか。
使い方によって、変えられるんですね。
コードを外にしておけば、ポケットに入れたものをしっかり押さえることができ、
内にしておけば、ストレッチ性のポケットを大きく使うことができるんです。
そもそも、各部がストラップではなく、細いコードというのも面白い。
こういう細かいギミックがあるのが、
僕がグラナイトギアというメーカーが好きな理由のひとつかも。

こちらはリッド(雨蓋)を外した状態。
Img_1825a
一般的なバックパックは1本のストラップで圧縮するのが普通ですが、
これは2本のストラップで十字型に締め付けられるようになっていて、
よりキッチリと安定させられるわけです。
メーカーとして、バックパック自体の重さを軽くしたいときには
リッドを外して本体のみで使えるような構造を売りにしている
グラナイトギアっぽいアイデアです。

それと同時に、リッド自体はウエストバッグに。
Img_1829a
こんな工夫のものは他メーカーでもあるけれど、
わざわざ別途ストラップとバックルをつけて(写真の右)、
荷物を入れたときに締められるようにしてあって、
ボリュームを押さえることができるのは、ここくらい。

ところで、日本では「ウルトラライト」のイメージが強いグラナイトギア。
たしかにその性質は強く、実際に超軽量な製品と、
ウルトラライトな山歩きに適したものづくりをしています。
だけど、それだけじゃないんですね。
本国アメリカでもっとも売れるタイプはウルトラライト仕様のものではなく、
重い荷物を背負えるしっかりした構造のタイプと聞いています。
具体的なモデル名は忘れてしまいましたが‥‥。
でも、僕が使っている同社の他のモデルで、耐久荷重~23キロという
“ニンバスアクセス3800FZ”のようなタイプなのでしょう。
同じく僕が持っていて、ほとんど使っていない
“メリディアンヴェイパー”(耐久荷重~14キロ)のようなものではなくて。

耐久荷重~18キロのニンバストレースは、その中間的な存在。
腹が減っては山を歩けぬと、食材をたくさん持っていく僕の山の歩き方だと、
18キロ以上に荷物が重くなってしまうことが普通なのですが、
1泊2日程度で持参する食料が少ないときには、これで十分でしょう。

今年、何回いっしょに出かけることになるのか。
早く試してみたいと思っております。

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アウトドアギア」カテゴリの記事

コメント

久し振りです。先日宮城県の高校総体があり、宮城一高が女子で優勝となりました。3年生は6月で引退の予定でしたが、8月の半ばまで山をやることになりました。今年はインターハイが岩木山と八甲田山で行われるため、生徒達も大変喜んでいます。例のマックパックとグレゴリーを背負って参加しました。大変お世話になりました。そのうちブログにアップしますね。

投稿: itomo | 2011年6月12日 (日) 22時38分

PEAKS4月号の表紙見てカッコイイと思ってました。実物をお店で見てもすごくかっこ良かったです。グラナイトギアのこれより下のサイズを狙ってます。やっぱり高橋さんはブルーがお好きですね♪(≧∇≦)

投稿: RENA | 2011年6月13日 (月) 10時05分

itomoさま

優勝ですか? みんな頼りなく見えたのに、やるなあ。
昨年の夏山合宿の原稿は、
これ以上追加で話を聞かなくてもなんとか大丈夫です。
ただ、一度は書き上げたのですが、
どうもしっくりこないので、もう一度書き直すつもり。
いずれ、内容を確認していただきますね。
改めてメールしますので、お待ちを。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
RENAさま

ブルーが好きなのは疑いようもない事実ですが、
同時に白とか、オフホワイトも愛していて。
だから、このバックパックは見逃せないんです。
汚れやすいアウトドア用のギアには、
こんな白っぽいヤツ、あまりないですからね。

結局、僕はブルー、グリーン、ホワイト、グレーあたりの色があれば、満足。
ちょっと苦手なのがオレンジだけど、
最近は挑戦して買ってみたりもしています。

投稿: 庄太郎 | 2011年6月14日 (火) 17時43分

お久しぶりです。
先日平日のお昼午後から大日岳にいってきました。まあ時間もなく称名滝→大日平山荘までで引き上げましたが。
ニンバストレース(オートミール色)は僕も気になっておりました。そもそも軽量パックでは高橋さんがコーデュラ素材であるグラナイトギアをお勧めされている記事をみかけてから…軽量でなるべく丈夫なザックをと気になってました。
実は大日岳に今回使用したザックはグラナイトのブレイズです。ブレイズを購入したものの トレースが気になって・・・
背面の強度がトレースのほうが強く ウエストベルト中心軸がしっかりフレームに固定されているので やはり重い荷物の場合トレースのほうがよさそうですね。

投稿: まつぼん | 2011年6月30日 (木) 22時29分

まつぼん様

ニンバストレース、どうなんでしょうね。
買ってみたものの、僕はいまだ、
こいつを背負って山に行っていないので、
本当のところはわかりません。
ニンバスアクセスくらい使えればいいのだけど。

それにしても、大日岳か~
今年も剱岳付近にはいくはずだけど、いつのことか。
そろそろ本格的に夏の計画を決めないと。

投稿: 庄太郎 | 2011年7月 4日 (月) 20時57分

同じメーカーだからといって ニンバスアクセス同じように使えるとは限りませんね 確かに。メーカーとして進化してるつもりでも、ユーザーにとって退化してる場合もあるでしょうし 
私の体力では今年は剣沢までかなと思ってます。
4年計画で 高橋さんのように 早月尾根から剣目指したいですね
お返事ありがとうございました。

投稿: まつぼん | 2011年7月 6日 (水) 10時38分

まつぼん様

明日あたりから山に行くつもりですが、
このニンバストレースにするか、
他のものにするか、現在悩んでいるところ。
ぜったいに雨だろうから、難しいなあ。

投稿: 庄太郎 | 2011年7月 7日 (木) 14時49分

雨の場合はニンバストレースは向かないってことですか?
パックライナーとか ザックカバーで対応ってしないんですか?
高橋さんの雑誌などのお写真でザックカバーなんて見かけたことはないですが。
ピークスの知床の記事 よかったです。
熊に遭遇しても冷静に対応されてるようですばらしかった。熊撃退スプレーを携帯されているとは知りませんでした。
またニンバストレース使われたら 感想お聞かせください

投稿: まつぼん | 2011年7月 8日 (金) 16時04分

まつぼん様

せっかく他にもいくつものバックパックを持っているので、
わざわざニンバストレースを雨の中でデビューさせる必要がないのではないかと。
ニンバストレースは軽量化のために生地が薄いので、僕の使い方ではすぐに穴が空いて、
防水性はすぐにそこなわれそうだし。
いずれにせよ、僕はそれほどはバックパック自体の防水性を信用していないので、
パックライナーかカバーを併用します。
雑誌上で僕があまりカバーをしていないのは、
たんに雨のときはあまり撮影していないのと、
撮影していてもそのときの写真を使うことが少ないから。
やはり晴れているときの写真を誌面では使っちゃいますからね。

ちなみに今回の山行では、結局、来年発売になる
某メーカーの某アイテムを試しに使ってみました。
結局、晴れたから、ニンバストレースでもよかったんですけどね。

投稿: 庄太郎 | 2011年7月12日 (火) 10時51分

コーデュラといえども 高橋さんぐらい頻繁に使われると そんなに簡単に防水性が損なわれるんですね。
確かに雑誌上で雨の写真では 登山に興味もつ人も減るでしょうし そうですね
某メーカーのリュックでしたか 発売前に試せるのも高橋さんの特権ですね。いろいろリュック使用感など考えながら試されるのも簡単ではないこととはおもいますが。
 高橋さんお勧めのアタックザックって ピークスに掲載されていたものはホグロフスのものかと思いますが廃盤ということでしたが あのような丸めてメインザックに収納できるような 500g以下くらいのクッションも省かれているようなザックを探しているのですが なかなかないですね。
普通に販売しているものであるんでしょうか?
今週末は剣沢にテント泊行ってまいります。

投稿: まつぼん | 2011年7月14日 (木) 21時18分

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