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2011年6月 2日 (木)

マックパックの青い新モデルと、その他の青

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これら2つは今年になって手に入れた、マックパックの新作。
左が、“カスケード65”というモデルで、右が“エクスプローラー”という38リットルサイズ。
どちらも耐水性が高いアズテックというマックパック独自の素材を使っていて、
とにかくタフ。ナイロンに防水コーティングを施した一般的なバックパックのように、
時間がたつと加水分解でコーティングが剥がれるようなモノではないし、
なによりも丈夫で破れないのがいいところ。
軽さよりも壊れないことを重視してモノを選びがちな僕にとって、
このマックパックは、このところ大変気に入っているメーカーなのです。

とくに、すでに廃番になった“グリセード”という70リットルのモデルは、
ハーネスの具合が驚くほど僕の体にピッタリすぎで、「人生最強」。
これまでに買ったバックパック、仕事のために借りて使ったバックパック、
合わせて数十個のなかで、間違いなく最高なのです。
いまや、ハードな山旅には絶対に出動する「勝負バックパック」に。
『PEAKS 6月号』の表紙で、僕が背負っているヤツです。

こういうことは、各種のアウトドア雑誌でさんざん書いてきたことなので、
このブログを見ている方も、もしかしたらご存知かもしれませんね。

ともあれ、“グリセード”並みの快適バックパックを求め、
調子にのって今年だけで、さらに2つもマックパックを手に入れてしまったわけです。
“カスケード65”は、すでに先日の東北の山でも使いましたが、
体へのフィット感は、今のところ問題なし。
サブでもうひとつキープしているとはいえ、あまりにも使いすぎて
さすがに傷んできた“グリセード”の後釜として、十分に活躍してくれそうな予感が。
僕は“グリセード”の本当の後継モデルである
“グリセードクラシック”も数年前から使っていますが、
体のラクさでいえば、この“カスケード65”は“グリセードクラシック”以上。
“グリセード”よりも上かどうかは、もう少し使い続けてみないとわかりません。
ちなみに、この“グリセードクラシック”のほうは、
僕が書いた本『トレッキング実践学』の表紙で、僕が背負っているものです。

これら3つのモデル、すべてハーネスの構造は違っています。
しかし、使い心地のこういう感想は、僕個人のものでしかなく、
人によって合うバックパック(とくにハーネス部分)は異なるので、
“グリセードクラシック”がいちばんという人がいて当然だし、
そもそもマックパックのバックパックが体に合わないという人だっているでしょう。
僕自身、これまでに使ったマックパックの製品のなかには
ハズレとしか思えないモノに出くわしたことがあり、
マックパックすべてを絶賛できるわけではないのですからね。

しかし、大当たりがあると、そのメーカーを見る目が優しくなってしまい、
中型バックパックとして、“エクスプローラー”も試してみたくなったわけで‥‥。
これはまだ背負って歩いたことはないから、いまのところ良し悪しは不明。
でも、ハーネスの具合から見ると、たぶん僕の体には問題ないはずと思ってます。

それにしても、今年手に入れたモノは、どちらも青。
どっちかを別の色にすればよかった気もするのですが、
考えたあげく、結局どちらも青にしてしまいました。
よく見ると、同じブルーだけど、微妙に配色は違うんですけどね。

僕が持っているマックパックのなかには、もうひとつ青い存在が‥‥。
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これは“カウリ”というモデル。本国ニュージーランドでは生産中止になっていますが、
日本用に特別作り続けている30リットルの小型タイプです。
じつはこのブルー、以前ニュージーランドの本社に取材へ行ったときに、
「ブルーがあれば、日本で売れるんじゃないかな」などと話していたら、
いつのまにか本当に生産してくれるようになった色。
そんな経緯があったので、この青い“カウリ”に関しては、
昨年の発売前、特別にいただいてしまったりもしてしまいました。
今年もこの色は継続して生産されているので、人気はあったのでしょう。
売れてなかったら片身が狭くなるので、ちょっとうれしいことです。
だけど、“カウリ”は青以外にもに、黒と赤も持っていたりして。
これに関しては、アズテックの機能性というよりも、単純にそのデニムっぽい質感が、
街用として使いやすいのだけど、さすがに3つも持っているなんて、
自分でもバカみたいだと思います。しかも古着屋でわざわざ中古を買っていたりして。

マックパックに限らず、僕が持っているバッグ系は青っぽいものばかり。
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右はグレゴリーの“デイパック”、左はデイナデザインのなんだったっけか?
どちらもけっこう古いものですが、いずれにせよ、結局ブルー。

トートバッグまで‥‥。
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こいつらはセールで買った比較的新しいもので、
右はグレゴリー、左はミステリーランチ。

こんな僕の私物を見ていると、「そんなに必要ないだろう?」と
いいたくなる人もいるでしょうね。
たしかに、街用の小型バックパックとトートバッグは、その通り。
僕はモノ好きのうえに、モノ持ちもいいので、ドンドン増えてしまうんです。

しかし、大型~中型バックパックは、間違いなく僕の「仕事道具」。
サラリーマンのスーツやネクタイ、パソコン、モバイル機器と同じなのかも。
「いろいろなモノを実際に使ってみないと、道具の原稿なんて書けない」という
正しいけれど、いい訳っぽい陳腐ないつもの言葉で
自分の買い物を正当化してみたりもします。

先日、このブログで紹介したチャリティーオークション『青空ユニオン』には
いずれ僕のバックパックも出点されることになりそうです。
おそらく、90%くらいの確率で。
どんなメーカーの、どんなモデルを放出するかは秘密ですが、
いずれ私物がひとつ減る予定なのですから、その前に増えるのだって、
おかしくはないはずですよ、ね。

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アウトドアギア」カテゴリの記事

コメント

自分もカスケード65の黒を買いました!
結構早くに購入して出番を待っていたのですが、
あっという間に梅雨。。。
梅雨にテントデビューはキツイですよね?

ご紹介されている「カウリ」。
ニュージーランドのカウリの巨木から名付けられたのでしょうか。
3年前NZ北島のワイポワ・カウリで見たあの巨木が忘れられません。

投稿: kazu | 2011年6月 2日 (木) 20時49分

マックパック、
私の身体に合えば、いつか手に入れたいと
思っています。
マックパック背負って、ニュージーランド
トレッキングが、今の目標です。
それにしても、本当に 青 が沢山で、
びっくりしました(^〇^)

投稿: タテノ | 2011年6月 2日 (木) 20時49分

KAZUさま

カスケード65ということは、僕とお揃いですね。
ご存知のように雨に強い生地なので、
小雨くらいなら、あえてこの時期に
デビューさせるのもよいかも。

カウリはたしか、その巨木の名前から命名されたはず。
これに限らず、マックパックの他の製品名で
英語っぽくないものは、現地マオリ族の植物や動物の
名前からとられたものが多いようです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
タテノさま

僕が好きな色はブルーとグリーンで、
バッグに限らず、そんなものばかりです。
このブログのデザインも基本はブルーで、
「プロフィール」で僕が着ているウェアだけ
グリーンにしてみたりして。

マックパックは体に合いそうならば、
いつか試してみるとよいですよ。
値段はちょっと高いけど、長く使えるのは間違いなく、
最終的にはお得だと思われます。

投稿: 庄太郎 | 2011年6月 5日 (日) 03時54分

マックパック、私も大好きです。
グリセードクラシック、ゲッコ、モジュール…

タスマニアに居た頃、友人から
バックパックならばマックパックだ!と
猛烈アピールされて購入したのが始まりです。

アズテックのあの安心感、本当に頼もしいですよね。
水にも強く、堅い灌木もなんのその、
なんだか背中に大きなお守りを背負っているような、
そんな気分にさせられるバックパックですよね。

投稿: RIE | 2011年6月 5日 (日) 20時36分

いつも楽しく拝見させていただいています。
カスケード65も気になりますが、背後にある山岳風景のポスター(シルクスクリーンでしょうか?)が気になって仕方ありません。
こんなポスターが部屋にあったら和みそうですね。

わたしはカスケード75(黒)を使用していますが、カメラ機材を多めに持っていくので、1泊テント泊でもちょうどいいくらいです。
ウエストハーネスが自分にぴったりな感じで、重さを感じさせません。高橋さんの記事から購入を検討しましたが、買って大正解でした。
ありがとうございました。


投稿: シバタ | 2011年6月 6日 (月) 21時23分

RIEさま

タスマニアにいたことがあるんですか?
じつは、タスマニアは僕がひそかに狙っている場所。
乾燥したオーストラリアにあって、唯一の湿潤地帯で、南極からの風が吹いてくるなんて、
北国の夏(南半球だから、南国か)好きの僕にはたまりません。いいですねえ。
僕が実際に行くことがあれば、たぶんマックパックの出番です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
シバタ様

写真の後にある絵は、古い時代のアメリカの国立公園のポスターの復刻ものですよ。

あの写真にはうつっていませんが、さらに上のほうにも3枚飾られており、
しかも保管していて飾っていないものも2枚持っていたりして。
たしかシリーズで20~30種そろっていて、それぞれに別の国立公園のもの。
日本では売っているのを見たことはありませんが、アメリカの国立公園のショップでは
よく見かけるし、現地の大型アウトドアショップ、R.E.I.でも売られていました。
そういえば、僕はシアトルのポスターショップでも買った覚えが。
同じ絵柄でポストカードもあり、僕はそれもいくらか集めています。

投稿: 庄太郎 | 2011年6月 6日 (月) 23時07分

はじめまして、マックパックのバックパックが欲しくてサイト検索していましたらまさか『PEAKS 6月号』の方に辿り着くなんて思ってませんでした!

あのバックパックがあの写真がかっこ良くてmacpacを買おうと思ったので感動です。

色々検索した結果、自分はカスケード65(黒)が購入したいのですが、人気らしくどこにもないみたいなんですが、本家のニュージーランドのホームペーシから個人輸入とかできるのでしょうか?

突然ぶしつけな質問で申し訳有りません。

もし良い購入情報がありましたら教えていただけないでしょうか?

PEAKSも愛読していますので、今後も山、macpacの情報をブログに上げてください。

投稿: ミヤザワ | 2011年6月17日 (金) 12時22分

ミヤザワ様

マックパック、最近すごい人気なんですよね。
とくに大型は昨年もずっと売り切れ状態で、
どこにいっても買えないという話ばかり聞きました。

現状では、僕もどこで買えるのかはわかりません。
ひとつだけ情報をお伝えするとすれば、
日本に輸入されているマックパックの大型タイプは、
「好日山荘」が半分以上を買い上げているということ。
今は売っていなくても、好日山荘ならまた入荷するかもしれませんね。

マックパック本社があるニュージーランドの
クライストチャーチも昨年大地震に見舞われていて、、
いまだスムーズな供給ができていないのかなあ。
ネットオークションをチェックしておくほうが早いかもしれませんね。

投稿: 庄太郎 | 2011年6月18日 (土) 07時54分

ぶしつけな質問にお答えいただきありがとうございます。

好日山荘で在庫確認してもらおうと思います。
ますますmacpacが欲しくなってきました!

こちらのブログで見た赤岳が奇麗で7月に行こうと計画しておりまして、
8月には北岳に行こうかと。2泊3日の小屋泊まりなら50Lのカスケードでもいいのかなとも思いますがどうでしょうか?

なんとかそれまでにカスケードを手に入れます!

すみませんもう一つ質問なんですが、アズテック素材ですが、レインカバーは必要でしょうか?中に染み込まないようですが、小雨ならわかりますが、土砂降りじゃなくても普通の雨量でもレインカバーいらずで雨の侵入を防いでくれんのでしょうか?

投稿: ミヤザワ | 2011年6月18日 (土) 10時11分

ミヤザワさま

夏の小屋泊まりなら、50リットルもいらないのでは?
30リットル程度でも十分だと思いますよ。

アズテックとレインカバーの件は、
前にもどなたかに質問されて、ここで答えたような‥‥。
結論をいえば、僕は使っていますよ。
アステックの防水性は高いけど、
バックパックの構造自体は防水性ではなく、
とくに2気室のものなどは
ファスナーなどから浸水してくるからです。
僕はカバーを使わないで強い雨のなかを歩いていて、
テントを張るときにバックパックの内部を見たら、
けっこう水がたまっていたこともありましたよ。

投稿: 庄太郎 | 2011年6月19日 (日) 20時20分

はじめまして。
「PEAKS」の記事をはじめ、「トレッキング実践学」も愛読させて頂いてます!

この度テント泊用バックパックの購入を考えているのですが、カスケード65を候補に挙げています。
自分の考えている用途としては夏山の1~2泊のソロ山行がメインとなると思いますが、経験を積んで
春、秋と季節を広げていき、いずれは冬の山にも行ってみたいと考えています。

そこで質問なのですが、このバックパックの容量で何泊程度の山行が可能なのでしょうか?
(夏山なら○泊、冬山なら○泊といった具合に教えて頂けるとありがたいです)

もちろん、各々のスタイルや装備でかなり違ってくるかとは思いますが、知人やショップの店員さんに聞いても
かなりバラつきがありますし、なにより容量の表記もメーカー、モデルによって前後しますので
愛用者である高橋さんの意見がぜひ聞きたいのです。

あくまでも高橋さんの基準で結構ですので、アドバイスをお願いいたします!

投稿: ともよす | 2011年7月26日 (火) 01時20分

ともよす様

あくまでも僕の装備/食料の揃え方だと、
カスケード65なら、夏は4泊5日くらい山行ができます。
装備はそれほどかさばらないのですが、
食料をいつもたっぷりと持っていくもので。
普通なら、1週間でも行けるでしょうね。

それに対して、冬(テント泊)では使わない可能性が高いです。
僕はかなりの寒がりなので防寒着は増えるし、
寝袋もボリュームがあり、しかも夏には必要ない
いくつもの装備を追加しなくてはならず、
65リットルじゃ、ちょっと足りないのです。
雪を溶かして水を作ることを考えると、
持っていく燃料も増えますから。
先日行ってきた残雪期である5月の山行でギリギリだから、
完全な冬期では、もっと容量のあるタイプにするはず。
しかし、これも僕の装備の用意の仕方でしかなく、
一般的には65リットルで間に合うかと思われますよ。

投稿: 庄太郎 | 2011年8月 2日 (火) 22時33分

高橋さん おはようございます。
関係のない話題ですみません ようやく剣に登れました。2泊3日で 剣沢でキャンプ(旧カスケード65)しながら2日目に登頂し、最終日は剣沢→別山→真砂→立山3山→室道 という王道的なコースですが 無事予定通りに登れました。これもまず最初に出会った高橋さんのトレッキング実践学 ご丁寧に質問に答えてくださったおかげです。ありがとうございました。

今回初日の夜だけ微妙に頭痛がでて 寝不足症状は多少でましたが 2日目はしっかり睡眠がとれました。やはり高橋さんのアドバイスいただいたように 本来は1日以上高地順応に必要だったようです。
最終日の縦走の身体の軽さがそれを物語ってました。
とはいえ 今までの登山の中でかなり楽な気持ちで望めたように思います。日程が3日間あると 精神的に楽ですね。
 

投稿: こうちん | 2011年8月16日 (火) 05時19分

こうちん様

無事に剱岳~立山三山に登れたようで、よかったですね。
僕も来月は2回ほど、そのあたりに行くことになってます。
いや、もしかしたら3回だったっけ?
天気がよいといいのですが。

投稿: 庄太郎 | 2011年8月18日 (木) 13時23分

高橋様お返事ありがとうございます
セカンドネーム(他の趣味で)で失礼しました
来月 私も行きたいと考えております
快適なシーズンは残りわずかとなってしまいまして非常に残念です
それでは

投稿: まつぼん | 2011年8月20日 (土) 21時53分

まつぼん様

僕の次の山は、やはり立山になりました。
台風派過ぎているはずだけど、天気が心配です。
まだ夏っぽさが残っているといいのだけど。

投稿: 庄太郎 | 2011年8月31日 (水) 22時23分

こんにちは、はじめまして。著書を読んで高橋さんのことを知りました。母校が一緒のようなので勝手に親近感がわきました。(自分は在学中ですが)

一つお聞きしたいのですが、今MacPacのゲッコを買おうかどうか悩んでいます。街中でも普段使えて頑丈なものがほしくてゲッコに行き着いたのですが、ショルダーの部分がMacPacの他のものよりも固く、使っているうちにボロッと取れてしまわないか心配です。もし使ったことがありましたら何か意見を頂けませんか。割と普段から重いものを入れて使うと思います。

投稿: yasu | 2011年9月 2日 (金) 13時55分

yasuさま

ゲッコ、僕も持っていますよ。赤い色のものを。山歩きにはあまり適していないというのが僕の結論で
このような35ℓ程度のサイズを山でも使うなら、
もっとヒップハーネスがしっかりしたもののほうが
楽に背負えるはずです。
でも街のなかで使うには問題ないと思います。

肩の部分が硬いのは、マックパックの
クラシックデイパックのシリーズでは共通のことで、
僕が持っているカウリなども同じです。
だけど、使っているうちになじんできますし、
壊れやすいということはないと思いますよ。

投稿: 庄太郎 | 2011年9月 4日 (日) 01時15分

丁寧な返答ありがとうございます。主に町歩きで使おうと思っているのでゲッコに決めようと思います。本当にありがとうございました!

投稿: yasu | 2011年9月 5日 (月) 10時55分

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