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2011年6月19日 (日)

被災地の学校、石巻高校 ワンダーフォーゲル部

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『山と渓谷7月号』23ぺージの話です。
お持ちになっている方は、もう一度読んでいただいて、ぜひご協力を。
なんのことかというと‥‥

4~5月に仙台に帰ったときに聞いた話で、
「なんとかしないと」と思ったことのひとつが、
僕の高校時代の山岳部顧問だった伊藤先生から聞いた
石巻高校ワンダーフォーゲル部のことでした。
ただでさえ街が破壊されているうえに、
部員のなかには津波のために登山靴や道具が流されている人もおり、
部活動を再開できないという話で、その場にいたライター仲間の森山くんと
「ならば僕たちでメーカーさんなどに掛け合って、
必要な道具を集めよう」となどと考えていたのでした。

ところが、東京に戻って情報収集していたところ、もろもろの縁で
石巻高校ワンゲル部と、『山と渓谷』のあいだでは、
すでにそんな話が進みつつあり、動きが2重になっては混乱するので、
これからの支援の方法は基本的に、『山と渓谷』にお任せすることにしました。
やはり老舗山岳メディアとしての力はすごいですからね。
で、僕もなにかやるべきことがあれば、いつでも動けると
編集長の神谷さんにお伝えしておきました。

そんなわけで、僕のもとには
現在、宮城県高体連登山専門部の委員長を務めている伊藤先生や、
『山と渓谷』のみなさんから少しずつ情報が入ってきていたのですが、
結局、どんな形で石巻高校ワンゲル部を支援することになったかというと、
読者の方々やメーカー各社などから部活に必要な装備を集め
それをワンゲル部に使ってもらう、という形なんですねに。
ここでは書ききれないので、詳しい支援の方法は、
山と渓谷社の「高校山岳部・ワンゲル部支援サイト」を。

宮城県では石巻高校以外に多賀城高校山岳部も苦労しているようですし、
いまはまだ把握されていないだけで、他の県の高校でも同じ問題がありえます。
宮城県はもちろん、東北全体の高校生は広い意味で言えば、すべて僕の後輩。
大人ならば誰にとっても、学生たちは人生の後輩ではあるはず。
使っていない山の道具を眠らせていて、それを救援グッズのひとつとして
被災地の高校生たちに使ってもらえたら、という方がいれば、
今後に限らず、長い目でご協力をお願いします。

ところで、石巻高校ワンゲル部には、
今年、12人もの新入生が入部したらしいのですが、
大半の新入部員の入部理由は、
なるほど、というか、やはり、というか、今回の震災を経験したこと。
山岳部に入れば、いざというときに役に立つと考えたのでしょうね。
その心情を考えると、なんともいえない気持ちになります。
こういう新入部員も被災のために道具を買うだけの余裕がなく、
今回の支援の対象になっています。

石巻高校の今後については、僕が取材する可能性が高いのですが、
これから各方面、どういう動きになっていくのかまだわからず、
スケジュールが合わせられるといいのですが。なんとかしたいなあ。
おそらく、昨年の泉ヶ岳で会っている部員もいるだろうし。

最後に、これまでの話を書きながら思い出したのですが、
この『山と渓谷7月号』の表紙、燕岳ですね。
今回、この号に載っているルポの取材と1日違いで
僕も燕岳~餓鬼岳と歩いており、餓鬼岳の小屋の方に
「昨日はヤマケイの人がきたよ」と教えてもらったことを思い出しました。
先日も紹介した「知床」に行った直後です。まだ1年前のことなのに、懐かしい。
早く目の前の仕事を終わらせて、夏の山に行きたいです。

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コメント

初めまして。
長野県で様々な国籍の子供達を集め野外教育を中心とした活動をしている感環自然村といいます。
僕らのところでも同じようなお手伝いをさせてもらっています。僕らは気仙沼の大島とお付き合いがあり、先月中学校の部活用シューズ集めの要請をいただき、多くの方々の協力のもと先日全ての靴をお渡ししてきました。
庄太郎さんがおしゃっているとおり、同じような境遇の学校が多くあるかと思います。
少しずつでもその生徒さんたちの希望を皆で拾い上げることが出来たらいいですね。

投稿: 村長 | 2011年6月20日 (月) 13時10分

村長さま

長野でも大きな地震があったというのに、
東北へのご支援、ありがとうございます。
ブログも拝見しました。
子どもたちがみんな元気で、いいですね。

僕の実家がある仙台は、被災地ではあるものの、
街自体が大きいため、湾岸地区や山に近い場所以外は復興のスピードは早く、
他の町からの転校生を受け入れている学校も多いようです。
こういう被災地から転校してきた児童・学生が
早く元の学校に戻れるといいのだけど。
まずは子どもたちから元気を取り戻してほしいですね。


投稿: 庄太郎 | 2011年6月21日 (火) 17時27分

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