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2011年7月

2011年7月21日 (木)

北海道・知床へ

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「知床へ」なんていうタイトルにしましたが、
じつは昨日からすでに北海道に入っており、現在は網走。
現在、ビジネスホテルの狭い部屋で仲間を待っているところで、
ちょいと時間が余っていることもあり、手短にアップしようとしております。

今回の第一の目的は、昨年、山頂まで登れなかった知床岳。
登山道もない、まさに秘境であります。

第二の目的は、毎年行っている知床岬一周のシーカヤック。
なので、登山靴にパドルと、山の荷物も海の荷物もあり、わけがわかりません。
しかもこれだけではなく、途中でさらに荷物を受け取り、
もう少し海寄りにギア類をチェンジするのであります。
木製のパドルは貴重品なので、飛行機の重量制限をオーバーしないようにして
手持ちで持ちこんでいるんです。

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これは仕事じゃないので、雑誌に書く予定はなしですが
このブログで少しはご紹介するつもり。

では、行ってきます~


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2011年7月20日 (水)

北アルプス・ソロ山行-3(有明山)

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3泊4日の北アルプスの旅、最終日は有明山の山頂へ往復。
テントは中房温泉のキャンプ地に張りっぱなしなので、
荷物は最低限でラクできるはずだったのですが‥‥

この有明山は、北アルプスのなかで、いまだ僕が登っていなかった場所。
縦走で歩くような場所にはないため、後回しにしていたんですね。
しかし、とうとう今回、登ることができ、感無量。

有明山はいまでこそ、とても地味な山だと思われていますが
昔から「信濃富士」と呼ばれていた名山。
江戸時代あたりは、人が暮らす盆地からは見えない「奥山」とよばれていた
槍ヶ岳や穂高を知る人は少なく、この盆地から嫌でも目立つ有明山こそが
北アルプスの名山中の名山と認識されていたわけです。

さて、出発。
こちらは登山口のすぐ近くにある、たる沢の滝。
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これほどの急な滝がある山だけに、この後は急登の繰り返し、
というか、山頂までずっと急登。その標高差はたしか約800mくらいでしょうか。
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階段とも木の根ともつかない足場。とにかく急坂。

急登でないとすれば、こんな岩場。
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濡れていたら滑落しそうな場所が、随所にあります。

見上げるばかりのトレイルが、ずっとずっと。
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山頂までほぼ樹林帯のため、眺望がきく場所はわずか。
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見えたとしても、これくらいか、もう少しマシな程度。
しかも雲がかかっていて、よくわかりません。

またしても岩場。
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有明山は岩の上にうっすらと土がかぶさり、
そこに無理やり木が生えているという印象です。
とにかく、険しいのであります。

中房温泉をあいだにはさんで、燕岳方向には
北アルプス3大急登として知られる合戦尾根がありますが(前日、下山に利用)、
むしろ有明山山頂への道のほうが数倍大変ですよ。

大汗をかきながら到着した山頂。
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急登とはいえ、荷物が少ないから3時間程度でした。
コースタイムの目安の7割くらい。
そんなに早く歩かなければいいという考えもあるでしょうが、
ゆっくり歩いても、いつものペースで歩いても、
疲れは大きく変わらないというのがいつもの僕の感覚です。
みんなで歩いていればスローペースにするのかもしれないけど、今回はひとりだし。
それにしても昔から信仰されてきた山だけに、山頂の鳥居は立派。
それにしても、金属とは。なぜかというと‥‥
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避雷針になるんですね。
天気が悪いときは、近寄らないようにしたいもの。

古びた神社に手を合わせ、この真後ろにある登山道をさらに先に進みます。
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ちなみに、こちらは有明山の「北岳」のほうの山頂で、
この先に「中岳」の山頂と神社があるのです。

途中の道も、やはり岩場だらけ。
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中岳までは10分ちょっと。
北岳よりも訪れる人が少ないのに、こっちの御社のほうがきれいです。
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ここからは同じ道を下山。

ブルーベリーの仲間のクロウズコ。
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まだ未熟で、まったく甘さはなし。あと1~2か月すれば、おいしくなるはず。

登っていくときは気付かなかったけれど、下山開始後すぐに、こんな道標が。
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じつは、中房からの登山道は有明山神社の「裏参道」にあたり、
この道標は八合目を表しているのです。

というわけで、非常に簡単に紹介した有明山でした。

さて、この下の水道は、中房温泉のキャンプ地のもの。
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なんと地熱で温められており、夜でも相当にぬるいのですが、
下山後の真昼間に蛇口をひねってみたところ、出てきたのは完全にお湯。
火傷するかと思いました。この水道、ぜひ一度体験してほしいです。
これはちょっとした話のネタになるかと思います。

穂高駅へ向かうバスを待つあいだ、中房温泉で4日ぶりの風呂。
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いつも人が多くて写真がとれないのだけど、
この日は平日ということもあって、珍しく撮影できちゃいました。

連続というよりは断続的に3つのコースを歩いたソロ山行が完全終了。
バスのなかから振り返ってみると、うっすらと有明山が見えました。
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たしかに信濃「富士」と呼ばれる理由がわかる山の形。
キャンプ地も山小屋も山中にないのが惜しいところで、
どこかで1泊できれば、もっと面白い山歩きができそうです。

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2011年7月19日 (火)

『山岳写真塾』&『山登りのABC』発売中

まだ見本誌が到着していないので中身は未見なのですが、
すでに発売されているはずの雑誌を2つ。
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別冊PEAKS『山岳写真塾』。
もちろん僕が写真の撮り方を説明しているわけではなく、アンケートに記入した、
「お勧めの山岳写真集」が紹介されている、はず。
アンケートに答えたっきり、原稿確認もなく、
もしかしたら不採用で掲載されていないのかも。
採用されていたとしたら、それはそれで、原稿は大丈夫かな?

ともあれ、僕が紹介したはずなのは
アンセル・アダムスの『OUR NATIONAL PARKS』。
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この写真集の表紙、僕のパソコンのデスクトップとまるっきり同じ画像。
写真集自体はヨセミテ国立公園で買いましたが、
表紙の写真はグランドティトン国立公園の写真のようです。

もう一冊が、ランドネ別冊『山登りのABC』というムック。
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このなかに、僕の原稿は載ってはいるのですが、
それ、じつは以前発売されていた『ランドネ6月号』で書いた
「ワンバーナーの使い方」の再編集もの。新しく書いたものではありません。
原稿自体はまったく同じでも、見た目は多少違ったものになっているはずですが、
僕はこのムックのページの確認を行っていません。
いろいろな意味で、大丈夫だったのでしょうか?

という、原稿と完成物が未確認で、若干不安がある2冊ですが
興味のある方は、書店でどうぞ。

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2011年7月18日 (月)

加藤則芳さんの新刊 『メインの森を目指して』

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もう何年にもわたって「もうすぐ出る」「延期になった」を繰り返していた
アウトドア作家・加藤則芳さんの新刊が、今月になってとうとう発売されました。
そのタイトルは『メインの森を目指して~アパラチアン・トレイル3500キロを歩く』。
加藤さんの作家としての大テーマはアメリカのロングトレイルや環境保護について。
この本は名著として知られる『ジョン・ミューア・トレイルを行く』に引き続き、
壮大なロングトレイルについて書かれたものです。

半年かけて歩いたアメリカ東海岸のアパラチアントレイルの話、
ページ数は、なんと650ページ弱! ほぼ4センチの厚みです。
正直なところ、本当は読み終えてから紹介したほうがよいとは思うのですが、
このボリュームを読みおえるのは、かなり先になりそうなので、
まずは発売されたという事実だけでもお知らせしたいと考えました。

ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、
加藤さんは不治の病におかされており、今は歩くことも困難な状況です。
僕が中途半端なことをここで書くよりも、
そのあたりは加藤さんの公式サイトを直接見てもらったほうがよいでしょう。

加藤さんの病気が公表されたのは最近のことですが、
じつは僕自身はかなり前から知っていて、お見舞いを兼ねて
ご自宅まで話を聞きに行ったこともありました。
今年の冬信越トレイルに加藤さんに会いに行ったのも、
できるだけいろいろな話を聞いておきたいと思ったからでした。
ちょっと残念なのは、先日、加藤さんとの対談の話がきたものの、
スケジュールの関係で実現できなかったこと。
プライベートではこれからもまだまだ話をお聞きできるでしょうが、
仕事という公式の場でも改めて話を聞いておきたいと、あとからかなり後悔しました。

この夏のうちに、加藤さんの本はもう一冊刊行されるとのこと。
僕なんかでは何十年経っても書くことができない
深い智恵と知識が網羅されている加藤さんの本、
ぜひとも手に取ってもらいたいと思います。

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2011年7月17日 (日)

北アルプス・ソロ山行-2(槍沢~喜作新道~中房)

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前回からだいぶ間をおいて、「北アルプス・ソロ山行」の2回目です。
上の写真は、今回紹介するルート上から見た槍ヶ岳・北鎌尾根。
ほぼ1年近く前、昨年の8月に挑戦した、あの伝説的なコースです。

出発は、前日にテントを張ったババ平。
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比較的ゆっくりと出発(6時ごろ)したら、
周囲に残っているテントはひとつだけとなっていました。

多くというか、ほとんどの人が槍ケ岳へ向かうところ、
僕は槍沢から水俣乗越へ。槍ケ岳はすぐ近くなのに
僕の今回の目標ではないので、さらっと行かないことにしてしまいました
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昨年はここから天井沢(写真中央の谷)に下り、
北鎌尾根へと、とりついたのでした。
奥のほうには、僕が好きな山のひとつ、針ノ木岳の姿も。

少し場所を変えた場所から見た、槍ヶ岳。
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もっと引いた写真。槍ケ岳~大喰岳~南岳の稜線ですね。
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まさにこの稜線、8月に実行される『PEAKS』の読者参加企画では
僕もいっしょに歩くことになっています。

水俣乗越から西岳へ。
ここの山頂はひさびさでしたが、とにかく景色のよさはバツグン。
眺望を楽しむということでは、北アルプス屈指の場所でしょう。
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槍ケ岳と、そこに延びていく東鎌尾根。
ルート名でいえば、喜作新道ということになります。

北西方向。ちょっと遠いけど、鷲羽岳、水晶岳、野口五郎岳など。
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あのあたりが、北アルプスのなかで、僕がいちばん好きな山域。

東には、常念岳。
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手前にあるのは中山。登山道は延びていないのですが、
なんとか一度、行ってみたいと思っている山です。

南西には穂高連峰。前穂~奥穂~北穂と、3000m級の山々。
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今年は、この穂高連峰も一気にまわる予定です。おそらく秋かな。

西岳を出発し、大天井岳へ。
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山腹に巻き道がついているのがわかりますが、僕が歩いていったのは、
同じ巻き道でも、この裏側につけられているルート。

その巻き道はけっこう険しく、しかも小雨が降ってきて嫌な感じに。
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とはいえ、小雨が振ったのは20分程度。
レインウェアを使うまでもなく、乗り切れるほどでした。

大天井岳方面から燕岳方向へ北上。
表銀座コースとして知られる喜作新道を作った小林喜作のレリーフが。
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ここを通るたびに、こんな写真を撮っているような気が。

燕岳への道。
この時点ですでに昼になっていたので、夏らしくガスが発生。

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ときおり、行く手がよく見えなくなってしまいます。

だけど、ガスが晴れることもあり、東側には有明山。
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明日はあの山を登るつもりなのであります。

燕岳もなかなか見えなかったのですが、
登山道で時間をつぶしていると、突然ガスがかき消され、このような眺望が。
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同じ場所から振り返ると、槍ケ岳が。
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たった1日歩いただけなのに、けっこう遠くになってしまいました。

この後、燕山荘までは行ったものの、目と鼻の先にある燕岳には行かず、
合戦尾根から下山開始。この日、僕は表銀座コースの大半を歩いたことになります。
しかし通常、表銀座コースといえば、
燕岳と槍ケ岳がメインの山になるのですが、僕はどちらの山頂にも登らず、
そのあいだを歩いただけ。これって、前日に西穂独標と焼岳のあいだを歩きつつ、
どちらの山頂にも行かなかったのと、同じパターン。
つまり、僕は今回、山頂はまったく登ろうとしておらず、
歩きたかったルート上から、それらの山頂を眺めることに終始していたわけです。
ピークハンターの方には物足りないばかりか、
意味がわからない歩き方かもしれないけど、こういうのも面白いですよ。

中房温泉までの途中にある合戦小屋。
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午後遅くなっていたので、すでに閉まっていました。
森林限界の下に入ってしまえば雷の発生も怖くなくなり、
あとはゆっくりと下るのみ。
それにしても、今日のルート、1日で歩けないことはないけど、
普通だったら2日かけて歩いたほうが余裕でしょうね。
今回は完全にひとりだったので、自分のペースで一気に歩いちゃったけど。

到着後、ものすごい睡魔に襲われ、
中房温泉のキャンプ地にテントを張ってから、昼寝というか夕寝。
その数時間後、暗くなってから起きだして、遅めの夕食、いや夜食。Img_2568a
本当はゴハンものを食べようと思っていたのだけど、
なぜか猛烈にすっぱい麺ものが食べたくなってしまいました。
そこで、いつもの棒ラーメンをゆでつつも、付属のスープは使わずに、
別途持ってきたトムヤムクンスープでタイ風ラーメンに。

これが3泊4日の北アルプス・ソロ山行、第3日目。
この話は、もう一回だけ続きます。

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2011年7月16日 (土)

『PEAKS 8月号』発売中

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『山と渓谷8月号』と同様に、『PEAKS 8月号』も昨日に発売されております。
『PEAKS』のこの号、前号に掲載されている予告では、本来は「槍ケ岳」の大特集。
僕もそのつもりで「槍ケ岳・北鎌尾根」の原稿を書くつもりでいましたが、
諸事情あって、急遽「テント泊」の特集に。
つまり、『山と渓谷』と同じ特集になっており、
合わせて読むと、両誌の持ち味の違いがわかるかと思います。

結局、僕がこの『PEAKS 8月号』で書いているのは、
本当は次号で掲載するはずだった「北アルプス大縦走」。
テント泊特集とは別の扱いで巻頭を飾る、
なんと15ページにわたるルポになっています。
といっても、「立山から笠ヶ岳」まで1週間も歩いた記録なので、
1日あたりでいえば2ページ程度しかない、と考えることもできるんですけどね。

表紙に写っているのが、いっしょに歩いたメンツで、
原稿を書く僕と、カメラマンの岡野朋之さん、PEAKS編集長の朝比奈耕太さん
(この人だけ途中離脱したので、表紙に写ってないけど)以外は、
仕事とは関係のない、たんなる遊びでの参加。
だけど、各誌で大人気のライター仲間・村石太郎くん、
アウトドア的女性カメラマンの筆頭ともいえる野川かさねちゃん、
以前からコアなファンがいるザ・ノース・フェイス プレスの小澤由紀子さん、
そしてこれまた男性ファンが多い、涸沢小屋で働いている大西舞魅ちゃんと、
アウトドア業界ではかなり知名度が高いと思われる面々が集合しております。
それにもかかわらず、僕の原稿ではそんな貴重なメンバーのことには
ほとんど触れず、山とルートの話ばかり書いていたりして。
それぞれのメンバーのことをもっと知りたい人には
不満をもたれそうな内容なのであります。ごめんなさい。
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ほかには、「あの人のテントの間取り」というページで、
僕のテント内の荷物の配置が紹介されています。
ただ、これはスペースの問題で、細かいところまでは表現しにくいものだったので、
ちょっとした参考までに見てもらえれば、と。
そもそも、テントによって使い方も違うし。

また、先月号から始めた間接的支援企画「東北の山々」の2回目では、
パタゴニア仙台店の阿蘇吉洋さんが「栗駒山」について書いてくれています。
ご存知の人も多いかと思いますが、阿蘇さんは、登山家の竹内洋岳さんが
ヒマラヤのチョーオユーに挑戦するときに、公募によってパートナーとなった人です。
文中ではかなりの量を割いて、ボランティアについても触れているので、
ぜひともお読みになってください。

それにしても、ここ数日、かかわった雑誌が毎日発売されていくので、
それらを紹介していると、
先日行ってきた「北アルプスソロ山行」の続きがなかなか書けませんね。
MUKA STOVEの問題や、僕の2冊目の本がその後どうなっているのか、とかも。
まあ、今後、少しずつ‥‥。

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2011年7月15日 (金)

『山と渓谷8月号』発売中

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『山と渓谷8月号』が発売されました。今月の大特集は、ずばり「テント泊」。
僕が得意とする、というか、ほとんどそれしかできない
山歩きのスタイルと方法が紹介されています。

僕はこの特集の冒頭を飾る、扉カット&8ページの
「南アルプス・赤石岳~荒川三山」縦走ルポを書いております。
カメラマンは同行しているものの、基本は僕の「ソロ山行」です。
そのときの取材の様子は、このブログでも以前、わずかに紹介していたりして。
知床の話などと、いっしょくたになっていますが。Img_2696a
この南アルプスの取材、天気がイマイチで大変でした。
一応、終了させて帰宅したものの、カメラマンとは
「これ、もう一度、取材しなおさないとマズいんじゃない?」などと
非常に心配になるほど雰囲気が重苦しい写真ばかりで。
しかもじつはこのとき、僕たちは写真撮影だけではなく、
この号の付録となるDVDの収録も行っていて、
その映像もあまり撮れていなかったんです。

‥‥そう、この号には「テント泊」をテーマにした付録DVDがついているんです。
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5項目に分かれている内容のうち、僕のテント泊テクニックが
たしか5~6分ほど収録されているはず。
自分で話しながら、僕流のいくつかの実例を紹介しているはず。
「はず」というのは、僕自身は恥ずかしくてまだ見ていないから、よくわからないのです。
いや、これは正気では見れませんよ。自分自身が動いている映像なんて。
ちなみに上の写真で、テントの前に寝転んでいるのも僕なんですが、
DVDではこのうさんくさい物体が動いているわけですね。

雑誌の記事はぜひ読んでいただきたいのですが、
付録DVDを見てもらいたいかというと、かなり微妙。
しかし、せっかくなので、笑いながらご覧ください。

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2011年7月14日 (木)

『Tarzan no.584』発売中

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7月中旬になって、アウトドア関連の特集を組んだ雑誌、および専門誌が、
毎日のように発売されていくという、ちょっとスゴい状況になっております。
僕がかかわっているものだけでも、昨日の『モノ・スタイル アウトドア No.9』に続き、
本日は『Tarzan no.584』が発売され、明日もまた他の雑誌が。

この『Tarzan no.584』の特集は、ストレートに「トレッキング」。
とはいえ、フィットネス系のターザンらしく、
4~5割は筋力や心拍数、消費カロリー、ストレッチなど、
カラダの機能や使い方に寄った内容になっています。

そのなかで僕が担当したのは、そんなターザンの王道的テーマではないけれど、
しかし、トレッキングというテーマとしては王道である、
「ウェアのコーディネートや機能」の話が5ページ分。
そして「東西日帰り登山 おすすめ9コース」についての7ページです。

おすすめコースのなかでは「荒船山」をフィーチャーしており、
その取材の模様は、このブログでも紹介しています。

それにしても、荒船山はよい山だったなあ。

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2011年7月13日 (水)

『モノ・スタイル アウトドア No.9』発売中

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『モノ・スタイル アウトドア No.9』が発売されました。
前々号まではイラストの表紙だったので、
僕はいまだに写真の表紙を見慣れておらず、一瞬、別の雑誌かと思ってしまいます。

表紙にもなっているモデルの山下くんの旅話やルポが、
ザックリいえば内容の半分ほどの印象。ファンにはたまらないでしょうね。

そんななか、僕が書いたのは「道具選びの複眼的思考法」的な話。
バーナーでいえば、
風防付き ⇒ 「強風下でも使いやすいが、本体は重くなる」
風防なし ⇒ 「強風下では使いにくいが、本体は軽量になる」
さて、どちらを選びます? みたいなことですね。
さらに言えば、前者はどちらかといえば高山に向いていて、
後者はどちらかといえば低山で使う分には大きな問題が少ない、などと、その理由も。

こういう考え方は、形を変えていつも書いていることだけど、
今回はそれを、テント、寝袋、クッカー、バーナー、マット、ライトなどについて、
きちんとまとめてみたわけです。
ただ、これを書いていた6月は、あまりにも時間がなくて、全部で5ページのみ。
時間さえあれば他のアイテムについても書けたのだろうけど、
ひとまず大事な主要ギアは入っているので、参考にしてもらえるかと思います。

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2011年7月12日 (火)

北アルプス・ソロ山行-1(新中尾峠付近&槍沢まで)

下の写真は、小梨平から見た岳沢。
はじめはここから穂高に登っちゃおうかと思いましたが、それは後日に。Img_2064a
ともあれ、どうせ天気は悪いんだろう、と思いながら
ひとりで北アルプスに行ってきました。

それがまさかの梅雨明けで、至福のときに。
これにて今年も本格的な夏山が開始です。
夏のために生きているような僕にとって、これから数ヶ月が1年の絶頂。
ホント、人生が夏だけならいいのに。

まずは3泊4日の日程を組み、高速バスで上高地入り。
もちろん、どこを歩くか、いくつかの候補は頭の中に入っているのですが、
実際にどういう日程にするのかは、そのバスの中で具体的に考えはじめました。

僕はいつも、
1=ほとんどなにも考えず、北アルプスへ(とりあえず北アルプス)
2=ある程度考えたうえで、他の山域に(ときには他の山域)
3=ものすごくよく考えた結果、北アルプスへ(やっぱり北アルプス)
という3つの思考回路のいずれかで、行く山を決めることが多いのですが、
今回は1の「とりあえず北アルプス」のパターンだったわけです。
大した計画がなくても、絶対にハズレがない山域ですからね。

上高地の小梨平では、僕が気に入っているいつもの場所が空いていたので、
早速テントを張って、軽い昼メシ。
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この日、僕は徹夜のうえに、けっこうな風邪気味。
まだ午後早い時間だったというのに、このままテントのなかで昼寝してしまい、
気づいたときには夕方になっていました。
時間を無駄にした気もしますが、涼しい山での昼寝、最高です。

翌日は、サブの小型バックパックに荷物をいれて、まずは新中尾峠へ向かいます。
昨年、焼岳に登ったときと、まったく同一のルートです。
今、当時のブログを見直してみたら、やはり同じ場所にテントを張ってましたね。
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けっこう前に買っていたのに、今回が初出動となる
EXPEDの小型バックパックというか、ドライバッグの背負えるタイプ。

さて、新中尾峠へ。荷物がないので、ラクラク。
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昨年は、ここから左のほうにある焼岳に上りましたが、
今回は右のほうにある西穂山荘の方向へ北上します。

そのルート上、西に見えるのは、僕の大好きな笠ヶ岳。カッコいい~
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山頂のまさに先端部分にだけ、かすかに雲がかかっていて、残念だけど。

笠ヶ岳を見た場所とほとんど同じ場所から、東を見ると、
こちらには霞沢岳~六百山の山塊が。こっちもカッコいい!
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山々下部の広がりは、当然ながら上高地。

少し先に進んでいくと見えてくるのは、北穂高から西穂高付近の稜線。
雲に隠れてはいるけれど、立派なものです。
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じつは今回、こんな穂高に登るのもいいな、と思っていたのでしたが、
いろいろ考えた挙句、次回以降にまわすことにしました。
ひとりで歩くよりも、カメラマンといっしょに行って、
本格的な取材にするほうがよさそうだと思ったんです。

振りかえると、焼岳。
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ここからの写真だと、あまりカッコよくは見えないですね。

で、最後に、六百山と穂高に挟まれた上高地を奥のほうまで。
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今日は小梨平に戻った後、この梓川に沿って
さらに奥の奥まで移動していくつもりなのでした

というわけで、これが新中尾峠から西穂山荘までの稜線ルートの様子。
普通なら、この道を歩くのは、焼岳に行くためか、
反対の方向の西穂独標に向かうためか、はたまたその両方に行くためか、でしょう。

でも今回の僕はそれらの主要目的地にはいかず、
それらのあいだの地味な場所を歩いただけ。
もともとピークハンター的な山の歩き方はしていないし、
とくに今回は景色のよさが楽しめれば十分だったこともあります。
だけどそれ以上に、個人的にいくつか確認したいことがあったので、
山頂ではなく、いくつかのけっこう特殊な場所が主目標だったのでした。

例えば、こんな場所。
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西穂山荘付近から上高地に下りる道の途中にある水場。
稜線からのエスケープに使えるこの道にあって、
現在、この水場がどんな感じか知りたかったのです。
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雪解けから間もないのに、水流は少なめでした。秋には涸れそう。

朝6時に出発し、小梨平へ戻ったのは11時半。
本来は9時間くらいのコースですが、荷物が軽かったので、そんなにきつくありません。
そこで、予定通りに小梨平でテントを撤収し、
上高地を奥に向かっていくことにします。
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途中の徳沢は、いつものように平和な雰囲気。

小梨平から徳沢まで2時間、横尾まで3時間、
ババ平(槍沢)まで、コースタイムの目安は5時間弱といったところ。
体力はともかく、風邪のせいでノドと鼻がやられており、
調子が悪かったら、徳沢や横尾まで歩いたらテントを張ろうと思っていましたが、
思いのほか好調なので、一気にババ平(槍沢キャンプ場)まで歩いてしまいました。

この日の夕食は、ゴハンに野菜、レトルトのミートボールを2袋ぶっかけたもの。
そして、味噌汁とビール。
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今回、バーナーは、SOTOのムカストーブを持っていきました。
で、何日も使い続けていて、いくつかの問題を強く感じました。
それは、当初から懸念されていたことなのだけど、やはりというか‥‥。
そのあたりのことは、また改めて。


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2011年7月 8日 (金)

『ワンダーフォーゲル8月号』発売中

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あれ、この雑誌の表紙は、連続してARATAくんだと聞いていたのだけど、
どうも今回は違うみたいですね。
ともあれ、『ワンダーフォーゲル8月号』の発売です。

このなかで僕が原稿を書いたのは、昨年の夏に取材した
「宮城第一高校山岳部・夏山合宿」の模様、6ページ。
この取材のときは、まだ『ヤマケイJOY』がリニューアルされることは噂レベルで、
僕もこの取材は、一応、ヤマケイJOYのために行った(つもりの)ものでした。
それが本当に誌名を変えて、ワンダーフォーゲルとしての掲載になるとは。
いずれにせよ、ちゃんと紹介できるのだから、まったく問題はありません。

この取材のとき(昨年8月)は、まさか、
あの大地震が起きるなんて思うはずもありませんでした。
いまになって「東北の山岳部×東北の山」なんて記事が誌面にでると、
どうしても震災がらみなのではないかと思われそうですが、まったくの偶然。
しかし、この宮城第一高校山岳部には、大地震の後になって、
福島の被災地からの転入生が加わったりもしているんですよ。
そのあたりのことも、ほんの少しだけ記事で触れています。

この号ではほかに、「長距離縦走の計画法」のページもあり、
その6ページの部分は僕が書いたわけではありませんが、
全体の先生役みたいなことをやっており、「監修」という名前でクレジットされています。
いつもなら、こういう話は自分自身で書くことが多いけれど、
他のライターさんに書いてもらうと違う視点の特集ができ、僕としても面白いです。
とはいえ、結局、僕の考えが反映されているので、
基本は小屋泊まりではなく、「テント泊」の内容になっています。

その他、1冊をとおして興味深い内容がつまっているので、
夏山に行く前に、ぜひ読んでみてください。

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2011年7月 7日 (木)

『ファーロ No.4』発売中

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いつものことながら、女性用雑誌の仕事をすると、
雑誌ができあがってから見る表紙のかわいらしさに、
まさか自分の原稿がここに掲載されているとは信じられなくなります。

ともあれ、こちらはビーパル増刊『ファーロ No.4』。
僕は富士山に関する特集のうち、7ページを担当しております。
登山口や注意すべきポイント(高所や防寒への対応とか)の話ですね。

相変わらず、富士山の特集はどこの雑誌でも多く、
僕もよく書かせてもらっているのですが、
考えてみると、実際に富士山に登った回数よりも、
雑誌で特集を担当している回数のほうが、ずっと多くなっています。
なんか不思議ですね。
たぶんプライベートで富士山に行くことはないだろうし、
このまま「行った回数」よりも「書いた回数」が、
どんどん増えていくに違いありません。

富士山以外では、女優/モデルの杏さんの連載を2ページ。
スケジュールさえうまく合えば、
この夏はいっしょに北アルプスに行くことになるので(もちろん取材)、
ICI石井スポーツで行った、そのための買い物の様子が紹介されています。
ファンの方は、ぜひご覧ください。

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2011年7月 3日 (日)

松本龍とかいう、復興担当大臣らしき人にお勧めの本

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一般の人ならともかく、政府の復興担当相のくせに、
「オレ、九州の人間だから、東北の何市がどこの県とか、わからんのよ」などと
平気でのたまうエラい人が、東北各県を訪れたようです。
それも、いくら政治家とはいえ、ちょっと見たことがないくらい
ふんぞりかえったエラそうな態度に加え、言葉遣いもひどいもので、
まるで東北の人たちがなにか悪いことをしたのかと錯覚するほど。
この松本龍なる男が、東北でどういう言動をとったのかは書きたくもないので、
詳しいことを知らない人は、ぜひ調べてみてください。
すぐに削除されそうだけど、YOU TUBEに上げられている
地元・東北放送のニュースがすごいです。
でも、これって宮城県の模様だけで、岩手での暴言はまた別に。

しかし、こんな人がこれからの東北の復興に向けて、
大きな顔をするなんて、僕の出身地が、意味もなく汚されていく気分です。
ただでさえ地震でひどいめにあっているのに、
なぜこんな屈辱を味わわされなくてはいけないのか。
いくら優しい東北の人たちであっても、
これじゃ次の選挙、民主党は東北でボロ負けするだろうなあ。

ともあれ、その松本龍とかいうエラい人に使ってほしいのが、
『東日本大震災 復興支援地図』。
山好きの人には、「山と高原地図」でおなじみの昭文社が発行した
とにかく実用に徹したシンプルな地図です。
これなら、エライだけで頭の中身が軽い人にも、
被災地の市が、どの県に入っているのかわかります。
なんなら、僕から松本復興担当大臣さまにプレゼントしようかな。

もちろん、志が高い人にはもっと役立つものになっており、
災害対策本部や避難所の情報、浸水範囲なども入っていて
これから被災地へボランティアに行こうという方、
とくに自分のクルマで向かおうと思っている人には、お勧めです。

ところで、僕は大地震直後に、同じく昭文社発行の『宮城県道路地図』を
買ったのですが、こんなシールが早くも貼ってあって感心しました。
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たしか、3月後半。被災地に向かう人が、この地図を利用することを考えて、
すばやくこんなステッカーを作成して、一部ずつ貼り付けたのでしょうね。
とにかく、早かった。昭文社はすばらしいな、と素直に思いました。

こちらは『地図で読む東日本大震災』(成美堂出版)。
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そのタイトルの通り、「使う」のではなく「読む」地図。
今回の大震災のことが図解でよくわかります。
なんとなく他人事のような、そっけない編集になっている気がしますが、
これはこれで客観的でよいのかもしれません。
実際、かなり知識が深まります。

これら2冊に限らず、
僕が3月以降に買い集めた大震災に関係する書籍は、数え切れないほど。
文字情報はもちろん、ビジュアルでも印象的なものは
今回のリアルな記録として手元に残しておきたいと思っているんです。
だけど、大手新聞社が発行しているものは、ほとんどがイマイチ。

そんななか、買う価値があったのが
下の『明示・昭和・平成 巨大津波の記録』(毎日新聞社)。
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写真の点数は少ないけれど、どれも見開きで大きく使われていて、
圧倒的に心へ迫ってきます。これは永久に保存すべき内容。
東京に拠点がある大手メディアの出した本のなかでは、かなり優れたものです。

ちなみに最悪なのは、表紙の写真すら見せたくないAERA増刊の
『東日本大震災 レンズが震えた 世界のフォトグラファーの決定版写真集』。
タイトルにもセンスがないし、それ以前に内部で使われている写真が、
ぜんぜん心に響いてこないんです。
写真家のエゴばかり出ていて、どれもカッコつけていて。

そういえば、毎日新聞社は上の本のように良いものも出していたけど、
相当にひどいのもあったな‥‥。
それもやはりカッコよさげな写真家をフィーチャーしたものでした。
こういうときは、計算してつくったアートくさい作風の「作品(写真)」なんかでは、
真摯な「報道写真」にかなうわけがありません。

その点、下の2冊は地元のメディアである河北新報が作った本。
間違いなく、後世に残す価値があります。
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『巨大津波が襲った3・11大震災―
発生から10日間の記録 緊急出版特別報道写真集』。

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『河北新報特別縮刷版 3.11東日本大震災1ヵ月の記録』。

前者は写真主体、後者は当時の新聞を縮小して集めたもの。
この2冊はなんと表現すればいいのだろう、
とにかく「想い」がこめられていて、ぐっときます。
後者なんて、たんに新聞をまとめただけなのに、
被災の当事者でもある、作り手(新聞記者)の気持ちがダイレクトに伝わってきます。

東京に拠点がある大手メディアって、こういうときって
どうしてもなにかが欠けているんですね。
やはり中央から人を送って取材したところで、
もともとの地元への愛着は足りないし、
書く情報が、地元の人向けではなく、東京、もしくは全国向けすぎて。

今回、僕がとくに思ったのは、見出しや解説での地名の表現が、
「宮城県南三陸町」、「福島県南相馬市」なんて感じで、終わってしまうこと。
大手メディアなら、これで十分なのでしょう。

それが河北新報などの地元メディアなら、
「宮城県南三陸町 志津川」、「福島県南相馬市(原町)」のように、
もう少し詳しく表現されていて、地元の人にはもっとわかりやすいんですね。
たんに「南三陸町」といっても、市町村合併があったために、
それが元の「志津川」なのか、「歌津」なのか、はたまたもっと小さな集落なのか、
大手新聞社の表記ではぜんぜん伝わってこないのです。
たかだか、あと数文字、追加してくれればいいのに。
同じことはテレビでもいえて、ニュースで現地が映されるたびに、
「南三陸町って簡単にいうけど、そこは志津川なの?歌津なの?」
と何度思ったことか。
自分の家族や親戚、友人などが被災地にいる人には、
市町村名よりも詳細な地名の情報が必要だったはず。
とくに地元では、南三陸町よりも、志津川、という地名のほうが
いまだ馴染みが深かったりもするわけで。

なんのことを書いているのかわからなくなってきましたが、
ともあれ、松本龍って人、なんとかならないものか?
「チーム・ドラゴン」なんて、自分でいいだしてみたりして、冗談でしょう?
さっさと辞めてもらって、別の大臣に変わらないと話にならないなあ。


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