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2011年9月29日 (木)

北アルプス/南岳~槍ヶ岳(『PEAKS』読者参加企画)

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『PEAKS』の読者参加企画にゲストなる立場で参加して、
8月の終わりに北アルプスの南岳~槍ヶ岳を歩いてきました。
テーマは「ソロトレッキング」。みんなでいっしょに歩くとはいえ、
それぞれが個人装備をもち、食事もバラバラに作って、
ひとりだけでも高山を歩けるようになることを目指す、というもの。
要するに、ソロ山行を仮想した、シミュレーション的な山歩きですね。

すでに1ヶ月近く前に、『PEAKS』のブログでもそのときの話が紹介されています。
僕がなにやらやっている動画もアップされているようですが、
僕自身は恥ずかしいので見ていません‥‥。

上の写真は、南岳小屋の裏から見た北穂高岳と大キレット。
北アルプスの中でも大事故が発生しやすい、トップクラスの難所です。
今回はこのルートを歩いたわけではありませんが、
眺められる風景としては、ここがハイライトといえるでしょう。

ところで、結果的にこの取材は成功でしたが、じつはスタート前から波乱が。
僕と編集者、カメラマンが乗ったクルマが事故による高速道路の通行止めにあい、
一般道に降りたり、再び高速道路に乗ったりしているうち、到着が数時間遅れに。
そのために、本来は新穂高温泉から出発するはずだったのに、
短時間でキャンプ地に行ける上高地からのスタートになってしまったのでした。

上高地に到着したタイミングでは、かなりの雨。
しかし歩き始めから大雨では気分もよくないので、
せめて小雨になるのを待っていたところ、予想以上に天気は好転してきました。

で、出発。
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今回の参加者は男性2、女性1の計3名。ここに僕、カメラマン、編集者がプラスされ、
さらに今回は通常の山行とは違い、初対面の読者が加わっているので、
念のためにガイドさんにも入ってもらい、合計7名に。

初日にテントを張ったのは、3時間ほど歩いた場所にある横尾。
当初の予定では、僕も好きな槍平のはずだったのでちょっと残念ですが、仕方なし。

2日目は天狗原から南岳へ向かいます。
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曇り空ではありますが、雨が降るわけでもなく、まずまずといったところ。
とはいえ、「鏡のように池の水面に映る槍ヶ岳」を狙って長時間待った天狗池では、
いつまでたっても山頂が雲の中で、結局よい写真は取れませんでした。残念。

この日は8月末、週末の土曜日。
最後の夏山の終わりを楽しもうとしている登山者で、
南岳のキャンプ地は結構な混雑に。
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僕らは7名、それぞれがソロ用テントなので、計7張。
この日、ものすごい混雑が予想された槍ヶ岳山頂直下のキャンプ地では、
すべてのテントを張り切れない恐れもあり、
まだいくぶん空いていそうな南岳のキャンプ地を選びました。
この写真はまだ早い時間帯のもので、この写真に入りきれない場所にも多くのテントが。
この後に到着した登山者によって、テントはより増えていきました。

夕方には雲が薄れてきたので、冒頭の写真のように
小屋の裏の高台から大キレットと北穂高岳を眺めました。これがなかなかよい時間。
同じ場所から振り返ると、北の方角には槍ヶ岳。
昨年は北鎌尾根から登り、今年は東鎌尾根から眺めた山です。
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明日はあの山頂に登り、それから下山する予定。

西側には雲海が広がり、その上にぽっこり顔を出しているのは、
僕が好きな山のひとつである、笠ヶ岳。昨年、この山にも登ったな。
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知らない人が見れば、富士山だと思うかも。

最終日となる3日目は、朝から好天に。
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出発前に、もう一度、北穂高岳と大キレットを眺めておきました。
天気がよいと、冒頭の写真ほど恐ろしい場所には見えませんね。

いざ、槍ヶ岳へ。まずは手前の中岳、大喰岳を目指します。
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人気の山域だけあって、僕たち以外にもたくさんの登山者が歩いていました。

数時間歩き、槍ヶ岳山荘は目の前。
だけど夏の天気がよい日のセオリー通り、時間が経つにつれて、上空には雲が。
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右にあるはずの槍ヶ岳の山頂も雲の中に隠れがちです。

でも、待っていても同じなので、とりあえず山頂へ。
天高くまで上っていけそうな、いつもの長い、長いはしご。
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とくに山頂らしい写真は、ここで紹介しませんが、
みんなで何枚も記念撮影を行いました。

その後、小屋前にデポしていたバックパックを回収し、下山開始。
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いまさらのように、山頂がハッキリ見えます。
「帰るときになると、天気がよくなる」というのも、よくあることです。

千丈乗越までは西鎌尾根を歩き、それから飛騨沢へ降りていきます。
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昨日から森林限界を超えた場所を歩いていたので、ひさびさの樹木と草。
今回参加してもらった読者3人は、偶然にもみんな赤いバックパックだったので、
この赤い軍団は緑の中で映えて見えました。

周囲を高い山々に囲まれつつも、広々とした槍平のキャンプ場。
とにかく気持ちのよい場所で、本当はここに泊まりたかった‥‥。
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そんな感じで『PEAKS』読者のみなさんと歩いた山旅は終了。
今回は歩いているときやキャンプ地での空いた時間を使い、
正しいトレッキングポールの使い方や効率のよいパッキングの仕方なども話しました。
そのあたりも含め、詳しくは、いずれ発売される雑誌を御覧ください。

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