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2011年9月21日 (水)

マックパック “カスケード” のフレーム問題、対応方法

Img_3782a
マックパック“カスケード”シリーズ”などで問題になっていた
内部のフレームが外れてしまうトラブル
についての続報です。
じつはもう10日近く前に情報は入手していたのですが、
バタバタしているうちに紹介するのが今になってしまいました。

まずは代理店であるゴールドウインのHP(マックパック)を見てください。
フレームをストラップで固定するためのパーツがひとつの問題だとわかるはずです。

で、結論から言うと、このトラブルを解決する方法は単純で、
固定用のパーツを交換してしまえばよい、ということなのです。
そのパーツさえあれば自力でも解決可能とのことで、
先日、そのためのパーツをいただいたので、
次の山のために荷物のパッキングをしつつ、自分で直してみることにしました。

必要なのは、いわゆる「ラダーロック」が2つ。
Img_3766a
中央に切れ目が入っているのがポイントです。

こちらは以前、このブログで紹介した、僕なりの応急処置を施した
バックパック内部のフレーム部分。
Img_3769a
これでもほとんど問題ないほどしっかり固定されていましたが、
再微調整が非常に面倒でした。

まずは、この巻きつけたストラップをきれいに外してしまい、
プラスチックのパーツに切れ目を入れて、取り去ってしまいます。
Img_3771a
僕ははじめに写真のようにノコギリを使ってみましたが、
ニッパーで切ったほうが簡単だし、時間も早かったです。

右が切って外した当初のパーツで、左が新しく取り付けるラダーロック。
Img_3772a
ラダーロックの中央の部分には切れ目があらかじめ入っているので、
ストラップのループになっているところがはめられるわけです。

結局、ストラップをラダーロックに取り付けると、このようになります。
Img_3774a
応急処置のときには外しておいたプラスチックのカバーは再びつけました。
その理由は、先にもリンクを張った以前のブログを参照)
やはりこれを付けておかないと、金属のエッジによってストラップが傷んでしまうので。

で、しっかり締め付けると、以下の写真のように。
Img_3775a
ある意味、購入時の状態と似ていますが、
パーツをラダーロックに代えることで、以前よりもかなり強く固定できます。
プラスチックのカバーとストラップの素材の相性が悪く、
滑りやすいことには変わりませんが、これでフレーム緩んでが外れる可能性は激減。

所用10分ほどで、両方のパーツの交換が終了しました。
Img_3778a
つまり、ストラップの幅に合ったラダーロックがあれば、自分で処置可能ということ。

僕はアウトドアライターという仕事柄、ゴールドウインの方に会ったときに
交換用のラダーロックをいただいてしまいました。
しかし、とりあえず直し方はこれでよいとして、
いまだ残る問題は、一般のユーザーのみなさんはどうすればいいのか、ということ。

いうまでもないですが、こういうトラブルが生じた製品に関して、
わざわざ僕のように自分で直す必要はありません。
ゴールドウインや販売店に連絡をとり、自分のバックパックを送れば、
責任を持って無料で直してくれます。
ただし、このラダーロックが品薄らしく、今のところ3週間ほど時間がかかるそうです。
(といっても、その話を聞いたのは10日くらい前のことなので、
すでに改善されているかもしれませんが)。

でも多少時間がかかったとしても、やはり修理に出したほうがよいと思います。
というのは、自分で手を入れると失敗する可能性もないわけではなく、
やはり修理に出したほうが失敗なく確実に直せますので。
そして、修理に出すと、さらに少しばかり「得なこと」もあるようで。
それは‥‥。
Img_3789a
これはマックパックの代名詞である素材・アズテックを使ったブックカバー。
トラブルのお詫びとして、この非売品のカバーをつけて、
修理済みのバックパックを戻してくれるらしいのです。
写真のものは僕の私物で、昨年、ノベルティとして作られたやつ。
正確にコレと同じものかどうかはわかりませんが、たぶんコレと同じでしょう。

文庫本用のサイズで、しおりになる細いヒモも付いています。
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どうでもいいことですが、見本用に入れてある本は、
僕が今読んでいる『脱獄王 白鳥由栄の証言』。山とは一切関係ありません。

さて、トラブルの話はここまでにして、
ついでにカスケードなどのボトムについているバックル&ストラップについて。
Img_3784a
お使いの方はお分かりのように、購入した当初、ボトム部分の
コンプレッションストラップのバックル&ストラップが二重になっていたかと思います。

これ、なぜ二重になっているのか、知らない人が多いようです。
わざわざ二重になっているから、ストラップが普通以上に長々と延ばせるのですが、
ボトム部分がそんなに延びても無駄だからと、外している人もいるようで。
はじめはボトムの部分に付いているので見逃しがちだけど、
だけど、これ、ちょっと考えれば気付くことですが、
バックパックの他の部分に移動可能なパーツなんですね。

雨蓋を押さえるストラップに結合すれば、下の写真のような状態に。
Img_3787a
僕は普段、ここに取り付けています。
いちばん長さの調整をする場所なので、2重になったどちらのストラップを引いても
コンプレッションの具合を変えられると使用時にラクになり、
なにか巨大なものを雨蓋に一時的に挟み込むときにも便利です。

サイドのコンプレションストラップに結合すると、
かなり太いもの(写真はクレイジークリークの座椅子、ヘクサライト)でも
ラクに締め付けて固定できますよ。
Img_3788a
これくらいの太さなら通常のままの長さでも固定できるとはいえ、
ボトムからストラップ&バックルを移動して延長しておくと、手間がかかりません。

そんなわけで、マックパックのトラブル処置情報と小ネタでした。

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コメント

こんにちは。
先のブログでもコメントした者ですが、
ゴールドウインに修理依頼しました。
その時は、「簡易修理なら数日だが、しっかり直すなら一ヶ月ぐらい掛かるが、どうするか?」と言われました。
どう違いがあるのか説明はありませんでしたが、しっかり直してほしいと伝えました。高橋さんのブログではパーツ交換対応とのことですが、一緒なんですかね^^;
でも、ブックカバーは嬉しいかも(笑)
コンプレションストラップの件は、参考になりました!

投稿: Oasis | 2011年9月21日 (水) 17時06分

Oasisさま

「簡易」「しっかり」の差、僕は聞きませんでした。
ラダーロックは「簡易」「しっかり」のどっちでしょうね。
ブックカバーは、せっかくなのでもらうといいですよ。

投稿: 庄太郎 | 2011年9月23日 (金) 19時36分

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