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2011年9月20日 (火)

ここも悪天候、北アルプス/白馬三山~清水尾根

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悪天候に苦しんだ秋田駒ケ岳から戻って数日後、今度は北アルプスの白馬三山へ。
正確に言えば、僕のお目当ては白馬三山(白馬岳、杓子岳、白馬鑓ヶ岳)ではなく、
そこから黒部峡谷へと下りて行く、けっこうマイナーなルート「清水尾根」。
同じ月に朝日岳から見た、あの尾根であります。
この山旅、8月後半だったので、もう1ヵ月前になっちゃいます。

登山口は長野県側の猿倉。
出発時点から雨が降っており、気がめいります‥‥。
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標高を上げていくなか、こんな写真を撮ったのは、雨が少しマシなとき。

初日の宿泊地は、けっこう久しぶりの鑓温泉。
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奥のほうにテントが見えていますが、その手前の岩肌の上には
温泉が表面をなめるように流れ出しています。

小屋の風呂から流れ出した温泉でできた「沢」。
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十分に体を洗えるほど、お湯はきれいで、水量も豊富。
なんだかもったいないほどです。

で、こちらが上の写真のお湯が流れ出している小屋の風呂。Img_2237a
誰もありがたがらないでしょうが、サービスカットで僕の背中を。
ちょうど風呂の下には、僕たちが張ったテントが見えています。

僕のテント内から見た風景。
天気がよければ、もっと美しいはずなのだけど。
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今回の旅では新しいテントをデビューさせました。
それはライペン(アライテント)のドマドームライト2。
ドマドームライト1は以前から愛用していましたが、
僕の体と使い方だと、どうにも内部が狭すぎ、
1つ大きいサイズを使い始めたのでした。それだけあって、快適そのもの。
このテント、本当に愛しています。
そういえば、今回いっしょにいった大森千歳ちゃんも
借り物のドマドームライト1を使っていて、はからずもお揃いに。

さて、翌日。夜が明けても、天気はまったくダメなまま。
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それでも稜線に出るまでは雨だけが問題でした。

しかし稜線に出ると、風までがかなりのもので、写真を撮ってる余裕もなくなるくらい。
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山頂で記念写真は撮りますが、この山頂が杓子岳でも白馬鑓ヶ岳でも、
もうどっちでもいいほど。一応、こっちは白馬鑓ヶ岳であるはず。

萎えそうになる気持ちをなんとか奮い立たせ、白馬頂上宿舎に到着。
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雨はおさまったけれど、風は相変わらず。
僕らのテントが強い風を受けているのが、この写真からもわかります。
以前、僕はこの場所で強風の一夜を明かし、テントを壊したことがあるのですが、
それがちょうど今回、同行した泥谷くんが持ってきたMSR“ハバハバHP”。
もともと強風下で使うには向いていない形状なので、
テントというよりは、それを持っていった僕が悪かったのです。
しかし、今回はそこまでの強風ではなく、泥谷くんのテントは持ちこたえました。

さらに翌日。とりあえず白馬岳山頂へ。
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天気はいまだ悪く、真っ白なガスで覆われています。

それでも気を取り直して、とうとう清水尾根へ。
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まずは雪渓が残る広くて平らな岩々の上を歩いていきます。

それから尾根を進んでいくと、久しぶりの太陽が。
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とはいえ、ガスは晴れきらず、背後にあるはずの剱岳などはあまり見えません。

ひたすらに長い清水尾根。この尾根の最大の特徴は、なんといっても長さなのです。
白馬岳から下山するには、休憩時間を入れたら10時間程度を見ておくべき。
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しかしここは高山植物の宝庫で、尾根のうち半分ほどは
ゆるやかな高原歩きの雰囲気が楽しめ、周囲には見事な高山が。
天気さえよければ天国であり、それ以上にうれしいのは、人影が少ないこと。
おそらく白馬岳に登る人が100人いたとして、
この清水尾根経由で下山する人は、1~2人ほどでは? いやもっと少ないかも。
泥の上についた足跡から察するに、この日は僕たち以外に1人程度でした。

尾根を半分ほど過ぎると、森林帯のなか。
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とにかくまあ滑りやすく、ときにはクサリがついた急斜面を下っていきます。

嫌になるほどの下り道をなんとか乗り切り、最後の宿泊地の祖母谷温泉小屋に到着。
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この日、テントを張っていたのは、僕たちだけ。
手前は小屋に併設されている露天風呂で、
このぬるめの湯も気持ちよいのですが‥‥。

今回のお目当ては、こちら。
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川岸、川の中に温泉が湧き、自分で河床を掘って湯船をつくる「祖母谷地獄」。

すでに湯船が掘られ、適温で入りやすい場所は
小屋の方から教えてもらっていましたが、増水のために近寄ることができず。
仕方がないので、当初の予定通りに自分たちで湯船を作り、
高熱の温泉を適度に流し込みつつ、大岩をいくつも置いて
身を切る冷たさの沢水の侵入は少なくし、やっと入れるように仕立てました。
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裸の男を執拗に撮影する、若い女性。
念のため説明しておくと、股間には一応、タオルがかけられています。

温泉のあとは、帰るだけ。
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こんなトンネルをいくつか通り、トロッコ電車の駅がある欅平を目指します。

欅平駅の周辺は、北アルプスの山奥にありながら、観光客でごった返す観光地。
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そんなわけで、僕たちもこのトロッコ電車に乗り、宇奈月温泉を経て、魚津へ。
天気は悪かったけれど、僕は清水尾根を歩けて、満足でした。


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コメント

初めまして。
僕もつい数日前トロッコ列車に乗ってきました。まだ暑い日だったので、トロッコ列車に乗ると涼しくて気持ちよかったですねsign01
ちなみに来週、日帰りですが初めての西穂に挑戦しますので、高橋さんの教えを守ってがんばります。

投稿: daitokunotom | 2011年9月20日 (火) 00時28分

daitokunotomさま

トロッコ電車には、僕もまた数日後に乗ることになってます。
再び、欅平にいくわけです。

西穂あたりでは、今年も事故が多いので、十分にご注意を。
天気がよいといいですね。

投稿: 庄太郎 | 2011年9月20日 (火) 21時04分

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