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2011年11月 2日 (水)

四国の山/笹ヶ峰~伊予富士~石鎚山(1)

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徳島の野田知佑さんのもとで、たっぷりと遊んだ僕たちは、
東京に戻る者たちを空港まで送り、残りのメンツは
そのまま四国の名山、石鎚山へ行くことに。

帰京するする者たちと入れ替わるように空港へ到着したのが、
東京の人気アウトドアショップ“Hiker's Depot”の土屋智哉と、
つい先日も黒部峡谷にいっしょにいったカメラマンの岡野さん。
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土屋さんはこのブログでも紹介した『ウルトラライトハイキング』の著者であり、
アウトドア業界ではかなりの有名人。
雑誌などで名前や顔を見たことがある人も多いはず。
超軽量化した装備(や新しい思考方法)である「ウルトラライト」を
日本で認知させた功労者で、質実剛健的な装備が好きで重い荷物になる僕とは、
対極にあるような感じですが、以前からいっしょに山に行こうと話をしてたんですね。

本当は僕の愛する北アルプスへと遊びに行くつもりでしたが、
都合がつくタイミングなどを考え合わせ、今回は四国で合流することになったのでした。
で、さらにキッチリ写真を撮ってもらうために、岡野さんにもきてもらったという次第。
そこに野田さんの家に僕といっしょに行っていた
ライターの森山伸也くんと大森千歳ちゃんが入り、
合計5人での四国の山旅が始まりました。

ルートは東平から山中に入り、笹ヶ峰~伊予富士と人気の山を経て、
最後には四国の最高峰・石鎚山に至るというもの。
初日はレンタカーで新居浜まで移動して回転寿司などを食い、
東平の登山口で夜を明かすだけ。

登りはじめたのは、翌日から。東平の付近は昔の鉱山があった場所で、
その廃墟は遺跡と化していて、別名「東洋のマチュピチュ」とか。
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だから、こんな鉱山採掘や物資輸送のためのトンネルがあったり、
トロッコ電車のレールの跡なんかが残っております。

天気予報では晴れだったのに、あいにくの曇り。
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四国お遍路をちょっと意識して選んだという土屋さんの白いバックパックや帽子が
濃いガスのなかに溶け込んでしまっています。
(ここからはわざわざ土屋さんと書くのが面倒なので、
愛称のツッチーの表記にさせていただきます)。
それにしてもツッチーの装備は小さく軽く、
自分の荷物の重さとは比べものにならないほど。
そのあたりの差の一部は、後ほど写真でお見せしますね。

ちなみに森山くん(ここからヤーマン)も
今回は若干ウルトライト的な装備にまとめてあり、
大森さん(ここから、ちーちゃん)は通常の装備。
つまり、僕とちーちゃん、そしてカメラ機材がある岡野さんの荷物はデカく、
ツッチーとヤーマンの荷物は小さいのでした。

銅山越から稜線に出てもガスはいっこうに薄くはならず、森の中に入っても同様。
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後ろのほうを歩いていると、先行するメンバーがうっすらとしか見えません。

ビバークに使えそうな大岩の下に入っていくツッチー。
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大学の探検部では洞窟にもぐっていた男だけに、こういう場所は好きなのでしょう。

遠近感とは関係なく、あきらかに小さいヤーマンのバックパックと、
あきらかにデカい、ちーちゃんのバックパック。
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普通とは男と女が反対のような気がしますが、
本人がそのように装備を選んできているのだから、これでよし。

分岐になっている、「ちち山分れ」という場所へ向かっていると、
やっと青い空が見えてきました。
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しかしまあ、一面の笹原。
そのさらに先にあり、この日の目標としている山の名前が
「笹ヶ峰」というのだから、当たり前といえば当たり前なのですが。

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ちち山分れの分岐で休憩し、
このあとは冒頭の写真にある笹だらけの場所を延々と歩き、笹ヶ峰へ。

ラクそうにドンドン歩く、軽量派の2名、ツッチーとヤーマン。
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笹原は非常に滑りやすく、とくに荷物が重いと難儀します。
このときはちょっと2人がうらやましかったです。

やっと笹ヶ峰に到着。
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ここは愛媛県と高知県の県境で、頭上と高知県側は青空。
対して、愛媛県側は濃厚なガスのなか。
本当だったら、瀬戸内海や沿岸の街がよく見えることになっているんですが‥‥。

僕以外の4名。
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みんな違う色のウェアを着ていて、カッコよく見えなくもないような。
そんな僕はグリーンのウェアで、はたから見れば相当にカラフルな一行だったはず。

笹ヶ峰からは愛媛県側にある丸山荘という小屋の
キャンプ地まで、いったん山を下ります。
下の写真はそのときのものですが、なぜか登っているように見えるから不思議。
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今回のルートでは、テントを張れる場所は稜線を下った場所にしかなく、
八ヶ岳を縦走するときの面倒さと似ていました。

キャンプ地の付近は、もともとスキー場。
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ひらけた草原もあり、たんなる枯れた葉なのに、
午後の光のもとで見ると、一見きれいな紅葉に見えなくもなく。

メシとテントはそれぞれが用意。
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重い荷物を背負っていただけあって、僕の夕食はみんなを圧倒して豪華。
自分では写真を撮るのを忘れていましたが、岡野さんがおさえてくれているので、
いずれ(おそらく来年のいつか)雑誌では見てもらえるかと思います。
ツッチーのウルトラライト的食事も興味深く、味もなかなかのものでした。
そのあたりもいずれどこかの雑誌で。

愛媛側もいつしか雲がなくなり、木々の合間から強い夕日がさしてきました。
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すると、テントの上の杉がこんな状態に。
まるで焚き火の途中の薪、もしくは消えかけた熾き火のようで。
こういう光景ははじめてみました。

さて翌朝。こちらは、軽量化のために床がないシェルターで寝ていたヤーマン。
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なんだか、どこかのおじいさんのような顔で「おはようございます」と一言。

ちょっと面倒なのだけど、仕方なく昨日下りてきた道を再び登る僕たち。
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ここの笹にも足をとられやすく、歩くのが億劫でした。

昨日も登った笹ヶ峰の山頂からの1カット。
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今日、そして明日と、これから歩く山々が延々と見えています。
縦走気分が高まるこんな風景、とてもいいですね。

この日、笹ヶ峰のあとは寒風山に登り、それから伊予富士へ。
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コース時間の目安がわかる、非常にわかりやすい標識でした。

いちばん奥には、最終目的地の石鎚山。
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部分的に紅葉も見られるなか、長い道のりが今日もまた始まります。

笹ヶ峰をバックに、親指を立てるツッチー。Img_4148a
それにしても、ホントに笹原ばかりですねえ。

というわけで、なぜか話はここで途切れ、残りは次回以降に。
(続く)

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コメント

顔がしわくちゃで、入れ歯のために滑舌の悪いヤーマンおじいさんです。
って、ひどくねー?!

なんでかなあ。このシワは北極圏の紫外線のせいかなあ。

庄太郎アニキも言っているように、ぼくは今回ちょいウルトラライトに挑戦したわけですが、歩いていて壮快で自由な感じがしました。
土屋さんがよく言っている「軽いは自由」がちょっぴり理解できたような気がします。


投稿: 森山伸也 | 2011年11月 2日 (水) 22時20分

はじめまして。いつも楽しみにブログを読んでます。
まさか地元の山が載るとは驚きだったので思わずコメントしました。
庄太郎さんが通られた道は僕が今年何度も登った道です。
四国の山は中々取り上げられることがないので嬉しかったです。
笹ヶ峰には直登ルートがあったり、瓶ヶ森の名前の由来になった
瓶つぼと言う水源があったりするのと、石鎚山から先も
二ノ森や堂ヶ森への気持ちのいい縦走路があるので
是非機会があれば歩いてみてください。
続きを楽しみにしてます!

投稿: だい | 2011年11月 2日 (水) 22時28分

ヤーマンさま

新しくアップした話で使っている写真(カフェ内)でも、
なんだかジイさんっぽく写ってるよ。
どうした?
僕の傷めてる膝と同じように、
美容にもよいらしいヒアルロン酸を打つといいかもね。

僕も「軽いは自由」の意味がわかるので、、
歳をとってからか、体にガタがきたら、
山を歩く戦法を変えるかも。
今だって、軽量な道具は持っているし、
やろうと思えば十分にできるんだけど。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
だい様

四国在住なんですね。
僕は笹ヶ峰から見ていて気持ちがよさそうだった、
平家平に行ってみたくなってます。
今回の最終目的地はどうしても石鎚山だったので、
予定を変えることはできませんでしたが。
堂ヶ森でもテント泊ができるようだし、
いずれ行ってみたいと思います。

投稿: 庄太郎 | 2011年11月 6日 (日) 03時12分

かなり遅い書き込み失礼しますm(_ _)m

西表の記事からリンクをたどって拝見しておりましたところ
自分の故郷の山の事が書かれてたので、つい嬉しくなり、
憧れの皆様が「新居浜に来てた」事で、何だかテンション
上がってしまい、つい…(私の郷は新居浜市なのです)

笹ヶ峰は中学の頃、野外授業のような時に登って丸山荘に
泊まった想い出があります♪

職業柄まとまった連休を取るのが難しいので、いつも
「代わりに登ってもらっている(笑)」気持ちで庄太郎さん
の書いた記事やブログを何度も読み返します。

今後とも、末長いご活躍、陰ながら応援させて頂きます!

投稿: 大西 聡 | 2012年5月10日 (木) 13時38分

大西 聡さま

新居浜は山も海も近くて、いい街ですね。
僕が初めて新居浜に行ったのは
四国一週旅行をしていた大学生のときで、
最終的にはバスで四万十川まで行って
テントを張った記憶があります。

石鎚山の話は、取材時期が紅葉のときだったので、
今年の秋に雑誌に出る予定です。
楽しみに待っていてくださいね。

投稿: 庄太郎 | 2012年5月13日 (日) 13時55分

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