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2012年2月12日 (日)

先週末の加藤則芳さん「トーク&スライドショー」

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ちょうど1週間前の週末、加藤則芳さんの「トーク&スライドショー」に行ってきました。
加藤さんは、ここでも紹介した『メインの森を目指して』などの著作をもつ
バックパッカー&作家。いうなれば、僕の大先輩に当たる方です。

今回の主催は、「ウルトラライト」なアウトドア店として有名な三鷹のハイカーズデポ。
なんだか最近やたらいろいろな場所へ僕といっしょに遊びに行っている
店主の土屋智哉が企画したものでした。

加藤さんはアメリカのジョン・ミューア・トレイルやアパラチアン・トレイルの魅力を
日本にはじめて伝えた第一人者で、
国内外の国立公園をテーマに執筆活動を行っていただけに、
今回のお題は「ロングトレイルと国立公園」。
話は半年以上かけて歩いたアメリカのアパラチアン・トレイルに始まって、
日本の国立公園や自然保護の話にいたり、
再びアメリカのジョン・ミューア・トレイルに戻るというもので、
1時間半を予定していた講演時間があっという間に過ぎてしまいました。
僕自身には、アメリカのロングトレイルを歩く予定はありませんが、
やっぱり大先輩がこれまでにやってきたことを聞くと、刺激になるんですよね。

薄暗い場所で、しかも遠くから撮ったので不鮮明ですが、会場の加藤さん。Img_5511ba
現在、ALS(筋萎縮性側索硬化症)という
全身の筋肉が萎縮して、体が動かなくなっていく不治の病と闘っている加藤さんは、
すでに車椅子でしか行動できなくなっており、
今は首の上だけがかろうじて動かせるような状態です。
しかし、話をするには支障がなく、むしろ迫力があってビックリ。
最後にクルマで帰るのを見送りましたが、会場を出ると、
一気に疲れが出るのではないかと心配になりました。

1年ほど前に信越トレイルで加藤さんにお会いしたときは、
病気のことをまだ公にはしていないタイミングでしたが、
すでに病状はかなり進行していました。
それでもなんとかスノーシューをはいて雪原を歩き、
タイヤのチューブに乗って斜面を滑っていたのが、たった1年前。
それから何度かお会いしましたが、病状は残酷なほどに進むのみ。
このALSという病気の恐ろしさを感じざるを得ません。

今回は参加者も多く、あまりお話できませんでしたが、
春になったら改めてプライベートで話を聞きに行くことにしています。
加藤さんの話は、本当に勉強になりますから。
その前に、まずは自分で書いている本の仕事を終わらせないと‥‥。

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街(まち)」カテゴリの記事

コメント

私が信越トレイルを初めて歩いたのが2010年10月のことです。
それも仙台のWー1でパンフを見て、それまでは“登る”だったのですが、脊柱管狭窄症を患って、あまりハードな登りは出来なくなってしまい、“歩く”をはじめたことがきっかけでした。
そんな時で、加藤則芳さんと聞いてもどんなに凄い人なのかぴんと来なかったのですが、鍋倉高原「森の家」に寄ったときに、案内してくれたユースホステルの方が「○○さんだよ」って言ってくれたのが、後で考えると加藤さんだったと思うのです、キット。。。
勿体ないことをしたなぁ、握手してもらえば良かったなぁ、一言でも良い言葉を交わしたかったなぁ、知らないと言うことは恥ずかしいことだなぁ、後悔先に立たず!!
私などは脊柱管狭窄症にビクビクしながら歩いているのに、加藤さんの行動を考えると、とっても恥ずかしくなるとともに、元気をもらえます。
雪が溶けたら、今年はもっとのびのびと歩こう!!
申し訳ないことがひとつ。。
小林紀晴さんの写真展、事の他の大雪で排雪に煩わされ残念ながら行くことが出来ませんでした。ホントに残念です。そして申し訳ないでうす。

投稿: 修 | 2012年2月13日 (月) 17時17分

加藤さんの著を読んで、自然やエコに対する考え方に大変感銘を受けていました。
そんな環境に配慮できる人に不治の病とは酷すぎる(´;ω;`)
もっとマナーも悪く環境を考えない人たちがいっぱいいるのに!なんてことをつい思ってしまいました、いけないけない(ノ∀`)ペチッ
以前山の中で読んだ「ロングトレイルという冒険」を再度下界でゆっくり読み直したい気持ちになりました。

もちろん庄太郎さんの実践学は穴が空くほど読みましたよ~ 写真提供に名前は載ってませんでしたがテントのなかでうつぶせにくつろぐ森山伸也さんもいますよね!
あ、そこでというわけでもないんですが私もソウロを愛用してるんですが一つご教授願いたいことがございます。
中で物干し用に細引き張られてるようでしたらどのように貼られているかご伝授ください。あの3箇所のループがうまく活用できなくて・・。1本は張れても短いし。。
もしよかったら、お時間のある時で結構ですので是非アドバイスください!よろしくお願いします。

投稿: 津田沼飲兵衛 | 2012年2月13日 (月) 19時23分

修さま

「森の家」で会ったのは、きっと加藤さんでしょうね。
以前は1年中、夏も冬も行かれてましたから。

小林さんの写真は、写真集でぜひ見てみてください。
3月3日に発売するようです。
ホント、いい写真ばかりですよ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
津田沼飲兵衛さま

「ロングトレイルという冒険」も面白い本ですよね。
加藤さんの著作の中では、読みやすい内容ですし。

僕の本には、確かに森山くんも出てます。
よく見ると、ほかにもけっこういろいろな
アウトドア関係者が登場してますよ。

で、ソウロの件ですが、じつは僕もロープなどを内部に張っていません。
確かにちょっと取り付けにくいんです。
自分好みの場所に適当にループを縫い付けて、
使いやすいように改造するつもりでしたが、
面倒になっちゃって、いまだやっていません。
やるとすれば、入り口から見て奥&足方向の、
壁側に沿った半分程度の長さにつけるつもりです。
なんだかわかりにくいかもしれませんが、
ソウロのユーザーなら、きっと理解してもらえるのでは?

投稿: 庄太郎 | 2012年2月15日 (水) 23時08分

ご丁寧なアドバイスありがとうございます!
ロングトレイルという冒険は山の中で一気に読破してしまったので今また読んでいるところですが本当に面白いです。おこがましいのですが山で読む本としてのオススメはなぎら健壱さんの「酒に交われば」という本です。一日一冊ペースの庄太郎さんならものの2時間で読み終えてしまうと思いますが、酒にまつわるエッセイ集のような本で孤独なソロ山行にはお守りとしていつも持っていくほど面白いですよ!どんなに不安でも和んでしまいます(。・w・。 )
ソウロのアドバイスありがとうございました。いや非常にわかりやすかったですよヽ(´▽`)/
やはり入口辺りと、五角形のあの奥行の部分か、足の方にループを取り付けるしかなさそうですね。ただ私は自分で縫い付けるという考えまでは至りませんでした。さすがです・・。
その方法で慎重に取り付けてみようと思いました。ありがとうございました!

投稿: 津田沼飲兵衛 | 2012年2月19日 (日) 17時45分

津田沼飲兵衛さま

なぎらさんの「酒に交われば」は、まだ読んだことがありません。
今後のために覚えておきますね。

僕はテント内部にループを縫い付けたことが
いままでに何度かあるのですが、
意外と難しいんです。
テントの生地を傷めず、かつ多少の重さをかけても
テントがゆがんだりしないという、
そういう計算もいくらかしなくちゃいけないので。
だから、ソウロでは面倒になっちゃって、まだやってないんです。
完全には縫い付けず、仮留めしながら試してみるといいですよ。

投稿: 庄太郎 | 2012年2月19日 (日) 18時35分

度々のアドバイス本当にありがとうございます。
メッシュ生地が本体のシエラのゾロ1でまず試し、かなりいい具合だったのですが、いざソウロに着工しようとしたらやはり生地や微妙なポールとのバランスなどが違いますね。
外からの耐久性は凄まじい性能のヒルバーグなのに、自分でループの取り付け位置を模索しているとどこもかしこも脆弱なナイロン生地に感じてしまってなかなか着手できません(笑)
とはいえ、僕には物干しロープは必須なので教えていただいたように仮止めしながらトライしてみます!
うまくできたらまたご報告致しますね(゚▽゚*)
ありがとうございました!

投稿: 津田沼飲兵衛 | 2012年2月24日 (金) 16時46分

津田沼飲兵衛さま

ヒルバーグは吊り下げ式なので、内部の生地が緩く、
それが簡単にループを取り付けて、
モノを吊り下げることができない原因なんですね。
なんとか試みてください。

投稿: 庄太郎 | 2012年2月28日 (火) 14時46分

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