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2012年4月12日 (木)

八重山諸島/西表島-2 (漕ぐ~歩く~漕ぐ、の島縦断・後編)

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八重山諸島/西表島(漕ぐ~歩く~漕ぐ、の島縦断)の後編であります。
できれば、前編から見てもらったほうが、話がよくわかります。

そんなわけで、一度は行ってみたかった「マヤグスクの滝」に到着した我々。
岩が見事に段々になっていて、なかなか見ごたえがあります。
でも、僕が適当に撮った上の写真からは、その大きさがよくわからないはず。

しかし、プロのカメラマンであるカメちゃんがしっかり撮影すると……。
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左上端に写っているのが、僕たち。
マヤグスクの滝は20m以上もあり、けっこうデカいんです。

で、あの滝の上までは、写真の右側から少しずつ登っていきます。
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けっこう滑りますが、普通の人でも問題なく登れる程度。

面白いのは、滝の上にのぼってからの状況。
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一枚岩で平坦な場所になっていて、大きめの家が建てられるほどなんですね。
これもまた、僕の写真では伝えられないくらい、とにかく広くてびっくりします。

しかも、その岩盤の上への水の流れ出しは、こんなゴルジュ。
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幅は1m程度なので、雨が降っていたら爆発的に水が噴出し、
ものすごく恐ろしい光景のはず。

だけど、このときは水が少なかったので、少しだけさかのぼってみたりして。
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手がかりが少なく、危ういところで流されそうにもなりかねませんが、
とりあえず今回ならば岩盤上で止まるはずなので、安全。
カメちゃんは探検部時代に、このゴルジュをそのまま上っていき、
ヤブこぎも繰り返して、長い期間、島内探検をし続けていたらしいです。

ひとしきり遊んだ後は、滝の上でソーメンを茹で、昼ごはん。
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茹で方がイマイチで、味もイマイチながら、
シチュエーションの力で、無理にうまいと感じさせてくれました。

その後、滝を下り……。Img_5844a
一息ついてからキャンプ地へ戻るはずが、なかなか先に進みません。
というのも、この日は時間に余裕があり、適当に遊んでもよかったから。

なので、途中にある深みでは、水の中に飛び込んだり、ボルダリングをしてみたり。
落ちたところで水中なので、気楽なものです。
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この岩にはみんな挑戦していましたが、結局誰も登れませんでした。

こんな3人の様子を、僕はぼんやりと見るばかり。
なにせ、正体不明の何かに刺された腕がパンパンで、
岩などつかんでいる力もなければ、気力さえもなく。
しかし最後には我慢しきれず、水中には飛び込んでしまいましたが。

ずぶ濡れの姿のまま、やっとキャンプ地へ戻る我々。
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だけど、このあともキャンプ地前の川で泳いだり、
テナガエビを採ってみたりと、夜まで遊んでおりました。

そして3日目。
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昨日までほど天気はよくないとはいえ、気温はちょうどよく、
川の中を歩いてさらに上流を目指します。
もっとも、この写真のルートは間違っていて、
この後、ヤブをこいでトレイルに戻りました。

やみくもに続いている亜熱帯のジャングル。
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前を行くヤーマンのパドルを見て、僕が思うのは、現在の腫れあがった
自分の手でパドルを持ち、水をかいで下っていけるのか、ということ。
しかしまあ、腫れちゃっているものは仕方ありません。

次第に分水嶺が近づき、浦内川はか細くなっていきます。
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しかし、まだまだ続くジャングル地帯。

こうしているうちに分水嶺を越え、水系は浦内川から仲間川へ。
やっと林道に出て、展望台から蛇行して流れる仲間川を眺めます。
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あとはこの川の河岸まで下り、再びパックラフトを膨らませ、下り始めるわけです。

川岸までたどりつくと、それまで背負っていた荷物を下ろし、
山中を一生懸命運んできたパックラフトに空気を注入。
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これから最後の船出。
川をさかのぼっていった初日に比べれば、下りなんてラクなものです。
だけど、僕の手はやはりパンパンのまま。
途中までしか指が曲がらないのです。

しかし。
なんと好都合なことに、その途中まで曲がらない指で作れる「握り」が、
パドルのシャフトの直径とほぼ同一。力も入れることができ、
まったく支障なくパドルを扱えるので、顔がニヤけました。

満潮時を狙っていた初日とは違い、この日の潮は引いており、
仲間川にはそこかしこに干潟が現れていました。

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その上をカニが歩いていたり、トビハゼの仲間がジタバタしていたり。

ただし僕はパドルを握れたとはいえ、腕の動きはスムーズではなく、
左右の腕の力のバランスも悪くて、ひどく疲れることに。

こちらは遠くから僕たちの漕ぎっぷりを撮影しようと、
一行からは離れていたカメちゃん。
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夏場はラフティングのガイドもやっている水に強い男だけに、
放っておいても安心です。

若干グロテスクに見えるほどのマングローブの森。
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まさか数日後に、こんな森のなかを歩くことになるとは、
このときは思ってもいませんでした……。

漕ぎ進めること、しばらく。
とうとう大富の港と集落の一角が見えてきました。
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天気がいまひとつだと、ツッチーの赤いウェアとパックラフトが映えて見えます。

というわけで、浦内川をパックラフトでさかのぼり、
自分の足でジャングルの中を歩き、
パックラフトで仲間川を下って集落まで出るという
「漕ぐ→歩く→漕ぐ」という旅が終了。
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後日、天気がいい空いた時間に、パックラフトを干してやりました。
あ、この写真、以前ここで書いたソーラー充電器のときのものと同じですね。
トリミングしているか、していないかの違いだけで。

これが今回の島縦断のダイジェスト的な話。
詳しいことは、いずれ雑誌で。

それにしても西表島の旅は、これでもまだ半分も終わっていません。

(島縦断編/終わり)

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コメント

なんですか、この旅は!
こういうのは見たことがありません。
あんなにはれていた手で歩いて漕ぐとはすごすぎます。
今はもうなおりましたか?

投稿: タオ | 2012年4月14日 (土) 08時31分

こんにちわ。いつも拝見させてもらってます。突然のコメントすいません。
テント新調にともないニーモのタニ2Pとニッピンのメスナーで悩んで居るんですがニーモどうですか?PEAKS5月号やら色々と情報は見ているのですが悩んでます。
ちなみにフロントの半月のメッシュは閉じられる?
こんな初コメントですいません。

投稿: すてねこ | 2012年4月16日 (月) 13時19分

タオさま

手はほとんど直しましたよ。
というか、10日ほどで90%ほど元に戻り、
その後、95%まで回復したものの、
それからはほとんど同じで、若干しこりが残ってます。
なんでしょうかね、これは。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
すてねこ様

メスナーは撮影で使ったことがある程度で、
どこまで有用かはハッキリ断言できないんですが、
少なくてもタニはいいですよ。
なによりも換気性が高くて。
フロントの半月型のメッシュは閉じられますが、
この部分が横に長いので、テント内に寝転んでいるときに
外気がダイレクトに当たり、気持ちいいんです。

ただ、どちらがいいのかは、使う場所や季節によると思いますよ。
おそらく無雪期だけならタニ、雪があるときも使うならメスナーがいいでしょうね。

投稿: 庄太郎 | 2012年4月17日 (火) 10時00分

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