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2012年11月

2012年11月30日 (金)

『モノ・スタイル アウトドア No.13』 発売中

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『モノ・スタイル アウトドア No.13』が、本日発売になりました。

ここで僕が書いているのは、表紙にも記載されている
「アメリカ本土 全48州の旅」というものです。
その第2回目。

どんな旅で会ったかの具体的な内容は、
前号である『モノ・スタイル アウトドア No.12』の紹介のときに
書いているので、そちらを御覧ください。

第2回目で通っているのは、アメリカ中央北部から東海岸に渡り、
ワシントンDCまで南下した地域で、簡単に言えば北東側。
アウトドア的な要素は少なく、長旅に飽きてテンションが低いまま、
ただひたすらクルマで走っている、という内容です。
ペンタゴンでポリスとミリタリーにつかまったりもしたけれど。

それでもデビルズタワーを眺めに行き……。
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シカゴの街を歩き回り……。
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ナイアガラの滝も見物したりして……。
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メシはファストフードばかりでしたが、
MSRのドラゴンフライと、モリタのクッカーで生米を炊いて、自炊も。
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ロサンゼルスのスーパーで買ったフリカケが、
なぜかアンパンマンのパッケージのものでありました。

以前も書いた気がしますが、この10年前の個人的な旅、
他の人にも面白いかどうかは、自分で書きながらもよくわからないんです。
興味のある方は目を通してみてください。

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2012年11月29日 (木)

「登山」モチーフの雄勝石アート作品

先日、仙台の実家に戻ったときのこと。
あるモノを、両親からプレゼントされました。
それも「庄太郎は絶対に喜ぶはず」と自信満々で。

あまりにも自信たっぷりなので、
正直なところ「気に入らないものだったらどうしよう?」とか、
「ものすごくセンスが悪いものだったら、どういう反応をすればいいのか?」とか、
受け取る前にいろいろなことを考えてしまったわけです。
だって、両親と好みが同じことって、あまりないじゃないですか。

そんなわけで、そのプレゼントが下の写真。
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なんだこれ、すごくいいじゃん!

バックパックを背負って山を歩いている人の姿ですね。
見るところ、2人はザイルでつながれているので、雪山なのでしょう。
僕の両親は「まるで雑誌に載っている庄太郎のようだと思って」買ってくれたのでした。

東京に戻ってから、このプレートを作っている方のことを調べてみたところ、
僕の地元、宮城県の石巻に拠点を持つ生田目富紀夫さんらしく、
下地になっている黒い石は、特産物の雄勝石。
雄勝石は現在は石巻市になった雄勝町の原産で、硯(すずり)の原料でもあり、
先日復元された東京駅の屋根に使われているスレートも、これなんです。

以前から東京駅用に、数万枚の雄勝石スレートが用意されていたようですが、
大震災のとき、雄勝町は津波に飲み込まれ、
東京駅の復元にも大きな影響が出る寸前に。

しかし、地元の人々の熱意でかなりの量のスレートが泥の中から拾い出され、
一枚一枚洗浄されて、なんとか東京駅の復元に役立ったのでした。

そんな雄勝石の作品が、こういう形で僕の家に来るとは、うれしいものです。
もともと雄勝町は父の田舎に近い場所にあり、
僕には子供のころから、なんとなく馴染みが深いんですよね。

よいものをプレゼントしてくれた僕の両親に感謝。
それにしても、親からプレゼントをもらったのって、
中学生のころ以来かも。

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2012年11月28日 (水)

東北の山/白神山地

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今年の7月、梅雨時に東北の白神山地に行ってきました。
日本で4ヵ所登録されている世界“自然”遺産のひとつですね。
白神山地は青森県と秋田県にまたがる場所に位置するのですが、
このときはすべて青森側でした。

これは『男の隠れ家10月号』の取材で、雑誌の特性上、
いつもテント泊の僕には珍しく、旅館泊まり。
「熊の湯温泉旅館」という、吉川隆さんという現役のマタギがご主人の宿です。
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だから、飼い犬はもちろん猟犬」。
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宿の裏の敷地には大きなオリがあり、ツキノワグマが2頭飼われておりました。
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以前、小熊がいることを知らずに親熊を撃ってしまい、
かわいそうになって、結局飼い始めたものとのこと。
オリのなかでもものすごく敏捷で、ケンカをしたら確実に負けるでしょうね。

地元の食材を使った夜ゴハン。
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宿泊客の多くは釣り人らしく、
目の前を流れる赤石川でご主人が釣ったアユも並んでおります。
メシを食ったあとに聞いた、ご主人の猟と釣りの話はものすごく面白かったですよ。
こういう方向の取材、僕の仕事のなかでもっと増やしていきたいものです。

この宿を拠点に、各地をウロウロ。
登山というよりは散策といったほうがよい、山歩きです。
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白神山地が世界自然遺産に登録された理由が
太古の生態系を残すブナの天然林、というものだけあって、
この時期のブナの森の中は、ものすごくきれいでした。

エゾガクアジサイ。
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この植物がピンクの花をつけるのは珍しいらしいのですが、
最近はけっこうよく見かけるとのこと。

ヒラタケ。
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できれば採って食いたかったけれど、我慢。

たしか、モミジカラマツ。
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これは北アルプスでもたまに見かける花です。

半日かけて取材した「暗門の滝」。
このときは道が荒れており、3つある滝のうち、
それほど大きくはない「第3の滝」しか行けませんでした。
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ここに行ったのは、僕は2度目かな。

暗門の滝付近を案内してくれたのは、これまた現役のマタギである工藤光治さん。
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そこらに落ちていた木の棒を杖代わりに、雨が降れば傘をさし、
足元は長靴。こんな姿で、ほぼ1年中、白神山地のどこかを歩いているそうです。
親切でシブいおじさんで、さすがに山の知識は豊富。
このときはそれほど時間がないうえに、取材として聞かねばならないことが優先で、
本当は僕自身の興味を全開にして、
もっといろいろな話を聞きたかったです。

工藤さんは長靴姿でしたが、僕は濡れた路面でもソールが滑りにくいという
モンベルのゴアテックス ラップランドブーツというものをはいてみました。
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僕がいつも行っているテント泊縦走のような山行には華奢なのですが、
こういう山歩きのときには、なかなか調子がよし。

林道を延々とクルマで走り、津軽峠にも。
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そこには推定樹齢400年、幹周り465m、樹高30mのブナの大木があり、
「マザーツリー」という名前が付けられております。

さすがになかなかの風格。いいなあ、こういう雰囲気。
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だけど、このくらいのブナの大木、白神山地ではとくに珍しいものではなく、
この木はたまたまクルマでアクセスしやすい場所にあったから
有名になってしまっただけのようです。
個人的には「マザーツリー」というカタカナの愛称までつけられていることに
非常に違和感がありました。日本的な漢字の名前ならいいのに。
ブナの木には、まったく非はないのですけどね。

このときの取材で悔やまれるのが、
白神山地の遠景がうまく撮影できなかったこと。
まだ梅雨明けしていなかったので仕方ないとはいえ……。
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もっと東北の山らしい奥深さを感じたかったけれど、
やっと撮れたものがこの程度なのでした。

世界遺産登録地域ということもあり、今回のように開放された場所以外で
白神山地を歩くには多少面倒な面(とくに秋田県側)もありますが、
青森県側ならば、テントを持って入山することもできるんですよね。
沢沿いでの野営やブナ林の深い森、いいだろうな……。
東北出身の僕にはなじみがある場所ですし、
来年あたりには、自分の足で奥深い場所まで行ってみたいと思っております。


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2012年11月25日 (日)

南アルプス/間ノ岳~北岳~池山吊尾根

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7月の半ば、本沢温泉から戻ると、
僕は次に南アルプスの北岳を目指しました。

この山行については、すでに『PEAKS 9月号』で書いているので、
ここでは補足的なご紹介に。

ルートは、北岳登山のメインの広河原の登山口は使用せず、
その裏側の両俣から仙塩尾根へと登り、間ノ岳、北岳を通った後、
マイナールートである池山吊尾根から下りるという変則的なもの。
たんに、僕個人の好みによるルート設定であります。

メンバーは、撮影を担当するわけではなく、
あえてモデル的な役目で参加した写真家・野川かさねちゃん、
毎年「富士山きずなフォトコンテスト」をプロデュースしている北村哲くん。
そして実際に撮影を行なうのは、カメラマンの加戸昭太郎さん。
加戸さんと僕は、5月に池山吊尾根から北岳を目指し、
悪天候によって敗退してきたというコンビ。
僕たち2人には、リベンジの意味合いも強い夏の北岳なのでした。

両俣は、南アルプスのなかでも僕が好きな場所。
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林道歩きは長いけれど、なかなか美しい道もあります。

で、両俣小屋。
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3連休の初日だったので、こんな山奥も登山者でにぎわっておりました。

両俣は野呂川の最上流部にあり、こんな渓流の風景がバツグン。
何度来てもよいところなんですね。
テント場も解放的で気持ちがよいし。
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だから、ここを北岳への登り口に選んだのでした。

まだ梅雨明けしていないので、2日目も曇り空。
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しかも、仙塩尾根への登りが急で、けっこう面倒です。
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この後、少しずつ雨と風が強くなってきました。

自分の作品を撮るかさねちゃん。
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こんな彼女の姿を、さらに加戸さんが撮影していたりします。

間ノ岳の山頂も曇り空。
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しかし、さすが百名山のひとつだけあって、
この天気でも登山者でいっぱいですね。

北岳山荘のテント場。
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この後、さらにテント泊の人が到着し、通路にまでテントが設営されるほどに。
僕たちはテントを張った場所は周りが岩だらけで、
必然的にテントが密集することもないスペースだったので、少しは余裕がありました。

3日目も曇り空。
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とはいえ、2日目よりはいくらかマシ。
ただし風が強いので、けっこう凍えました。

一応、最終目的地の北岳山頂。
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周囲の展望は望めないけれど、3連休の最終日とあって、
間ノ岳以上の混みっぷりでありました。

僕たちは早めに山頂をあとにし、八本歯の頭のほうへ下りました。
すると、少し標高を下げただけで、一気に青空に。
雲が覆っていたのは、山頂付近のみだったというわけです。
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遠くには富士山の姿も。

さらに下ると、八本歯のコル。
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ほとんどの人は、ここから広河原に向かうのですが、
僕たちは「ボーコン沢ノ頭」がある池山吊尾根に入っていきました。
僕にとっては、北岳山頂よりも、ここからが本当のお目当ての場所。

その池山吊尾根とは、こんな感じであります。
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いかにも気持ちよさそうな縦走路。
だけど、あまり整備されていないので、歩く人は極端に少ないんですね。
それに、とにかく長いし、有人の小屋もないし、
かなり下りないと水場もないし、道が不明瞭だし……。
自信のない人には、とてもお薦めできません。

しかし、こんなに景色がよいのですよ。
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前日は雲の中だった間ノ岳を撮影する加戸さん。

思い出すだけでも気分のよい、尾根の道が続きます。
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人影が少なくて静かなのが、さらにすばらしい。

ボーコン沢ノ頭では、長時間の休憩。
このあたりからは、今回のブログの冒頭で使った写真、
つまり北岳バッドレスの迫力ある姿も眺められるんですね。
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その他、周囲には鳳凰三山や甲斐駒ケ岳などの山々がそびえておりました。
池山吊尾根をすべて歩くのは大変ですが、
八本歯のコルからボーコン沢ノ頭までなら、岩場はあるけれど
それほど難しい道ではないので、往復してみるものいいでしょうね。

しかし、ボーコン沢ノ頭から先は、ひどい道。
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道がハイマツで覆われていて、ほとんどヤブ漕ぎという場所も。
慣れない人が歩くと、道迷いする可能性も高いのではないかと思います。
また、登山道は何度か付け替えられているようで、
現在の登山道なのか、たんなる踏み跡なのか、
よくわからないポイントも多数でした。

ともあれ、何時間も歩き、標高を下げていくと、
池山御池小屋(無人小屋)の前の広場に到着。
広場というか、干上がった池が草原になった場所ですね。
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5月にここまで登ってきたときは、真っ白な雪原だったことが思い出されます。
あのときは、寝ているうちにテントの上に雪が積もっていったな……。
あれはあれで美しかったけれど、僕はやはり夏山のほうが好きです。

小屋からは急坂を下り、「歩き沢」のバス停へ。
バス停といっても、林道が通っているだけの山深い場所。
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僕たちは時間つぶしがてら、沢で水浴びをして身を清め、
あとはバスが来るまでのんびりと過ごしました。

初日、2日目はともかく、3日目は本当に気持ちがよかった!
5月のリベンジも果たせましたしね。

いずれ池山吊尾根には、もう一度行きたいと思っております。

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2012年11月24日 (土)

八ヶ岳/本沢温泉・往復

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瑞牆山から下山した翌日は、八ヶ岳の本沢温泉へ。
これは取材ではなく、プライベート。
前日は仕事でいっしょだったカメラマンの矢島くんも参加しており、
仕事も遊びも、同じようなメンツであります。

瑞牆山に引き続き、このときも天気は優れず。
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むしろもっと悪くて、出発するとすぐに雨になりました。

だけど、このときの僕たちの目的は、山歩きではなく、
たんに山中でのんびりして、テント泊&酒盛りをすること。
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梅雨時の平日ということもあり、テント場には僕たち以外いないことをいいことに、
雨中宴会用の1ポールテントまで立ててしまいました。

日本でいちばん高い場所にある露天風呂(標高2150m)。
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野郎だらけで見苦しいので、この程度の写真にしておきます。

夜は雨がひどかったとはいえ、鍋をくいながらの宴会。
地面はグチャグチャでしたが、準備がよかったので、わりと快適でした。

翌日はさっさと下山。
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この後、稲子湯でもう一度、風呂に入り、飯を食って終了。
晴れていれば山にも登ったかもしれませんが、
これだけでも気楽で楽しかったです。

そういえばこのとき、今年の夏から使い始めた
スカルパのミラージュGTXをデビューさせました。
この後、数ヶ月はきこんだこのブーツの使い勝手に関しては、
早くも『PEAKS 12月号』にレビューを掲載
先日、MonoMax別冊 『OUTDOOR GEAR BOOK』でも紹介しております。

本沢温泉への往復程度にはゴツくて不向きなんだけど、
まあ足慣らしということで。

本沢温泉から帰ると、僕は南アルプスに向かいました……。

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2012年11月23日 (金)

奥秩父/瑞牆山

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北アルプスの燕岳~蝶ヶ岳を歩いてきたあと、
すぐ次に向かったのは、奥秩父の瑞牆山でした。
僕は前月にも奥秩父の金峰山あたりを歩いていて
そのときにも見えていた山です。
瑞牆山に行くのは、3年ぶりくらいかな。

この山行は『ビーパル9月号』の山特集のための取材でした。
当然ながら、もうとっくの昔に販売されている号です。

1泊2日の行程で、テント泊は富士見小屋のキャンプ地。
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かつて事件があった小屋ですが、
今はオーナーも代わって、非常によい雰囲気です。

山頂に登ったはいいけれど、天気はイマイチ。
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周囲に多い奇岩も、この程度しか見えず。

だけど少しすると、やっとこのくらいの眺望は得られました。
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むむ、もう少し雲が切れてほしかった。

山頂にいる2人は、この取材のカメラマンである矢島慎一くんと高橋郁子さん。
2人はどちらもプロであり、かつ夫婦でもあります。
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このカットは、コンパクトカメラのレンズを自分たちに向けて、
いわゆる「自分撮り」を行っている様子。

『ビーパル』の山特集を見ていただいた方は記憶に残っているかもしれませんが、
この矢島くんは「山写真の先生」として、誌面に登場しております。
上の写真は特集内でも使用した「自分撮りをうまくやる方法」の
「成功例」の撮影を矢島くんがしている風景なのです。
で、僕が矢島くんから「山でよい写真を撮るコツ」を聞いて、原稿を書いたんです。

ページ内では、「矢島先生が撮影中」の写真が必要になり、
矢島くんが撮影している様子を、妻の郁子さんに撮影してもらいました。
複雑というか、なかなか難しい撮影なのですが、
そこは夫婦だからこそのコンビネーションで、順調に進んでいきました。

その撮影の様子はというと……。
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「地面に生えている植物を撮影中の矢島先生」を撮影する郁子さん。

「木に生えているコケを撮影中の矢島先生」を撮影する郁子さん。
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矢島くんが撮っているのは、コケではなく、木漏れ日とか、
木そのものだったかもしれません。7月のことなので、忘れちゃいました。

僕自身も、この特集では「テント泊」の先生的役割で登場しており、
その様子は矢島くんに撮影してもらいました。

つまり、「山写真」のページは、
見本写真の撮影/矢島慎一、イメージカットの撮影/高橋郁子、
文/高橋庄太郎(僕)というスタッフクレジットになり、
「テント泊」のページは、
撮影/矢島慎一、文/高橋庄太郎 という組み合わせにして、
特集内の2つの取材を同時に進めたわけなのでした。
やることはたくさんあったけれど、なかなか面白かったですよ。
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しかし、富士見小屋のテント場は、なかなかいいですね。

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2012年11月22日 (木)

MonoMax別冊 『OUTDOOR GEAR BOOK』発売中

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11月20日に、MonoMax別冊 「OUTDOOR GEAR BOOK」が発売されました。

このなかには僕も登場しており、今年買った道具として
●スカルパ「ミラージュGTX」
●ハイギア「XT7」
●パタゴニア「ウルトラライト・ダウン・ジャケット」
という3アイテムを選んでおります。

本当はもっと多くの候補を出していたのですが、
便宜的にというかスペースの問題で、この3点に。
「ベスト・シューズ」「ベスト・ウォッチ」「ベスト・ダウンジャケット」というわけです。
ベスト・テントとか、ベスト・バックパックなども出せれば、より面白かったかも。

興味のある方は、ぜひ書店で。
たくさんの方が登場するなかで、僕はなぜかいきなり、
いちばんはじめの位置に出ているので、探してもらいやすいかと思います。

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2012年11月17日 (土)

北アルプス/燕岳~蝶ヶ岳(常念山脈)

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先ほど、原稿書きがやっと終了したので、その余韻を冷ますかのように、
今度は夏から秋にかけて滞っていた山行に関する
ブログをアップしようとしております。

これは7月初旬に歩いた北アルプスの燕岳から蝶ヶ岳への縦走。
梅雨時の取材だったので、悪天候が心配されましたが、
思いのほか天気は悪くなく、ホッとした記憶が残っています。
取材の結果は、すでに『TRAMPIN’ vol.9』に表紙込みで掲載されているので、
ここでは今回も、写真多め、文字少なめで。

初日は雨の中を登りはじめ、燕山荘のテント場へ。
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朝起きると、東側は雲海でありました。

2日目は、まずは大天井岳へ向かって、表銀座コースを進みます。
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遠くには、槍ヶ岳の姿が。
昨年、ひとりで西岳から蝶ヶ岳へ歩いたときの、逆コースです。

このときに持っていった僕のバックパックが左のマックパック。
右はいっしょにいったライターの麻生くんのものだったか、
同じく同行してもらったTHE BOOMのベーシスト、山川さんのものだったか……。
2人は同じバックパックだったので、忘れてしまいました。
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しかし、これだけ大きさが違うのに、
なぜか僕の荷物のほうが重いということが、なんとも不思議。
要するに、パッキングの問題なのですが。

近づいてくる大天井岳。
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これは、東側から吹き上げてくる雲が、西側からの風に押されて止っているという、
北アルプスの典型的気象風景の写真ですね。

大天井岳の巻き道は残雪で通れず、直登ルートで山頂へ。
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いくぶん浮石もあるということで、いつもは最後尾を歩いている僕が、
このときだけは先頭に。
だから珍しく、みんなが正面を向いているカットになっています。

槍ヶ岳の東鎌尾根と南岳への稜線が、重なって真正面に。
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この2ヵ月後、3ヵ月後に、どちらのルートも僕は歩くことに。

やっと見えてきた2日目の宿泊地、常念小屋。
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もちろん、小屋泊ではなく、テント泊です。

僕が大学のときに、初めて北アルプスの稜線に達した思い出の地、常念乗越。
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何回来ても、感慨深い場所です。

3日目は常念岳の山頂を経由し、蝶ヶ岳を目指しました。
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しかし、なぜだかみんな、赤いウェア。
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その後、天気は一気に悪くなり、雨の中を歩き続けることになりました。
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凍えながら到着した蝶ヶ岳ヒュッテでは、
テント泊の我々にも自炊スペースを使わせてくれ、
小雨になるまで数時間もダラダラ。
前から思っていたことですが、この小屋は本当に親切。
いつかテント泊装備をもつ体力がなくなったときには、
こういう小屋を贔屓にしたいと思っております。

ところで、この日はペースが遅かったので、
最後尾の僕はのん気に歩いていたのですが、
ヒマに任せて登山道を見ていると、トレッキングポールのプロテクターが
いたるところに落ちていること、落ちていること……。
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わずか半日のあいだに、11コも拾ってしまいました。
このプロテクターの紛失、環境にもよくないので、大きな問題ですね。

このときに僕が使っていたテントは、愛してやまないドマドームライト2。
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夕方になると雨も止み、快適な一夜になりました。

といっても濡れものは多く、最終日は天日に干して
もろもろの装備をいくらか乾かしてから、上高地へと下山開始。
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それにしても、梅雨の時期なのに、雨が降っていたのは
4日のうち1日半ほどだったので、ラッキーでした。

下山前にもう一度眺める槍ヶ岳から南岳への稜線。
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さらに南側を見ると、こちらには焼岳。
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こんな焼岳にも、この2ヵ月後に登りました。

蝶ヶ岳の山腹には、7月になっても大きな雪渓という雪田が。
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このときは残雪だったのに、今は新雪が積もっているんでしょうね。
夏好きの僕としては、こういう写真を見ながら、
過ぎ去った夏を懐かしんでしまうわけです。

ああ、もう4ヶ月も前なのか。

季節外れではありますが、今後も今年の夏~秋の山行の様子を
ここで遅い日記代わりにアップしていくつもりです。


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2012年11月16日 (金)

ニュージーランド南島/ワカティプ湖の周辺

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だんだん寒くなってきましたね。
現在、原稿書きに追われている僕ですが、
気分転換にブログをアップしようとしています。
時間をかけていられないので、写真多め、文字少なめでまいります。

今回の話は、今年6月に行ってきたニュージーランド。
はるか昔にアップした「雲取山」のあとに行ってきたもので、
現地はちょうど今の日本と同じ、冬の始まりといったタイミング。
これはウールのウェアで有名なアイスブレーカーに関わる取材旅行で、
すでに『山と渓谷9月号』『ワンダーフォーゲル10月号』で記事にしています。

こちらは、ルートバーンを軽く歩いたときに、入り口にあった展示パネル。
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左が昔のスタイルで、右が今のスタイル(!)。
こういう格好で歩いてくださいということなのですが、
それにしても、これが今? なんか、かわいいけど。
反射していてわかりにくいですが、ショートパンツにロングゲイターという
典型的な「ニュージーランド・スタイル」です。

で、ルートバーン。
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長大なルートバーンを、わずか1日だけ歩いただけなのが、ちょっと残念。

2年ほど前に、ひとりで歩いたことがあるケイプルス・トラックの入り口。
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このときはケイプルスではなく、レイク・レレのほうへ歩きました。

そういうわけでレイク・レレ。
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こういう場所でテント泊をしたいものです。

登山口はワカティプ湖の畔で、ウシがウロウロしております。
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この写真、前も使った気がしますが、再び。

アイスブレーカーと独占的契約をしている巨大な牧場へ。
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ヘリコプターに乗って、上空から「羊が育つ環境」視察。

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とあるピークに下り立ち、ワカティプ湖を上から眺めたりも。
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しかし、非常に寒かったですよ。

牧場内の取材時には、はじめてウニモグに乗りました。
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しかも、荷台に。
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とくに自動車好きでもない僕ですが、
このまさに業務用というゴツさには惚れてしまい、記念撮影なんかも。

牧場では僕たちを歓迎するために、巨大な焚き火を用意。
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湖に流れ着いた流木を切ったものですが、高さは3m弱といったところ。
僕の人生で最大の焚き火であります。

だけど、乾燥しきっているので、あっという間に燃え尽きてしまいましたよ。
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近くに寄れないくらい、とにかく暑かった!
近くにワインを置いておいたら、ホットワインになってしまいました。

宿泊は、時期になるとヒツジの毛を刈る職人さんが寝泊りする小屋に。
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ホテルなんかよりも、こんな場所のほうが面白いです。

最終日の朝。
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出発する前に、ヒツジとウールについてのレクチャーも。
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左がこの牧場のオーナーで、左がアイスブレーカーの社長です。

帰る前にクイーンズタウンのマックパックのショップに寄ったところ、
思わぬものを発見!
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このバックパックを背負った軍団、
2010年にニュージーランドにきた、僕たち日本人チームではないですか!

しかも、商品パッケージにも写真が使われているとは!
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いやはや、知らなかった。

そんなわけで、ニュージーランド取材の軽い話でした。

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2012年11月15日 (木)

『PEAKS 12月号』発売中

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『PEAKS 12月号』が本日、発売になりました。特集は「週末登山」です。
この特集内で、僕は半ページほどのスペースで
お薦めの山をひとつ紹介しております。
具体的にいえば、昨年初めて行った荒船山
このときは日帰りでしたが、今回は1泊2日の想定で、少し長いルートにしています。
まるっきり同じルートを歩いたことはないのですが、
次に荒船山に行く時には、こんな風に歩いてみたいという
そんなコース紹介になっています。

これ以外では、断続的に連載している「マウンテンギア研究所」の
第22回目として、「ゲイター」を5ページ。
ちなみに、この連載はもうすぐ終了の予定。
その代わり、内容を加筆し、新しい要素を加えて
来年の夏前には書籍化することになっております。

それと、この号ではもうひとつ、「ロングターム・インプレッション」のコーナーで、
僕がこの夏から秋にかけて履き続けていた
スカルパの“ミラージュGTX”の後半編を、1ページ書いています。
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3ヶ月で46日も履いていたブーツなので、
実際の山での使用感がどんなものなのか、
それなりに参考になる記事になっているかと思いますよ。

では、『PEAKS 12月号』、ご覧になってみてください。

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2012年11月10日 (土)

『ワンダーフォーゲル12月号』発売中

Imga
『ワンダーフォーゲル10月号』が発売になりました。

今回の『MOUNTAIN EQUIPMENT BRAND HISTORY』は、
あの ザ・ノース・フェイス。6ページになります。
これまでに書かれていなかった新しい内容を盛り込もうと
いろいろと動いていたのですが、締め切り時期の問題があり……。
しかし、現時点で把握できたことは盛り込んであるので、
なかなか興味深いのではないかと思います。

ぜひ御覧ください。

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2012年11月 9日 (金)

『TRAMPIN’ vol.10』発売中


『TRAMPIN’ vol.10』が発売されました。雪山の特集ですね。

僕が関係しているのは、ごくわずかな部分。
「冬にお薦めの山小屋」という小さなコーナーがあって、
八ヶ岳の高見石小屋のことを書いています。

いつもテント泊の僕でも、八ヶ岳付近の小屋に泊まったことは何度かあるんです。
高見石に泊まったのは、もう2年も前で、
写真家の小林紀晴さんとスノーシューで歩きました。
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高見石小屋の裏でのカット。いやはや、懐かしい。

ちなみに今回のTRAMPIN'の表紙も、
同じ八ヶ岳の赤岳山頂のようです。

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2012年11月 3日 (土)

映画 『Japan in a Day』、本日より公開

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今年3月、このブログでも紹介した 『Japan in a Day』プロジェクト
東日本大震災からちょうど1年後の2012年3月11日、
その日の「日常」を切り取ったムービーを一般の人に応募してもらい、
それを元にあのリドリー・スコットが製作総指揮をとって
1本の映画にまとめる、というものでした。
僕とは同じく仙台市出身で、しかもなぜか中学~大学まで学校がいっしょだった
フジテレビに勤務する早川という男が、プロデューサーとしてかかわっております。

その『Japan in a Day』が、今日から全国で公開されました。
詳しいことは、『Japan in a Day』のHPを。
いや、FACEBOOKのほうがわかりやすいかな。

この映画のために応募されたムービーは、
世界12ヶ国、8000本、300時間になるそうで、
それをすべてチェックしてセレクトし、編集するのは非常に大変だったようです。

公開は本日、つまり11月3日というわけですが、
これってたぶん、3月11日をひっくり返した日なんでしょうね。
ちょうど土曜日でよいタイミングだし。
確認しておけばよかったのですが。

僕自身は先月のうちに試写会で見てきました。
見ているときはぜんぜん気づかなかったのだけど、
途中でどうも僕と早川の同級生がちょっとだけ写っていたとか。
応募したものが、リドリー・スコットに選ばれたんですね。

で、映画の感想を申しますと……。
僕自身が被災地出身で、しかも仲のよい友達が
製作に携わっているということを差し引いても、非常によかった!
こういう映画に「よかった」という言葉はなんだか合わない気もしますが、
とにかく感動してしまいました。
とくに3月11日の地震があったその時間に、
日本各地でささげられていた黙祷の様子が連続して流れてくる時間帯、
どうしても涙が流れてきてしまい……。
試写会の会場でも、各方向から嗚咽が聞こえてきました。

この映画はあくまでも、地震から1年後の日常を撮ったもので、
とくにナレーションなどが入るわけでもなく、
おおむね時系列を追ってムービーがつなげられている体裁になっており、
必ずしも被災地の風景ばかりが出てくるわけではありません。
だけどやはり被災地の風景は何度も繰り返されて映し出され、
僕が自分が子どものころに遊んでいた場所などが突然出てくると、
ぐっと胸が締め付けられるような気分になりました。

そういえば、試写会で資料をもらうまでしらなかった事実がひとつ。
この映画、僕の友達の早川は偶然プロデューサーとして関係しているわけではなく、
なんでも彼が自分からリドリー・スコットにメールを書き、
こういう映画を作ってもらえないかとアプローチしたことから始まった
プロジェクトだったらしいんですよね。
僕に話し忘れていたのか、あえて話さないでいたのか。
ともあれ、それを知って、「本当にいい仕事をしたな、早川」と
自分の友達を誇らしく感じます。
地震の直後、早川が僕の家までやってきて、
ろうそくの炎の明かりの中で、いろいろ話し合ったときのことを思い出しました。
その早川が家に来たときのことは、一昨年前のブログに書いてあって、
それを自分で読み返してみると、ますます感慨深くなってしまいます。
まさか今になってこういう映画ができるとは、すごいことです。

試写会の後に早川と話していたときに聞いたのですが、
この映画の収益は、すべて寄付にまわすとのこと。
こういうことを宣伝の一環のように思われたくはないので、
自分たちで公表したりはしないらしいです。いい話ですね。

そんなわけで、みなさん、ぜひ映画館に足を運んでみてください。

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