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2013年4月

2013年4月24日 (水)

『THE MOUNTAIN GEAR 山のベストギア&ウェア 2013』発売中

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昨日、『THE MOUNTAIN GEAR 山のベストギア&ウェア 2013』が
発売されましたよ。その名の通り、山岳装備のムックであります。

かかわった僕がいうのもアレですが、これがなかなかよくできていて、
たんなるカタログには終わらず、読みごたえあり。

で、このなかで僕が何を書いたかというと……。
表紙にも名前といっしょに小さく入っていますが、
「40歳の山道具」というかなり長い巻末の読み物。
実際には僕はすでに42歳になっちゃっていますが、
まあ、「40歳前後の人が同時代感を味わえる」、
というような意味を含んでいるタイトルなのです。

具体的なその内容は、僕が高校山岳部に入ったばかりのころの思い出話。
ギアとウェアの本なので、話は「山道具」にからめてあるわけです。
初めて登山店に行き、先輩がいうままに装備をそろえ、
その後、自分のほしいものを買い足していく、というような。

今回の原稿の中の僕は若いですよ。だって15歳なんですから。
そんなこともあってか、この本はほぼオールカラーなのに、
僕のページはすべてセピア色になっております。
さらに今となっては古~い、そのころの僕の道具もたくさん撮影し、
9ページの中に収めているのであります。

下はスタジオでの撮影風景。
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いまだに持っている高校時代の登山ウェアを自分で着て、
ブーツやバックパックも当時のもの。
これはもうセルフ・コスプレ感覚ですね。
こんな写真には、僕の手書きの一言コメントもつけてあります。
なんだか今週は僕の小汚く、子どもっぽい文字を誌面で露出することが連続し、
これでいいものなのかと考えてしまいます。
好きでやってるんじゃありませんからね。

というわけで、まずは書店でご確認ください。

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2013年4月23日 (火)

『ランドネ 6月号』発売中

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『ランドネ 6月号』が本日、発売になりました。
昨日の『ヒュッテ Vol.9』に続き、女性用の雑誌ですね。

このなかで僕が書いたのは、特集「山歴2年目の登山計画」のうち
「アコガレの高い山」として、北アルプスの2つの山。
具体的には、立山に近い奥大日岳と、
上高地から行ける焼岳の2ページ分です。

自分自身のことを考えれば、今年は北アルプスのどこに行くんだろう?
狙っている山域はいくつかあるんだけど……。

というわけで、興味のある方は、ぜひチェックを。

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2013年4月22日 (月)

『ヒュッテ Vol.9』発売中

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本日、『ヒュッテ Vol.9』が発売になりました。
次の号で、とうとう10号目になるんですね。

特集は「山登りの教科書2」というものですが、
途中にいくつかコラムが挟み込まれ、
僕は「登った後の山」として、地図と山行記録の話をしています。
原稿は他のライターさんが書いて、1ページ分。

このなかに出てくる地図は僕の私物で、書き込んである字も僕のもの。
これがまあ汚過ぎ、自分でもときどき判別不能になるほど。
雨の中とか、歩きながらとか、そんな状態で書いているから仕方ないとはいえ、
根本の問題となっているのは、僕の文字の書き方が適当だからでしょう。
いやはや。

そんなわけで、書店で手にとって見てください!

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2013年4月20日 (土)

奥秩父/飛龍山

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気分転換にブログをアップしてみております。
本当はこんなことやってる場合じゃないのだけど、でもまあ……。

今回は3月はじめに行ってきた奥秩父の飛龍山であります。
取材じゃなくてプライベートの1泊2日です。

出発は丹波。このあたりの山域らしく、登山口にはゲートがあります。
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シカやイノシシから農作物を守るためのものですね。

本当はここから登るはずじゃなかったのですが、
はじめに予定していた後山林道が土砂崩れで通行できなくなり、
急遽、こちらから登ることにしたのでした。

まだ新緑の時期ではなく、低い場所は茶色の世界。
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もう今ごろは木々が芽吹いてきているんでしょうね。

地図を見ているだけなのに、ものすごく楽しそうなOくん。
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先日ここでも紹介した鈴木みきちゃんの本を作った編集プロダクションの男です。

サオラ峠を過ぎると、雪も出てきました。
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こちらの男は編集者のSさん。
足に履いているのはゴローのブーツであります。
僕は先日の雑誌『ビーパル』でオーダーメイド登山靴
ゴローを取材しましたが、Sさんはそのときの担当編集者。
じつはそのとき、2人いっしょにゴローでブーツを作っていたのでした。

だからこの山行、2人同時にゴローをデビューさせるために
わざわざ企画したものだったのですが……。
僕は思い違いで完成していたらしいブーツを受け取りにいけず、
いつものブーツ。それじゃ、意味がないのだけど。

でもこのメンツは、以前はよく遊びで山に行っていた仲なので、
ゴローはともかく、ひさしぶりにいっしょに山に行けただけでもOKです。

この日の宿泊は「三条ノ湯」のテント場。
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テント泊をしても風呂に入れるよい小屋です。

僕たち以外にもテント泊の人が1名。
で、僕たちがテントをそれぞれ張ると……。
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僕以外は、なぜかみんなライペンのエアライズ1。
なんだか妙なテント場であります。

そして風呂に入り……。
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メシを食い……。
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さすがに3月ともなると寒さはそこそこで、他の方が眠るタイミングまで
僕たちもけっこう遅くまで起きていました。

こいつは、このときに背負っていった僕の新しいバックパック。
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ULAの「EPIC」というモデルで、ハイカーズデポで2つだけ輸入したというもの。
シートゥサミットのビッグリバーというドライバッグの65ℓが収納部分になっており、
それにハーネスを取り付けてあるという特殊タイプです。
その構造でわかるように、完全防水。
この1週間後に行く予定になっていた西表島では
今年もまた海や川のなかを歩くだろうと、買ってみたんですよ。
今回は完全防水である必要はまったくない山行だったけれど、
背負い心地を試してみたくて、これを使ってみたのでした。

翌日、三条ノ湯を出発し、飛龍山へ。
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このあたりはアイゼンがなくても歩けるけれど、
アイゼンがあると歩きやすい、という微妙な雪の状態。

標高を上げていくと、奥秩父の山々、というかほとんど奥多摩。
下の写真の左のほうには、雲取山があるはずです。
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しかしまあ、最近このあたりを歩くことが多いなあ。

北天のタルに到着。
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だけど、問題はここから。
斜面に登山道があるはずなのですが、前に歩いた人のトレースはほとんどなし。
かといって、ヤブ漕ぎできるような状態でもなし。
じつは小屋で事前に聞いたところ、
ここ数日の他の登山者は、みんな「歩けない」といって戻ってきていたのだとか。
たしかに歩くのが面倒な気持ちになる雪の斜面が続いており、
そこをトラバースしていかねばならないのでした。

さて、どうしよう?
僕たちの計画は飛龍山から縦走し、
稜線沿いにサオラ峠まで歩いて下山する予定。
だけどこの雪の状態ではかなりスピードが遅くなりそうなので、
荷物はここにデポし、山頂にはなんとか往復したうえで、
元の道を引き返して下山するという方向に変更しました。

それからは僕が先頭になって雪を切り、1歩1歩前進。
幸い、歩きにくい場所はそれほど長くはなく、意外とスムーズに突破。
とはいうものの行動中に余裕はなく、写真は1枚も撮っていなかったりして。

そんなわけで、こちらはすでに巻き道を使って到着した禿岩。
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奥秩父には視界が開ける場所が少ないけれど、
その限られた場所の中でも、この禿岩からの眺めは格別。
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いいですねえ。いかにも奥秩父の奥深さが感じられて。
富士山もよく見えたけれど、そういう写真は今回、省略。

その後、ヤブのなかの細い道らしき部分を伝って、飛龍山山頂へ。
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これで、よし。

それから僕たちは三条ノ湯に戻り、同じ道で下山。
しかし予定変更のために時間がかなり遅くなり、サオラ峠では夕暮れに。
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ここからはひさびさのナイトハイク。
でも前日に歩いた道だし、危険地帯もないし、大きな問題はなし。
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遅いといっても19時には下山を完了し、今回は終了。
しかし、ゴローのブーツをデビューさせたかったなあ。

それにしても、こういう写真を見ていて思うのは、
自分には大きな病気もなく、まだ元気に生きていて、
好きなように山を歩いていていられるんだな、ということ。
これから先、なにがあるかわからないけれど、もっと山に行かないと。

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2013年4月16日 (火)

『PEAKS 5月号』発売中

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昨日、『PEAKS 5月号』が発売されました。特集は「奥秩父」。
僕も昨年に行った笠取山のルポを1本書いています。
これが7ページ分。
笠取山は初めて登った山でしたが、予想以上にいい場所でした。

さて、あくまでも今回の大特集は、奥秩父であります。
だけど今号からやたらシンプルになってしまった
表紙には記載されていない、違う記事も僕は書いているんです。
しかし、こんなになにも書いていない表紙で、
今後のPEAKSは書店で手にとってもらえるのかな。

とjもあれ正直なことを言えば、笠取山よりもそっちをぜひ見てもらいたい。
だって、笠取山は1年中すぐにでも行けるけど、
そっちはなかなか歩くことができない場所だから。

それは、北アルプス最北部に位置する毛勝三山の7ページ。
三山を通過する登山道はなく、
雪のある時期にしかほとんど歩けない山域なんですよ。
このブログでも以前紹介していますが、
もう1度、写真をお見せしてしまいましょう。
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雑誌の記事と以前のブログの記事を見比べるとわかりますが、
ここでどうしても言わねばならないことがひとつ。

ブログでは山を歩いているのが2人(カメラマン以外)ですが、
雑誌上では僕1人のみの写真で構成しているんです。
というのも、このとき連れて行った新人ライターが、
その後に多大な人に、多大な迷惑をかける行為を行ない、
とても誌面に出せる人間ではなくなってしまったから。
このルポ自体、危うくお蔵入りする寸前だったんですよ。

非常に期待していたヤツなんだけど、仕方ない。
ここでは詳細は書きませんが、心をきちんと改め、
迷惑をかけた分はきちんとつぐない、更生してもらいたいと思います。

その他、今号のPEAKSでは、中型パックとアウトドアリサーチのページに
僕の一言コメントがそれぞれ載っています。

そんなわけでここでは微妙なことも書いてしまいましたが、
PEAKS5月号、読んでみてください。

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2013年4月15日 (月)

『山と渓谷 5月号』発売中

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本日、『山と渓谷 5月号』が発売されました。

大特集は「最新登山用具を試した」というわけで、
僕も「水分補給アイテム」の分野でテスターとして参加しました。
簡単にいえば、ボトル類やハイドレーションシステムなどですね。
原稿は他のライターさんが書いてくださりましたが、これが2ページ分。

このほか、前にこのブログでも紹介した
デイナ・グリーソン御大にインタビューして作った
「ミステリーランチ」に関する記事も2ページ。

ぜひ御覧になってみてください!

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2013年4月10日 (水)

『ビーパル5月号』発売中

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本日、『ビーパル5月号』が発売されます。
大特集は「キャンプ」なのですが、僕が担当したのはそれではなく、
表紙に小さな写真がズラリと並んでいる
「コストパフォーマンス商品VS最高級逸品」という小特集であります。
これが7ページ。

コストパフォーマンス的商品はたくさん登場するので割愛するとして、
高級品のほうで取り上げたもののブランドを列挙すると、
ヒルバーグ、フェザークラフト、ミステリーランチ、ビクトリノックス、
ペツル、武井バーナー、シートゥサミット、そしてノローナ、という感じ。

具体的にどんなアイテムであるかは誌面を見ていただくとして、
紹介されているアイテムのなかのひとつは、
僕もこの後に買ってしまいました。
高級といっても他のモデルよりも価格が高いとはいえ、
少し頑張れば買える程度のお値段。
その商品、前から目をつけていたんですよね。
いずれ、雑誌やこのブログで紹介することがあるかと思います。

いつもよりも目を引きそうな表紙の、今号のビーパル、
ぜひチェックしてみてくださいね。

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2013年4月 8日 (月)

東京の山/ひさしぶりの高尾山

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ちょうど1ヵ月前のことです。数年ぶりに高尾山に行ってきました。
でも行ったというほどでもなく、滞在時間は長くはありませんでした。
しかし、こうやって都心の方向を見るのは久しぶりで、新鮮な気持ちに。
もうちょっと空気がクリアだったらよかったんだけど。

このときは高尾山の登山道のなかでは比較的大変だといわれる
稲荷山コースから登っていきました。

で、あっという間に、山頂からのカット。
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せっかくの丹沢方向もあまりよく見えず、若干がっかり。

えっと、これ、何という名前? OO焼だったかと思うんだけど。
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ダメだ、どうしても思い出せない。
だけど、天狗の顔なんだから、たぶん天狗焼なんでしょう?

なんてことを書いていたら、お店の写真を撮っていたことが判明。
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やっぱり天狗焼と書いてありました。

それにしても、このときは花粉症の症状がひどく、
それなのに周囲には黄色い花粉をつけた杉の木ばかり。
今回のミッションを終了させると、早速帰ることにしました。
いやもう、だんだん気分がよろしくなくなっちゃうくらいなんですから。

そんなわけで、ごく簡単に高尾山のことでした。


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2013年4月 7日 (日)

北八ヶ岳/麦草峠~白駒池 周辺

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2月、北八ヶ岳を歩いてきました。
このころは仕事がものすごく忙しく、この月の唯一の山行。
といっても、これだって仕事なのですけどね。

取材のテーマというか目的は、写真家の小林紀晴さんに写真を撮ってもらうこと。
八ヶ岳は小林さんの地元なので当然だとして、
ルートなどは、ある意味ではどこでもいいのであります。
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というわけで、蓼科ピラタスロープウェイを下りると、
早速、カメラを構える小林さん。
じつは僕とは最寄り駅が同じで、ご近所さんでもあります。

北横岳。
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同じような時期に、あの山にも行ったことがありましたが、
そのときは鈴木みきちゃんがいっしょでした。

諏訪盆地。
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小林さんの実家もこのどこかにあるわけです。

被写体が僕だけではいかんだろうと、女性もひとり。
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西表島好きという点で僕と共通点がある、恵美ちゃん。
友人の妻なんですけれど。

宿泊は、麦草ヒュッテ。
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外観もかわいらしいし、快適だし、みなさん親切でありがたかったです。

翌日。
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スノーシューで、高見石方面へ。
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雪が降ってから誰も歩いていないようで、なかなか美しい雪面でした。
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スノーシューが初めての恵美ちゃんも頑張っております。

丸山の山頂から。
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雲によって空にも表情が出てきて、なかなかいい感じ。

ここから下るときに、「ここは滑りやすいからね」といったのですが……。
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予想通りに滑ってくれると、うれしいものです。
別に危険なわけでもないし。
後ろにいる小林さんも、ニヤリとしています。

で、高見石。
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雲がまったくなく、快晴そのもの。
むしろ少しくらい残っていてくれたほうが、写真にメリハリが出そうなものですが。

高見石から見た中央アルプス。
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いいですねえ。

浅間山。
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いいですねえ。
先日ブログにアップした「両神山」でも、山頂から撮った写真を使用しましたが、
角度も違えば、天気や時間も異なるので、雰囲気が変わって見えます。

そして、白駒池。
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これからあそこまで下り……。
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まあ、このような感じ。
小林さんは遠くに離れ、僕たちを撮影してくれています。
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前にも小林さんとはこの場所にプライベートで来たことがあって、
そのときの写真が、今年の小林さんのカレンダー『八ヶ岳』 に使われているわけです。

こちらは恵美ちゃんが撮ってくれた僕の後姿。
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赤いバックパックが白い雪になかなか映えております。

というわけで、小林さんが撮影した写真が掲載される雑誌は、
次の冬になってから。
楽しみにしていてください。

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2013年4月 6日 (土)

僕の本、『トレッキング実践学』が第6刷に

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2010年の今くらいに発売した、僕の1冊目の書籍『トレッキング実践学』。
3年たって、このたび第6刷まで到達しました。
予想外に、といったら我ながらアレですが、予想以上に好評でした。

で、今回は一部の写真をリニューアル。
具体的には以下のカットです。
Yr
手に持っている携帯電話が……。
Nva
スマートフォンに。

はい、これだけ。

上の差し替え写真のデータは、
僕の手持ちのPDFのデータから切り取ったものなので、
よく見ると微妙に文字の位置も違ったりしますが、
実際の書籍ではまったく同じです。念のため。

と、ここまで書いていたら、もう1カットあったのを思い出しました。
(FACEBOOKで紹介したときにも、忘れちゃってたんだけど)
「雑誌や書籍」というコラムのカットに写っている雑誌も、
比較的最近のものにしたんですよ。
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これは今回の新しいもので、当初のものは今となってはかなり古い号なのでした。

あとはまったく変わらないので、以前に購入していた方はご安心を。
ともあれ、この新しい写真になったものが、
これから8000部ほど市場に出回ります。
すでに買っていただいた方も、書店でチェックしてみてもらうと
少しは面白いかもしれませんよ。

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2013年4月 4日 (木)

奥秩父/両神山 (雪との妙な戦い)

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もうかなり前のことになりますが、1月中旬に両神山へひとりで行ってきました。
世の中はもう春なので、さっさとブログにアップしておきましょう。
上の写真は、山頂から見た浅間山であります。

このときは夜から天気が崩れることがわかっていたため、
面倒なルートは避けようと、ド定番の日向大谷口から出発。
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このまったく雪がない駐車場の風景、覚えておいてください。

凍結箇所もほとんどないので、行動はスムーズ。
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こんな道をズンズンと進んでいきました。

清滝小屋の手前にある弘法乃井戸の付近。
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水場として期待していましたが、やっぱり凍結していました。
そりゃそうですよね、1月なんですから。

で、清滝小屋の裏に愛するテント、ドマドームを設営。Img_1267a
そして身軽になって山頂へ。

こちらの岩は、横岩。
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この日、僕以外の登山者は数名いましたが、みんな日帰りでした。

両神神社を通過。
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一説にはニホンオオカミともいわれる山犬様がお出迎え。

あっという間に山頂へ。
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すでにけっこう遅い時間です。山頂でいっしょになった人は
「駐車場に戻るのは、完全に夜だろうな」などと話しておりました。

しかし清滝小屋でテント泊を行なう僕には余裕があるので、
一人きりになった山頂で、ひたすらぼんやり。
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山頂からは奥秩父の山々がきれいですが、
いかにもこれから天気が悪くなりそうな雰囲気であります。

さて、ここでの問題は、「水」がないこと。
水場は完全に凍っているし、溶かして飲み水にする雪もないし。
ものすごく中途半端な状態です。
こうなると選択肢はひとつ。
さっきの弘法乃井戸からあふれ出て固まっていた氷を溶かすだけ。
水作りには効率が悪い方法なんだけれど。

そんなわけで再び、弘法乃井戸が登場。
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当初は、こんな状態。
この氷はゆっくりと固まったためか、ものすごく硬く、もはやコンクリート並み。

そこを手近にあったデカい石で殴りつけ、殴りつけ、殴りつけ……。
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写真じゃわかりにくいけれど、かなりの量の氷を割り取ることに成功。
しかし全力で作業したために全身汗だくで、時間も非常にかかったため、
陽がほとんど落ちた時間帯になってしまいました。
いや、ほんと、めちゃくちゃ硬い氷だったんですよ。

テントに戻るとクッカーのなかに氷を入れ、
バーナーの炎でなんとか溶かしていきました。
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水になったら野菜とウインナーを入れ、山中でのひとり鍋。
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火にかけながらつねに温かい状態で食べられる鍋は、
寒い時期にはお薦めです。

その後はゆっくりと本を読み、深夜に就寝。
しかし、朝になって起きると……。
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テントの外は、雪で真っ白。

フライの上に積もった雪を落としても、この有様であります。
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じつは出発前の天気予報では大雪の可能性が報じられており、
見事に当たったわけなのでした。
ちなみにこの日は、1月15日。
首都圏が雪で麻痺し、一大事になったあの日なのであります。

とはいえ、事前に予想していたことなので、大きな問題はなし。
むしろもっと積もってくれたほうが、アイゼンの効きがよいからと、
出発をズルズルと延ばし、雪がより積もってからゆっくりと下山を開始し始めました。
このとき、じつはちょっと嫌な予感はしていたのだけど。
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出発時の積雪は、20センチちょっとだったように思います。

下山途中、降雪のために道がわからなくなる場面もありましたが、
難なく正しいルートを見つけ出し、どんどん標高を下げていきました。
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このときで、積雪は25センチくらいかな。

日向大谷口の駐車場に到着。
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出発時とはまるで違う、雪の世界であります。
クルマの轍は残っているものの、なんとか走ったというような雰囲気。

僕はとりあえず奥にある東屋に入り、温かいウェアに着替え、バスを待ちました。
もしかしたら運休になったかもしれないと思いつつ、
こんな山奥を毎日走っているバスなのだから、
ギリギリやってくるのではないかという淡い期待も持ちながら。

ヒマなので、今回初めて使ったアイゼンを撮影。
適当に撮ったので、形状はよくわかりませんけどね。
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これはハイカーズデポで買った、カトゥーラのKTSクランポン。
6本爪程度の軽アイゼンでは頼りなく、
かといってクロモリの12本爪では大げさというような
まさに今回のようなシチュエーションに適した10本爪。
アルミ素材もあるのですが、僕は丈夫なスチールを選びました。
それでもかなりの軽量で、こいつは買って正解。

ついでに今回初めて使ったバックパックも撮影。
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マックパックのグリセードであります。
グリセードクラシックとは違いますよ。
これは以前から使い続けているモデルですが、今は廃番。
あまりに気に入って使っていたのはいいけれど、使い過ぎて傷みがひどく、
以前、ネットオークションでサブとなる2つめを落としていたのですが、
僕は懲りもせず海外のネットオークションまでチェックし、
なんと3つめをイギリスから送ってもらったのです。
だって、日本円にして1万円ちょっとで落札できたんですよ。
1つめ、2つめは黒でしたが、これはスレートという、ネイビー的なグレー。
さんざん使ってきたモデルなのに、ちょっと新鮮です。

そんな撮影をしているうちはよかったのですが、定刻を過ぎてもバスは来ず……。
とうとうバスを管轄している小鹿野町役場に電話すると、
「そこまでは行けなくなったけれど、もう少し下まではたぶん走る」とのこと。
「どうしますか?」といわれても、どうなるものでもなく
「自分でバスに乗れる場所まで歩いていきます」と答えて、電話を切り……。
もう一度荷物のパッキングをやり直し、車道を歩き始めました。
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いや~、しかし、どこまで行けばバスに乗れるのか?
へたすると完全にバスの運行はストップし、
両神庁舎あたりまで10キロくらい歩かねばならないかも、
この歩きにくい雪の中では、歩行4時間以上かな、などとも考えていました。

まあ、こんなタイミングであえて山に行った僕が悪いのですが、
だからといって危険なわけではなく、ただただ面倒さがアップしただけ。
なにしろ道の途中にはいくつもの人家があり、
たんにクルマが走れないだけなのですから。
自分が大変なだけで、誰かに迷惑をかけるわけでもないし。
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ただ歩いているのもヒマなので、ミラーに映った自分も撮影しちゃいます。

日向大谷口の駐車場から歩き続けること、約1時間半。
雪はますます深くなり、両神庁舎まで歩く覚悟さえできてきたころ、
突然、奇跡のようなことが!

久しぶりに見た「動いているクルマ」が僕のもとに。
運転していた男性は、
「さっき、役場に電話してくれた人ですか? バスは運休しちゃったのだけど、
ちょっと様子を見にきたんですよ。クルマに乗ってください」。
え、ホントに?

世の中には、親切な人がおり、親切な役場があるものですね。
結局、僕は西武秩父駅までのバスが出る小鹿野町の
バス停まで連れて行っていただき、さらにそのバスすら運休だとわかると、
今度はタクシー会社の前まで乗せてもらいました。

そのタクシー会社では、チェーンをつけ終えたばかりの1台を運よくつかまえ、
超スローペースの道のりながら、西武秩父駅に到着。
運休になった路線をうまく避けながら、じわじわと家に近づき、
途中からバスを使ってなんとか隣の駅までたどりつくと、
最後には再び徒歩で家に到着したのでした。
いやはや、長い道のりでした。

それにしても、小鹿野町役場はすばらしいですね。
僕は「自分で歩く」と伝えたのに、それでも迎えに来てくれるなんて。
秩父のことが好きになってしまいました。

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2013年4月 3日 (水)

『モノ・スタイル アウトドア No.14』 発売中

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なんか最近、雑誌の発売のお知らせしかしていませんが……。
5日ほど前、『モノ・スタイル アウトドア No.14』が発売されました。
特集は「キャンピングカー・スタイル」。

僕はキャンピングカーではないものの、
クルマでアメリカ本土48州をまわったときの話を、
連載の第3回目として10ページ分、書いています。
どのページも文字だらけで、1万字以上。
地域としては、フロリダからミシシッピ、テキサス州あたりのことで、
カリフォルニアを出発して、優に1ヵ月以上、
距離でいえば16000マイル、20000キロ以上も走ったころの話です。
この連載は、次が最終回になるはず。

一方で、この号から新しい連載も始まりました。
「Open the MAP」という2ページもので、
これから新旧の地図にかかわる話を書いていく予定。
第1回目は、僕が本格的に地図が好きになるキッカケとなった
スイスの1/25000地形図のことで、実際の地図は下の写真。
本当の地図はもっときれいなんだけど、写真は適当であります。
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これは高校1年生のとき買ったもので、今も僕の自宅に張られています。
外国の地図なので、実際に使うために買ったわけではなく、
ただただ、この美しさを眺めて楽しむため。
当時の僕としては、アート作品を買うような気持ちでした。
今思えば、高校生のくせに贅沢な買い物でしたね。
文中では、他に同じく高校1年生のときに買った
大判の地図帳(イギリスのもの)の話も加わり、
地図好きの人なら少しは面白く読んでもらえると思います。

ともあれ、詳しくはこのムックを読んでみてくださいね。

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2013年4月 2日 (火)

『マウンテンウエアカタログ 2013』発売中

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これ、正式な発売日はいつだったんだろう……。
ともあれ、ここ1週間くらいのうちに書店に並んでいたはずなのが、
『マウンテンウエアカタログ 2013』。
丸ごと1冊、アウトドアウェアのムックであります。

タイトル通り、内容はひたすらにモノの写真が並ぶ「カタログ」。
全部で400着以上紹介しているようなので、大した量ですよ。

といいながら僕が担当したのは、そんなカタログ的ページではなく、
それらをどのように組み合わせて着ればいいのかという
7ページにわたる「ウェアリング」の話。
「夏の山」「春秋の山」「テント泊のとき」「雨天時」と、
4つのシチュエーションに分けて説明しています。
こういう話、年に何度か書いている気がしますが、
一応まあ、「定番+微妙に最新」の話、なのかな。
この僕担当のページで登場するウェアはすべて僕の私物なので、
他のページのものと違って、今はショップで買えないものばかり。
そして何度も着用しているので、写真をよく見ると
けっこう薄汚れております……。

新しいウェアを探している人は、書店で見てみてくださいね。

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2013年4月 1日 (月)

『人生最後に乗るクルマ』発売中

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長々と家を留守にしているうちに、いくつかの雑誌が発売されておりました。

で、こちらは『人生最後に乗るクルマ』というムックで、
『カーセンサーEDGE』という雑誌の特別編集もの。
リクルート発行の雑誌の仕事は初めてで、なんとなくうれしい気がします。

このなかで僕が書いたのは「クルマ」そのもののことではなく、
「クルマで行くお薦めの山」の紹介。計2ページです。

正直なところ、ほとんどクルマというものに興味がなく、
一応所有もしているけれど、ただただ実用的であればいいという僕にとって、
仕事でなければ縁がないムックですが、
パラパラ開いてみると、意外と面白いものですね。
しかし、どれもこれも高級車で、値段が高いこと!

そんなわけで、クルマ好きの方は、ぜひチェックしてみてください。

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