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2013年5月21日 (火)

八重山諸島/2013年度・西表島遠征-1

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早くも2ヶ月前となる3月下旬、毎年恒例の沖縄県八重山諸島の
西表島へと行ってまいりました。
昨年は取材もからめていたけれど、今年は完全にプライベートの遊び。
もはや西表島には何度行ったことがあるのか、自分でもわからなくなってきました。

完成したばかりの新石垣島空港。
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ターミナルはとてもきれいで、まさかのスターバックスまで出店されていました。
しかし旧空港のひなびた雰囲気のほうが僕好み。
同じことが、数年前に新しくなった離島桟橋にもいえるのですが。

今年もまた、まずは無人の南海岸へ。
はじめこそ昨年と同じルートですが、
途中からはまだ歩いていない場所へ行く予定。
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そんなわけで、南風見田の浜を出発。
メンツは僕のほか、昨年もいっしょだったハイカーズデポの土屋智哉、
そして西表島は初めてだという写真家・野川かさね(敬称略)。
いつもの遊び仲間であります。
比較的自分の都合で休みを決められるのが、共通点。
本当はもっと参加したい仲間がいたのだけど、結局3人になりました。

はじめに目指すは、鹿川という以前は村があった場所。
しかしそこまでのルートは、昨年も一昨年前も
このブログで紹介しているので、写真を中心に説明は簡単に。

男2人はすでに経験している海岸なので、わりとスムーズ。
しかし、今回が初となるかさねちゃんは、けっこう真剣です。
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小さな体で大きな岩によじ登り、そして下り……。
けっこう大変な場所でも、「かさねちゃんなら大丈夫でしょ」と、
僕とツッチーのサポートは最低限。
アウトドア慣れした女性なら、こういう場所でも気楽にいっしょに行けるものです。

今回は出発が遅かったので、一気に鹿川までは行かず、途中でテント泊。
ゆっくりと急がずに行動し、鹿川には明日のうちに
到着すればいいことにしておりました。
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この日は夕日もなかなかきれいです。

今回の僕は、1ポールテントのなかに、
他のソロ用テントのインナーテントをぶち込むというスタイル。
これなら雨が降ったとしても、みんないっしょにメシが食えるというわけで。
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昨年はライター仲間の森山くんも、こういうスタイルでした。

翌日は引き潮の時間に合わせて行動。
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いつものようにリーフの内側の海の中を歩いていきます。
浜辺を歩くよりも、このほうが圧倒的にラクで、しかも早いから。
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このような海で、僕たちは夕メシ用の各種の貝を拾い、
ウツボを追いかけ、小魚をモリで撃とうとしたり。

そして、僕はやっちゃいました。
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これでもほとんどの血を洗い流した状態。
各指がおかしな感じで組み合わされているのは、
それぞれの指で出血している部分を圧迫し、止血しているから。
なんと6ヵ所にけっこう深い穴が刻まれてしまいました。

じつはシャコをつかまえようとして、
ヤツの鎌のような鋭い腕でやられてしまったんですね。
貝の殻すら叩き割るという捕脚肢をもつシャコを
素手で触ることは非常に危険だと知っていたのに、
捕獲意欲のほうが勝ってしまって……。
バカという言葉は、こういうときに使うものでしょう。

その後、10分ほどはポタポタと滴る血を海に落としながら、
僕は歩いていたのでした。
ただし、出血しながらもシャコはしっかりと捕まえましたよ。
なにしろ僕がいちばん好きな寿司ネタも、シャコなんですから。

ちなみに、血を流している写真にわずかに写っているのは、
この「海を歩く」旅のために、ゴローで特注した水抜けのよいブーツです。
バツグンに調子がよく、非常に満足。
いずれ詳しく紹介したいと思っております。

さて今回、同じ方向に歩いていく旅人が数組。ソロとグループがおりました。
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写真に写っているのは、巨大な発泡スチロールの漁業用浮きを
背中にくくりつけた男たち。なんでも数日前まで島でキビ刈りを行っており、
それが終了したので、みんなで遊びにいくとのこと。
浮きはあとでロープで縛り、島の裏側でイカダを組み立てるためだとか。
面白いことを考えるものです。

海が深い場所では、再び岩の上。
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天気はそれほどよくはないのですが、じつはとにかく蒸し暑く、
日陰もほとんどないので、途中から僕たちは熱中症寸前に。
そこで、無理やり日差しを避けられる場所に隠れ、長い休憩。
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自分の日傘をかさねちゃんに貸してやっているツッチー、やさしいね。
僕も完全に熱にやられ、一時はフラフラでした。

一昨年前は発見できず、昨年もなかなか見つけられなかった
難所を越えるための巻き道ですが、さすがに今年は問題なし。
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そして深い山の中に突入。
だけど、2人に先行してもらった僕は途中でルートを見失い、
かなりの時間のロスに。その他、ここでは軽いトラブルもあり、
再び海岸に出るまでに思わぬ苦労をいたしました。
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だけど、この日の目的地の鹿川が、やっと見えてきましたよ。

とはいえ、無駄に時間を食ってしまったため、予想以上に潮が満ちてきて……。
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小柄なかさねちゃんは、海中で体が浮いてしまい、なんとか歩くのが精一杯。
後ろを歩く僕もけっこうヤバいので、この程度の写真しか撮れないのですね。

ともあれ、鹿川に到着。

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それぞれにスタイルの違うテント、およびタープを張り、夜の準備。

拾ってきた貝で味噌汁を作り、川で捕獲してきたテナガエビを油で炒め、
いつものように西表島の味を堪能。
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上の写真で注目してほしいのは、テナガエビとは異なる
右上の赤いヤツ。これこそが、僕との死闘を演じたシャコ。
あんなに痛さをこらえて捕まえたのに、たった一口で食い終わりましたとさ。

(続く)

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コメント

庄太郎様

西表のアップ楽しみにしておりました!
山も大好きですが、港町で育った事もあり、遊び場としては海の方がなじみ深かかったりします。
祖父が漁師だった事も有り、シャコはうんざりする程食べましたが、自分で捕まえた事はありません。(岩場をビーサンで歩いて、フジツボで流血する事はよくありましたがw)

海と山の冒険が一挙に出来る西表。素敵ですねーー!

続き楽しみにしております!

投稿: | 2013年5月22日 (水) 18時52分

(無記名)さま

シャコは食えばうまいのですが、捕まえるのはなかなか難しいです。
ゆったりと泳いでいるようなのに、意外と手づかみはできず。
いや、手づかみしちゃいけないんですけれど。

2回目もアップしたので、続きも読んでみてください。
雑誌の原稿とは違うので、かなり適当ですけれど。

投稿: 庄太郎 | 2013年5月23日 (木) 11時25分

あらら。無記名でしたか?
大変失礼致しました。

投稿: 大西 聡 | 2013年5月27日 (月) 23時21分

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