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2015年12月28日 (月)

伊豆諸島・御蔵島、山と海の歩き旅-2

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2日目の朝。
小雨まじりの天気ながら、歩こうと思えば歩けないこともない天気。
とはいえ、昼以降は確実に雨が降りそうなので、
再びガイドさんと連絡を取り、短時間で行ける御代ヶ池コースへ向かうことに。
昨日の長滝山コースからも位置が確認できた谷間にあり、
僕好みのジャングルめいた道でうれしくなります。
こういう場所だと、雨も悪くないものです。

そこかしこに出てくるのは、大小のカタツムリ。
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御蔵島のカタツムリは色が黒いのが特徴で、
それはもともとの色でもあるのですが、
食べるものによって、さらに濃淡が出てくる種類もいるらしいです。
持って帰るわけにはいかないけれど、家で飼いたくなるかわいらしさですね。

そして、御代ヶ池。
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ガスのために視界が開けないのが残念だけど、
島の無人地帯にあることもあって、ものすごく静かで、どこか神秘的。
雨なりに楽しめる場所でした。
次に行く機会があれば、ここで食事でも作ってのんびりしたいもの。

午前中でガイドさんとの行動は終了し、いったん宿へ。
しかし、それから一気に雨は強くなり……。
まさに土砂降りで、もうどこにも行けません。
宿の中で読書をしながら待つこと数時間、
夕方前になってようやく小雨になり、
宿からすぐの場所にある「タンテイロ」というコースに行ってみました。
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ここはガイドさんなしでも歩いてよい場所で、
鬱蒼とした森が山の奥まで続いておりました。
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道の左右には、何本もの大木が。
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このあたりにはオオタニワタリやヒカゲヘゴなど、
食料になるシダ系の植物が多く、採集して食べたくなります。
もちろん、ダメなのだけど。
しかし、こういう植物がタンテイロに多いのは、
集落に近いため、食用として大事にしているからなんでしょうか?
もしかしたら、どこかから移植したのかもしれませんね。

ちなみに、タンテイロコースを歩いたときのマップがこちら。
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地元の小学生が作ったもので、いかにも自分たちで作ったという感じの
愛情あふれる地図になってます。こういうの、いいですね~。

その後、再び雨は強くなり、その日の行動は終了。
残りは最終日となる3日目だけに。
だけど、残念なことに、3日目の天気もいまひとつ。
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雨が降らないだけマシだと考え、集落からひとりで歩きはじめました。

北側にある集落から反時計回りに西側に向かっていくと、
海が見える角度は同じながら、人家がだんだん消えていき、
その代わりに海ばかりが広がっていきます。
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目指すは、黒崎高尾山の先にある海蝕大断崖。
この島にレンタカーはなく、安全のためにレンタサイクルにも乗れないので、
ガイドさんに頼らないとすれば、
7キロ近くも自力で歩いていかねばならないのであります。
でも、ほとんど舗装された車道なので、気楽なもの。
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工事関係の方以外に人はおらず、ここでものんびりできました。

2時間近く歩いて、やっと海蝕大断崖の展望台。
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古びた表示がなんともいえない味わい。
そして、ここに書かれているように、この大断崖は480mもの高さがあり、
東洋一ともいわれるのだとか。
展望台から見下ろす海は、さすがの大迫力!
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と言いながら、写真では表現できないんですよね、
自分がいる位置から海までの遠近感が。
これはぜひ、自分の目で見てもらいたいです。

この日は薄曇りながら、90キロ先の八丈島も見えました。
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今日はこのあと、御蔵島に別れを告げて、その八丈島まで戻るわけです。

集落に戻り、最後に「美々庵」という食堂で、昼メシ。
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このタカベとムロアジの焼き魚定食、うまかった!
もしも自宅の近くにこういう食堂があれば、きっと通ってしまうのだけど。
どちらも目の前の港ですぐに釣れるという話で、
これほど新鮮な魚が食べられるのは、伊豆諸島のよさですね。

そんなことをしているうちに、ヘリコプターの時間に。

御蔵島の旅はこれで終了。
天気がよいときに来られれば、もっと楽しめたのでしょうね。
今回はあまり歩けなかったけれど、
御蔵島の山がもつ力はかなり高い気がします。
なにしろあれだけ無人地帯が大きく、ただただ原始の森が広がっているのだから。
御蔵島というとイルカウォッチングばかり有名ですが、
山にも目を向けてみるといいですよ。

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