街(まち)

2013年5月 6日 (月)

『激走! 日本アルプス大縦断』という本のこと

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連休前、このような本が発売されました。
タイトルは『激走! 日本アルプス大縦断』。
富山湾を出発し、北アルプス~中央アルプス~南アルプスの稜線を走り、
最後には駿河湾に出るという、総距離415キロの
トランスジャパンアルプスレースのルポルタージュであります。
著者の名義は「NHKスペシャル取材班」で、
番組では触れなれなかった数々のエピソードが盛り込まれています。
この本のことは、もうすぐ発売される某雑誌の書評ページで書いたので、
もろもろのことはそちらを見ていただければ幸いです。

しかしまあ、ものすごいレースですよ、これは。
僕は直接、その模様を見たことはないものの、
以前の回に優勝した田中正人さん、間瀬ちがやさんと
北アルプスをいっしょに走ったことがあり、
(いや、正確には僕はほとんど歩き。取材だったので)
その過酷さは何度も耳にしていたんですよね。
なにしろ、まともに休むこともなく、5日間ちょっとで415キロ走るんだから。
それに、これまでにも知り合いのカメラマンがこのレースの撮影を担当していて
話を聞いていたし、今回の表紙の撮影も前から知っている藤巻翔くんですし。

ちなみに発行は、僕が以前勤めていた集英社。
まさか、こんな本が自分と縁のある出版社から出るとは……。
それも担当編集は、僕の大学時代からの先輩なのであります。

山やアウトドアに興味がある人なら、絶対に面白いはず。
でもたぶん、これを読んでも、
このレースに出ようとは思わないはずですけれど……。
まずは書店で手にとってみてください。

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2013年2月 5日 (火)

アウトドアカルチャーのニュースサイト「A kimama」

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僕の仕事や遊びのアウトドア仲間たちが、
上の画像(勝手にキャプチャ)のようなウェブサイトを立ち上げました。
それも公開されたのが昨日のことと、できたてホヤホヤ。

アウトドアカルチャーのニュースサイト「A kimama」であります。

まだ始まったばかりなので、内容の充実はこれから。
とはいえ、すでに読むべき記事はなかなかそろっていますよ。
コツコツ書き溜めていたんだろうなあ。

個人的にとくに楽しみなのが、ライター仲間・藤原祥弘(通称ヨッチ)の
「ご近所狩猟採集ライフ」という連載。
ヨッチは水陸両用で食えるものをなんでも野外からとってきてしまう男で、
とくに「採る」よりも「獲る」腕前は大したもの。
これまでにヤツが獲ってきた(モリで)デカい魚を味わったことは数え知れず、
今回の連載で書いている「ミッドナイト潮干狩り」で獲ったアサリを突然もらい、
味噌汁にしたこともあります。メカブなんかも。

他の記名ありの連載では、林拓郎さんの「THE FIELD OF HEAVEN」もあり、
これから各分野のガイドさんを紹介していくようで、
これもまた興味深い内容です。

ともあれ、どの記事もきちんとプロが作ったもので、なにかと役立つはず。
まったく役立たなくても、どこか面白いはず。
そんなわけで、おヒマな方は、サイトを覗いてみてください。

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2012年12月17日 (月)

写真家・小林紀晴さんのカレンダー 『八ヶ岳』

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来年用の美しいカレンダーを探している山好きのみなさん、
僕からのお薦めはコレですよ。
写真家・小林紀晴さんの『八ヶ岳』であります。
ほぼ1年前の昨年の紅白歌合戦で、小林さんが撮影した写真
(東日本大震災のときに生まれた赤ちゃん)が使われたことなど、
何度かこのブログでも紹介している方です。

昨年、同様にこのブログでく写真家の矢島慎一くんのカレンダーを紹介し、
その5月の部分に僕が風景に入り込んでいる写真が
使われているなどと書いた記憶もあるのですが……。
じつは、この小林さんのカレンダーにも、僕が写っております。
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これは僕がカレンダーを複写したものでしかなく、
実際の印刷物は、もっときれいなんですねどね。
もっといえば、小林さんのオリジナルプリントは、この比ではないはず。

ちなみにこれは、2009年1月の北八ヶ岳。
このときは2人だけで、プライベートで行ったのですが、
結果的に同年の春の『PEAKS第1号』にも掲載されています。
当時はまだ月刊誌ではなく、不定期のムック扱いでした。

で、この使ってもらった写真を見ているうちに懐かしくなって
そのときに僕が撮った写真を探してみると……。
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まったく同じ白駒池の上にいる小林さんを発見!
上の写真と比較してもらうと、面白いでしょう。
小林さんが撮影した写真は、僕が適当に撮ったものとは違い、
さすがに趣があって、すばらしいです。

というわけで、山のカレンダーをお探しの方は、ぜひこちらを。


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2012年11月29日 (木)

「登山」モチーフの雄勝石アート作品

先日、仙台の実家に戻ったときのこと。
あるモノを、両親からプレゼントされました。
それも「庄太郎は絶対に喜ぶはず」と自信満々で。

あまりにも自信たっぷりなので、
正直なところ「気に入らないものだったらどうしよう?」とか、
「ものすごくセンスが悪いものだったら、どういう反応をすればいいのか?」とか、
受け取る前にいろいろなことを考えてしまったわけです。
だって、両親と好みが同じことって、あまりないじゃないですか。

そんなわけで、そのプレゼントが下の写真。
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なんだこれ、すごくいいじゃん!

バックパックを背負って山を歩いている人の姿ですね。
見るところ、2人はザイルでつながれているので、雪山なのでしょう。
僕の両親は「まるで雑誌に載っている庄太郎のようだと思って」買ってくれたのでした。

東京に戻ってから、このプレートを作っている方のことを調べてみたところ、
僕の地元、宮城県の石巻に拠点を持つ生田目富紀夫さんらしく、
下地になっている黒い石は、特産物の雄勝石。
雄勝石は現在は石巻市になった雄勝町の原産で、硯(すずり)の原料でもあり、
先日復元された東京駅の屋根に使われているスレートも、これなんです。

以前から東京駅用に、数万枚の雄勝石スレートが用意されていたようですが、
大震災のとき、雄勝町は津波に飲み込まれ、
東京駅の復元にも大きな影響が出る寸前に。

しかし、地元の人々の熱意でかなりの量のスレートが泥の中から拾い出され、
一枚一枚洗浄されて、なんとか東京駅の復元に役立ったのでした。

そんな雄勝石の作品が、こういう形で僕の家に来るとは、うれしいものです。
もともと雄勝町は父の田舎に近い場所にあり、
僕には子供のころから、なんとなく馴染みが深いんですよね。

よいものをプレゼントしてくれた僕の両親に感謝。
それにしても、親からプレゼントをもらったのって、
中学生のころ以来かも。

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2012年11月 3日 (土)

映画 『Japan in a Day』、本日より公開

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今年3月、このブログでも紹介した 『Japan in a Day』プロジェクト
東日本大震災からちょうど1年後の2012年3月11日、
その日の「日常」を切り取ったムービーを一般の人に応募してもらい、
それを元にあのリドリー・スコットが製作総指揮をとって
1本の映画にまとめる、というものでした。
僕とは同じく仙台市出身で、しかもなぜか中学~大学まで学校がいっしょだった
フジテレビに勤務する早川という男が、プロデューサーとしてかかわっております。

その『Japan in a Day』が、今日から全国で公開されました。
詳しいことは、『Japan in a Day』のHPを。
いや、FACEBOOKのほうがわかりやすいかな。

この映画のために応募されたムービーは、
世界12ヶ国、8000本、300時間になるそうで、
それをすべてチェックしてセレクトし、編集するのは非常に大変だったようです。

公開は本日、つまり11月3日というわけですが、
これってたぶん、3月11日をひっくり返した日なんでしょうね。
ちょうど土曜日でよいタイミングだし。
確認しておけばよかったのですが。

僕自身は先月のうちに試写会で見てきました。
見ているときはぜんぜん気づかなかったのだけど、
途中でどうも僕と早川の同級生がちょっとだけ写っていたとか。
応募したものが、リドリー・スコットに選ばれたんですね。

で、映画の感想を申しますと……。
僕自身が被災地出身で、しかも仲のよい友達が
製作に携わっているということを差し引いても、非常によかった!
こういう映画に「よかった」という言葉はなんだか合わない気もしますが、
とにかく感動してしまいました。
とくに3月11日の地震があったその時間に、
日本各地でささげられていた黙祷の様子が連続して流れてくる時間帯、
どうしても涙が流れてきてしまい……。
試写会の会場でも、各方向から嗚咽が聞こえてきました。

この映画はあくまでも、地震から1年後の日常を撮ったもので、
とくにナレーションなどが入るわけでもなく、
おおむね時系列を追ってムービーがつなげられている体裁になっており、
必ずしも被災地の風景ばかりが出てくるわけではありません。
だけどやはり被災地の風景は何度も繰り返されて映し出され、
僕が自分が子どものころに遊んでいた場所などが突然出てくると、
ぐっと胸が締め付けられるような気分になりました。

そういえば、試写会で資料をもらうまでしらなかった事実がひとつ。
この映画、僕の友達の早川は偶然プロデューサーとして関係しているわけではなく、
なんでも彼が自分からリドリー・スコットにメールを書き、
こういう映画を作ってもらえないかとアプローチしたことから始まった
プロジェクトだったらしいんですよね。
僕に話し忘れていたのか、あえて話さないでいたのか。
ともあれ、それを知って、「本当にいい仕事をしたな、早川」と
自分の友達を誇らしく感じます。
地震の直後、早川が僕の家までやってきて、
ろうそくの炎の明かりの中で、いろいろ話し合ったときのことを思い出しました。
その早川が家に来たときのことは、一昨年前のブログに書いてあって、
それを自分で読み返してみると、ますます感慨深くなってしまいます。
まさか今になってこういう映画ができるとは、すごいことです。

試写会の後に早川と話していたときに聞いたのですが、
この映画の収益は、すべて寄付にまわすとのこと。
こういうことを宣伝の一環のように思われたくはないので、
自分たちで公表したりはしないらしいです。いい話ですね。

そんなわけで、みなさん、ぜひ映画館に足を運んでみてください。

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2012年3月19日 (月)

最近、パラパラと めくっている本(後編)

もうけっこう前に前編を書いた「最近、パラパラとめくっている本」の後編です。
いまさらな感じもしますが、以前「前編」と書いちゃったので、
「後編」もやらないと収まりが悪い気がして、今回アップしております

では、早速。
こいつはけっこう大判の『白い山脈』。
昭和32年発行なので、今から55年くらい前のもの。
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本の左下に「日本アルプス探検記録」とありますが、中身はすべて北アルプスのこと。
この本はどうやら同名の映画『白い山脈』を作る際の記録の一環だったようです。
僕はその映画を観たことがないのですが、
北アルプスを舞台にした、動植物を中心とする記録映画とのこと。
だから、本の内容もクマやらなにやらの動物や植物の記述が多く、
それに加えて、昔の山人の話や伝説的な話も載っていて、なかなか面白いです。
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古本屋やアマゾンでは2000円程度で手に入ります。

これは、ずっとずっと探していた『黒部・底方の声』。
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黒部峡谷の「高熱隧道」にまつわる興味深い内容が書かれています。
ある意味、あの有名な吉村昭の小説『高熱隧道』には描かれていない
裏の歴史というか、アナザーストーリーのようなものです。
工事のときにかなりの人数が入っていたという
朝鮮半島出身の人夫の方々の話が中心に据えられています。

下の写真の右ページは、高熱隧道の工事が行なわれていたころの
阿曽原温泉の宿舎の様子。
ああ、この本がもっと早く手に入っていたら、
昨年『PEAKS 12月号』で書いた高熱隧道をめぐる旅のルポ、
もっと面白い内容に膨らませられたんだけどなあ。
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この本はちょうど20年前に発行されていて、比較的新しいといえば新しいのだけど、
いくら探しても見つからなかったんです。
そんなわけだったので、発見したときはけっこう高価でしたが、迷わず購入。

これは本ではなく「東和シート」という会社のパンフレット。
昭和4年のものというから、83年前のものですね。
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表紙含めて10ページほどの薄手ですが、版型はA4よりもデカいです。
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写真だとわかりにくいけど、いろいろな形のテントがあって、けっこう面白いです。
サイズの表記は「坪」「尺」「間」という感じで、だいたいどれも4~5人用。
お値段は当時の価格で20~30円が多いようです。

これもまた、同じころのパンフレット。
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発行元は、なんと大丸百貨店、正確にいえば、大丸運動具部であります。
当時は百貨店が、山岳用具を売るためにパンフレットまで作っていたんですね。
26ページで、版型はA5。このパンフレットから通販もできたようで、
手紙を書いて注文するという形式。電話番号も一応載ってますが、たった4桁でした。
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右ページは、昔の登山用ウェア。
こういうスタイルで山を歩いていたとは、カッコいいかも。
実物を見てみたいものです。

前から集めていた山渓文庫の「アルプスシリーズ」。
北アルプスに関するものだけでも全部ほしいのだけど、
なかなか見つからず、やっと4冊に。
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50年くらい前の発行で、いったい何冊のシリーズだったのかすら、わかりません。
今度、山と渓谷社に行ったときに調べてもらおうかな。

というわけで、山の本といえば、いつも古本ばかり。
日本では、山は文化そのもの。新しい本を読んでいても得られない情報が、
古本のなかにはつまっています。
当然、ウェブで検索してもまったく出てこない話ばかり。
やっぱり本は偉大だ。

しかし、新刊も面白そうなものがあれば、もちろん買っております。
こちらは吉田智彦さんの『信念 東浦奈良男 一万日連続登山への挑戦』。
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中身は僕が説明しなくても、本の帯に書いてある通り。
27年間、毎日山に登り続けるとは、どういうことなんでしょう?
しかも、見るからに独特な格好で。
だけど東浦さんは、1万日まであとわずかというところで亡くなってしまうんです。

著者の吉田さんとは何かの会などでたまにお会いするのですが、
このあいだ、この本についてお聞きしてみたところ、
じつはこの本を出版する最後の作業中に東浦さんが亡くなったとのことで、
出来上がった本を見せることもできず、非常にショックだったそうです。
もともと1万日記録達成のタイミングで本が出ることになっていたのかもしれません。

これは間違いなく、いい本ですよ(本当は、まだ読み終わってないんですが)。
吉田さんと僕はほとんど年齢が変わらないのですが、
このような本をまとめるとは、本当によい仕事をしているな、と思います。
ちょっとうらやましいくらい。
僕もいずれ、このような何かを深く掘り下げた本を出せるといいのだけど‥‥。
ともあれ、お勧めです。



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2012年3月11日 (日)

誕生日、おめでとう。

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以前、このブログでも紹介した写真家・小林紀晴さんの写真が収められた本が、
すでに発売されております。

タイトルは『ハッピーバースデイ 3.11』。
1年前の今日、被災地で生まれた赤ちゃんが、ここで何人も紹介されています。

あれから、もう1年か。
被災地で生まれ育った僕は今でも当時の写真を見ていると、
涙が浮かんできて困るのですが、
この本の写真はいくら見ていても、気持ちがあたたかくなります。
並河進さんも文章もすばらしいです。

今日、書きたいことは、これだけ。

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2012年3月 7日 (水)

『Japan in a Day』プロジェクトに御協力を!

僕と中学、高校、大学までいっしょ、
しかも高校のときは席まで隣という親友が、興味深いプロジェクトを進めています。

その名も、『Japan in a Day』。
あの3月11日からちょうど1年経つ、今年の3月11日の「日常生活」ムービーに撮り、
それを、あの世界的な監督リドリー・スコットがフィルムにまとめるというものです。

僕の友人の早川敬之という男は、フジテレビのチーフプロデューサーで、
この企画の進行役。当然ながら僕と同郷なので、被災地である宮城県出身。
それだけに力が入っているようです。

僕が内容を説明するよりもわかりやすいので、
もらったプレスリリースの一部を転記してみますね。
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Japan in a Day』とは、自分のカメラで自分の“311の日常”、“軌跡の一歩”を動画で撮影・投稿していただき、その中の 独創的な映像とフジテレビの取材映像等を、フジテレビと英国の制作プロダクション“スコットフリー”が集約・編集し、一本の映画を作り上げていく“みんなでつくる映画、ソーシャルムービー”プロジェクトです。 完成した映画『Japan in a Day』は、今秋、日本を皮切りに世界でも劇場公開予定で、国際映画祭への出品も視野に入れています。 また、この映画の収益の一部は、被災地に寄付する予定です。

▽リドリー・スコット
2010年に築いた「Life in a Day」フォーマットは、“映画製作に参加する機会を世界中の人々に与える”という、新しい「実験」でした。個人からの動画投稿にはそれぞれのストーリー、秘密や願望が詰まっており、送られてきた映像から「今日を生きるとはどういうことか」を見ることができたのです。『Japan in a Day』からも同様に、しかしもっと密に、今日をいきる“日本人”の日常や希望、恐怖や夢を垣間見ることができると思います。その結果が今から楽しみです。そして、フジテレビがスクリーンを通して送る日本国へのラブレター、その成功を願っています。」
 

▽早川敬之チーフプロデューサー(フジテレビ編成制作局編成センター メディアプロデュース部)
「あれから1年がたっても、復興庁の統計によれば、いまなお34万をこす方々が避難を余儀なくされている事実に、私たちは今更ながら慄然としています。私自身、被災した宮城県の出身であるため、地震と津波の被害によって数多くの友人が命を落としました。“自分に何ができるのか”この一年、そう想い、悩み続けた皆様とこそ、このプロジェクトを一緒に進めたいと願っています。あなたは、だれと、どんな風に今年の311日を過ごしますか? 記録と記憶を共有する映画『Japan in a day』にたくさんの投稿をお待ちしています。」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
リドリー・スコットといえば、僕にとっては『ブレードランナー』や『ブラックレイン』の監督。
だけど『エイリアン』とか『グラディエーター』のほうが有名なのでしょうか?

より具体的な内容は、Facebook『ジャパン イン  デイ』公式サイトを。
YouTube 特設チャネル
も見てみてください。
リドリー・スコット、および僕の友人が詳しい説明をしています。

しかし知っている男が、このように話している映像って、面白いですね。
ともあれ、よい仕事を。頑張れ、早川!

とにかく忘れてはいけないのは、「3月11日」に映像を撮るということ。
そして、自分で撮った映像が、映画に使われる可能性がある、ということです。

早川には「結局、どういう映像がいいのかな?」と聞いてみましたが
そのあたりは最終的にセレクトする、リドリー・スコットの考え次第なので、
なんとも確実なことはいえないようです。

ただ、リドリー・スコットが繰り返して使っていた単語は
「パーソナル」だったようですよ。
僕も3月11日には、なんらかの映像を撮って、投稿するつもりです。

本当は、3月11日は喪に服すように静かに過ごそうと思っていたのですが、
自分の仕事が山積みになっていて、どうにもやらねばいけない感じ。
いやでもバタバタの日になりそうで、嫌になります。
しかし、このプロジェクト用の映像だけは、マストですね。

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2012年2月24日 (金)

最近、パラパラと めくっている本(前編)

山にも行かず、街にすらめったに出ず、このところ自宅での仕事ばかり。
「北アルプス」に関する書籍を書いている、というか作っているからなのですが、
本当のところ、もう心身ともに疲弊しております。
予定通りの発売に間に合うのかどうか、ほとんど自信がありませんよ。

そんな日々を送るなか、僕の気晴らしとなっているのが、今回紹介するような山の本。
といっても、じっくり読む余裕はないので、パラパラとめくって眺める程度なのですが。
ついでにいうと、このブログをアップするのも気分転換の一環なので、
非常に適当に書かせてもらいます‥‥。
とくに古い山の本に興味がない方は、スルーしちゃってください。

こちらは昭和29年に発行された「立山・剱・黒部」、
および昭和30年の「上高地・槍・穂高」のガイドブック。
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今から58~59年も前の本だけあって、写真も不鮮明。
おそらく「上高地」の表紙は、もともとカラー写真ですが、
「立山」のほうは、モノクロ写真に着色したものでしょう。
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このようなビジュアル的要素は非常に少なく、ほとんどが文字。
しかし、今はない登山道や山小屋も紹介されていて、
かなり前から北アルプスの歴史を調べ、
知識をつけたいと思っている僕には、ものすごく面白い内容です。
なにしろ、あの黒部ダムができる前どころか、
着工すらされていなかった時代の北アルプスなんですからね。
もちろん今となっては、ガイドブックとしては実用的ではありません。

この2冊は、古本屋で1冊数百円で買えました。
今の本どころか、ウェブ上にも一切ない情報がたっぷり入っているのに、安いなあ。
こういう古書で集めた情報が、これからの自分の仕事の糧となるはず。
うん、きっと。

しかし、こちらはとても高価な本。
現在、例えばアマゾンでは1万円近い値段をつけている『日本山脈縦走』です。
こいつは昭和35年発行なので、今から52年前の本か~。
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内容は、読売新聞社が社業として行なった、「本州の山々をつなぐ大縦走」。
だから、「日本山脈」なんていう、聞いたこともない言葉がタイトルになっているんです。
具体的な内容は、東西2班に分けて、それぞれ45日かけて山の中を歩き、
最後には富士山で合流する、という長大な山行の記録。
当時の新聞には、この本の内容よりも、もっと詳しい話が掲載されていたはずで、
昔の新聞もあさってみたくなります。
自分が生まれる前に、こういうことが行なわれていたとは、スゴいですね。

さて付属の地図によると、この大縦走では下のようなルートをとったようで。
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この本は以前からほしかったのですが、どうしても値段が問題で、躊躇していました。
だけど、意外と安く売っているのを発見し、思い切って購入。
僕は海外のロングトレイルよりも、こんな日本の山の大縦走のほうに興味があり、
いつか自分の足で歩ききってみたいと思ってます。

とはいえ、この本のルートは、富士山で合流するために、どうにも不自然。
それに、登山道以外はクルマもけっこう使っているようです。
すべて歩ききるなら、自分なりに面白そうなルートを考えたほうがいいでしょうね。
まあ、本当に挑戦するときがきても、
それが3年先なのか、10年先なのか、20年先なのか、まったく想像がつきません。

しかし、実際に実行しないとしても、こういうデカい話は
地図を見ながら頭の中で計画をたてるだけで、相当に楽しめます。
何回に分けて歩くか、食糧補給はどうするか、どこにテントを張るのか、
それとも小屋を利用するのか、登山道がない場所は残雪期に歩くべきか、とか。

他にも、いくつもの面白そうな本を手に入れているのですが、
書きつかれてきたので、また後日に。
そんなわけで、今回は「前編」としておきます。

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2012年2月12日 (日)

先週末の加藤則芳さん「トーク&スライドショー」

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ちょうど1週間前の週末、加藤則芳さんの「トーク&スライドショー」に行ってきました。
加藤さんは、ここでも紹介した『メインの森を目指して』などの著作をもつ
バックパッカー&作家。いうなれば、僕の大先輩に当たる方です。

今回の主催は、「ウルトラライト」なアウトドア店として有名な三鷹のハイカーズデポ。
なんだか最近やたらいろいろな場所へ僕といっしょに遊びに行っている
店主の土屋智哉が企画したものでした。

加藤さんはアメリカのジョン・ミューア・トレイルやアパラチアン・トレイルの魅力を
日本にはじめて伝えた第一人者で、
国内外の国立公園をテーマに執筆活動を行っていただけに、
今回のお題は「ロングトレイルと国立公園」。
話は半年以上かけて歩いたアメリカのアパラチアン・トレイルに始まって、
日本の国立公園や自然保護の話にいたり、
再びアメリカのジョン・ミューア・トレイルに戻るというもので、
1時間半を予定していた講演時間があっという間に過ぎてしまいました。
僕自身には、アメリカのロングトレイルを歩く予定はありませんが、
やっぱり大先輩がこれまでにやってきたことを聞くと、刺激になるんですよね。

薄暗い場所で、しかも遠くから撮ったので不鮮明ですが、会場の加藤さん。Img_5511ba
現在、ALS(筋萎縮性側索硬化症)という
全身の筋肉が萎縮して、体が動かなくなっていく不治の病と闘っている加藤さんは、
すでに車椅子でしか行動できなくなっており、
今は首の上だけがかろうじて動かせるような状態です。
しかし、話をするには支障がなく、むしろ迫力があってビックリ。
最後にクルマで帰るのを見送りましたが、会場を出ると、
一気に疲れが出るのではないかと心配になりました。

1年ほど前に信越トレイルで加藤さんにお会いしたときは、
病気のことをまだ公にはしていないタイミングでしたが、
すでに病状はかなり進行していました。
それでもなんとかスノーシューをはいて雪原を歩き、
タイヤのチューブに乗って斜面を滑っていたのが、たった1年前。
それから何度かお会いしましたが、病状は残酷なほどに進むのみ。
このALSという病気の恐ろしさを感じざるを得ません。

今回は参加者も多く、あまりお話できませんでしたが、
春になったら改めてプライベートで話を聞きに行くことにしています。
加藤さんの話は、本当に勉強になりますから。
その前に、まずは自分で書いている本の仕事を終わらせないと‥‥。

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